「毎日しっかり保湿しているのに、肌のかゆみが良くならない…」「子どもが夜中にかきむしってしまうのを止められない…」そんな悩みを抱えていませんか?
実は、アトピーのケアには”体の内側”からのアプローチが欠かせません。
その鍵を握るのが ビタミンA・D・E の3つの脂溶性ビタミン。
今回は、それぞれの働きと効果的な摂取方法について詳しく解説します。
1. ビタミンA
:肌のバリア機能を強化する守りのビタミン
アトピーの方の肌は、バリア機能が低下しているため、水分が蒸発しやすく、刺激に弱い状態。ビタミンAは、この肌のバリアを強くし、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)を整える役割があります。
◎ ビタミンAを多く含む食材
・レバー(特に鶏レバー)
・卵黄
・にんじん、かぼちゃ(βカロテンとして)
◎ 効果的な摂り方
ビタミンAは脂と一緒に摂ることで吸収率がアップ!
例えば「にんじんのオリーブオイル炒め」「レバーの甘辛煮」などがおすすめ。
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2. ビタミンD
:炎症を抑えてかゆみを和らげるビタミン
最近の研究では、アトピーの方にビタミンDが不足しているケースが多いことが分かっています。
ビタミンDは免疫調整作用があり、過剰な炎症を抑えることで、かゆみを軽減する効果が期待できます。
◎ ビタミンDを多く含む食材
・鮭・サバ・イワシなどの青魚
・きのこ類(干ししいたけなど)
・卵
◎ 効果的な摂り方
ビタミンDは日光を浴びることで体内で合成されます。
適度な外遊びや散歩も意識しつつ、食事からも積極的に摂りましょう!
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3. ビタミンE
:酸化ストレスを減らし、肌を守るビタミン
アトピーの症状は、体内の酸化ストレス(細胞のダメージ)が関係しています。
ビタミンEは、強力な抗酸化作用を持ち、肌や血管を健康に保つ働きがあります。
また、血流を促進し、肌の修復を助ける作用も。
◎ ビタミンEを多く含む食材
・アーモンドやクルミなどのナッツ類
・アボカド
・ひまわり油・オリーブオイル
◎ 効果的な摂り方
ナッツはそのままおやつに、アボカドはサラダやスムージーに。
オリーブオイルをドレッシングとして使うのも◎。
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まとめ
アトピー肌の改善には、外からのスキンケアだけでなく 体の内側からの栄養補給 が不可欠です。
特に ビタミンA・D・E は、肌のバリア機能強化・炎症抑制・抗酸化作用と、アトピーの悩みにぴったりの働きを持っています。
まずは 毎日の食事に少しずつ取り入れること から始めてみませんか?