🌧6月の気象ストレス × ホルモンのゆらぎ
“寝ても疲れが取れない”のは、湿気とホルモンのせいだった?
6月は、雨・湿気・気圧の変化といった“気象ストレス”が続く季節。
一方で、40代女性はホルモンのゆらぎ(PMSやプレ更年期)とも重なり、
「いつもの疲れとちょっと違う」「気分が上がらない…」という不調を感じやすくなります。
この連載では、6月に起こりやすい体と心の不調を、分子栄養学と気象医学の視点から紐解きながら、40代ママができるセルフケア法をお届けしていきます。
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「寝ても寝ても疲れが抜けない…」
朝起きてもスッキリしない。
昼間はずっと眠くてだるい。
夜は寝つけなかったり、途中で何度も目が覚める。
それ、ただの睡眠不足ではないかもしれません。
実は6月は、“疲労感”がピークに出やすい時期。
しかも40代は、ホルモン変動+栄養不足+自律神経の乱れという
“3重苦”が重なることで、疲れが「取れない・抜けない」状態になりやすいのです。
湿気と気圧がもたらす「自律神経疲労」
6月は、気温も湿度も高まり、体温調節が難しくなる季節。
さらに梅雨前線による気圧の変化で、
自律神経がフル稼働状態になり、慢性的な緊張モードに。
その結果、
🚨交感神経が優位で眠りが浅くなる
🚨呼吸が浅くなり、酸素がうまく巡らない
🚨夜になっても副交感神経に切り替わらず、睡眠の質が低下
こうして、「寝ても取れない疲れ」につながっていきます。
ホルモンの変化が「疲れの回復力」を奪う
40代は女性ホルモン(エストロゲン)の分泌がゆらぎ始める時期。
エストロゲンは、自律神経や血流の調整、代謝の活性化にも関与しています。
そのため、
🚨気温や湿度の変化に対応しづらい
🚨筋肉の回復が遅くなる
🚨疲労物質の代謝が落ちる
など、「回復力の低下」を感じやすくなります。
また、黄体期(生理前)にはプロゲステロンの影響で眠気やだるさが増すため、
「今月はずっとしんどい…」という状態に陥ることも。
分子栄養学で見る「疲れやすさ」の内側にあるもの
慢性的な疲労の背景には、ミネラル・ビタミン・アミノ酸の不足が潜んでいることも。
特に多いのは:
✅鉄不足:酸素が細胞に届かず、常に低エネルギー状態に
✅ビタミンB群不足:エネルギー代謝の要。特にB1・B2・B6
✅マグネシウム不足:神経と筋肉の緊張が抜けず、睡眠にも影響
✅たんぱく質不足:修復・回復の材料が不足すると、休んでも回復できない
「しっかり寝てるのに疲れる」状態は、“眠りの質”だけでなく“体の材料不足”も見直すサインかもしれません。
「6月の疲労感」に効くセルフアクション
✔ 夜はスマホ・照明を暗めにし、交感神経の刺激を減らす
✔ 寝る前の入浴は、40度以下で15分。副交感神経を優位に
✔ 朝食に**たんぱく質+ビタミンB群(卵・納豆・鮭など)**を
✔ 日中の軽いウォーキングやストレッチで血流を促す
✔ たんぱく質・鉄・マグネシウムを食事+サプリで補う
「私の体、なんだか止まらない…」と感じたら
40代になると、今までのように「寝たら回復する」という感覚が通じなくなることがあります。
でも、それはあなたが怠けているわけでも、気合が足りないわけでもありません。
変化の多いこの季節と、ホルモンの波に、
あなたの体がちゃんとついていこうとしているだけ。
疲れのサインに耳を傾けて、“自分のエネルギーを補う”こと。
それが、6月を穏やかに乗り切る第一歩です。
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次回はいよいよ最終回。
「まとめ:気象ストレス × ホルモンのゆらぎ、私の不調の正体」をお届けします。
この6月を少しでも心地よく過ごせるよう、見直しポイントを総まとめします。
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📌この連載では、40代ママの「ゆらぎやすい心と体」に、分子栄養学と季節の視点からやさしく寄り添っていきます。
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