「体型が変わった」のは気のせいじゃない



卵巣ひとつ・40代ママが“太りやすくなる本当の理由”



「そんなに食べてないのに太る」
「若い頃とは、体の重さが違う」
「お腹まわりだけ、なぜか落ちない」

40代を迎えて、体型の変化に戸惑うママたちは多い。
私もその一人だった。


特に卵巣を一つ摘出してからは、ホルモンバランスの崩れが一気に進んだのか、
体重は変わらないのに、見た目が明らかに“むくんで”見えるようになった。


何かが違う。
でも何がどう違って、どうすれば戻せるのかが分からない――。


この記事では、片卵巣の体をベースに、
40代ママの体型変化の真相を、分子栄養学の視点で紐解いていきます。




「40代になったら痩せにくくなる」は本当か?



結論から言うと、「痩せにくくなる」は本当です。
でもそれは「代謝が落ちたから」だけではありません。

私たちの体は、
✅ホルモンの司令系統
✅筋肉と脂肪のバランス
✅血糖とインスリンの波
✅ミトコンドリアの活性(エネルギー生産力)
といった、複雑なネットワークでコントロールされています。


40代になると、このネットワークのどこかで“詰まり”が起きやすくなる
特に片卵巣の私の体では、以下のような変化が起きていました。




片卵巣×40代で起こる、体型変化の連鎖



1. 女性ホルモンの分泌が減少 → インスリン抵抗性が上がる


エストロゲンは、筋肉を保ち、脂肪を分解するスイッチでもあります。
これが減ると、脂肪が燃えにくくなり、特に内臓脂肪が蓄積しやすくなる。


また、エストロゲンはインスリン感受性を高める働きもあるため、
その分泌が減ると「血糖が下がりにくくなる」→「脂肪として溜まりやすくなる」という流れに。



2. 筋肉量の減少 → 基礎代謝が低下



40代からの女性は、1年に1%以上の筋肉が減少すると言われています。
片卵巣でホルモン変動が大きい人は、そのペースがもっと早い可能性も。


筋肉が減れば当然、代謝も落ち、「同じ食事でも太る」体へ変化していきます。




「体重じゃなく、体組成」が変わっていた



私が最初に違和感を覚えたのは、体重計ではなく、鏡の前。

🚨肩回りが丸く見える
🚨ウエストのくびれが消える
🚨顔のむくみが戻らない

当時はまだ体重は増えていなかったのに、「体型だけ」が変わっていた。


それもそのはず。
分子栄養学的には、体重よりも“筋肉と脂肪のバランス(体組成)”が重要とされているからです。


筋肉が減り、脂肪が増えると、同じ体重でも見た目はふっくらして見えます。




「栄養の偏り」が見た目の老化を加速させる



当時の私の食生活は、こんな感じでした。
☀️朝:菓子パンとカフェラテ
🕛昼:コンビニおにぎりor麺類
🌕夜:家族の残り物をつまむ
🍰甘いもの:毎日必ず(ストレス解消)

この食生活では、圧倒的にタンパク質・ミネラル・ビタミンが不足します。
特に40代女性は、「コラーゲン・筋肉・酵素・代謝酵素」など、作る力がガクッと落ちる世代。


そこに材料が入ってこなければ、
肌のハリも、筋肉も、代謝力も当然低下していきます。


「疲れやすい・浮腫む・お腹が張る・太りやすい」
この全部が、栄養不足の結果だったのです。




40代・片卵巣ママが見直すべき栄養ポイント



1. タンパク質は体重×1.2g〜1.5gが目安

髪、肌、筋肉、代謝酵素の材料はすべてタンパク質。
「1日2食」生活が習慣化しているなら、1食でしっかり20〜30gを意識。

💡おすすめ:卵、納豆、味噌汁、鶏むね肉、鮭、大豆製品、ホエイプロテイン



2. 鉄+ビタミンCで“代謝力”を回復させる

鉄不足になると、ミトコンドリアでのエネルギー産生がダウン。
それが冷えやむくみ、脂肪燃焼低下につながります。

鉄だけでなく、吸収に必要なビタミンC・B群・銅もセットで補給が鉄則。



3. 腸内環境を整える=ホルモン代謝を助ける

腸は「第二の肝臓」と言われ、エストロゲンの代謝と再吸収に深く関与しています。

便秘や腸内悪玉菌が多い状態では、
エストロゲンがうまく排泄されず、脂肪蓄積の原因にも。

朝一杯の白湯、発酵食品、食物繊維を意識的に摂ることが体型コントロールの土台になります。




私が「むくみボディ」から抜け出した3つの習慣



1. 朝食はタンパク質+温野菜+味噌汁が基本

「1日1食」だった頃よりも、朝食をしっかり摂ることで
日中の代謝・体温・集中力すべてが上がりました。



2. 週に3回、スクワットを10回だけ

運動が苦手な私でも続けられたのが「夜のスクワット10回」。
下半身の筋肉を意識するだけで、体型が少しずつ変わってきます。



3. プロテインと鉄サプリは“自分へのお守り”

40代以降の栄養は、食事だけでは追いつかないことも。
足りないものをきちんと補うことで、
「なんとなく不調」が軽くなっていきました。




まとめ



「最近、太りやすくなった」「体のラインが変わった」
それは、怠けたからでも、年齢のせいでもありません。


片卵巣という条件下で迎える40代の体は、
ホルモン・代謝・栄養のどれかが足りなくなるだけで、一気に“形を変えてしまう”ほど繊細です。


でも、必要な栄養を正しく補い、体の声に耳を傾ければ、
40代からでも、本来の自分らしい体型と心地よさを取り戻すことはできます。


どうか今日から、“自分の体”ともう一度仲直りしてみてください。


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