本日のご紹介は、こちらです。





※本文抜粋※


夢がないっていう人は、とにかく今、目の前にあることに一生懸命になってみろ。
がむしゃらに打ち込んでみろ。
夢を持とうとしなくてもええから、今、目の前にいる人を笑顔にしてみようって思ってみろ。




すべての人には、自分で苦しみや逆境から立ち直る力があるって。
そして、それは出会いという奇跡によって始まるんです。




人間は、ほうっておくと、頭の中に自分の経験をもとに新しいものを創り始めます。
それがいい想像であれば『希望』と呼び、悪い想像であれば『不安』と呼びます。
でも、どちらもまだ、この世に存在しない、新しいもの、自分の頭の中だけに存在するものでしかありません。
それを、不安のほうだけをさも事実のように思い込んで生きるというのは、自分の中に、自分でオバケを想像して、それに怯えて生きて、実際に自分で創造して、やっぱり思ったとおりだ、と納得しているということです。

***

あなたは悪くないです。誰かに対する罪悪感をなくす必要もない。それは、あなたの優しさ、謙虚さの源です。
それがあるから、あなたは人の痛みのわかる優しい人になれたんです。
だからといって、幸せになる資格がないっていうのはおかしい。もう、オバケを創り続けるのはやめにして、希望を創っていきませんか。あなたは幸せにならなければいけない。




人間は自分で乗り越えた壁の分だけ強くなる。




いいことがあると、過去が変わります。
人間は未来を変えることができるといいますが、過去も変わるんです。




誰の人生も、一寸先は闇なんだろうなぁって。でも必ずその闇の先に光はある。
その光に向かって歩いて行った先に、新しい人生は待っているんだろうなぁって。
そして、そのたびに人間は新しい人生のはじまりを迎えることができるんだって


※ ※ ※





今回は娘のことを少し。

娘が産まれて早いもので5年を迎えました


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いいことがあると、過去が変わります。
人間は未来を変えることができるといいますが、過去も変わるんです。

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こちらは
上記にも抜粋した一文です



この言葉、実は以前にも
人生の大先輩からいただいた言葉でもあります
そう、ちょうど娘の産まれた頃に、、



娘が産まれ
手術を終え
退院するまでの4ヶ月間は
私の人生で最も苦しい時期でした

(娘のことはこちらにまとめてあります)



「一寸先は闇」


まさにその通りで
その闇が
いつまで、どこまで、どれくらい続くのか?

闇の先の光がどこにあるのか?
本当に光はあるのか?
いつになったら見えるのか?


未来の自分に
答えを教えてほしい、、と
懇願するように
日々を過ごしていました


光を感じることは出来ず
光を信じることも出来ず


それでも
喜多川さんの言う「オバケ」だけは
自分の中に創らないように
ありとあらゆる暗い情報
不安を掻き立てる情報を絶ちました


そしてただただ
目の前の
生きている娘
息をしている娘だけを見つめ
その事実だけを信じて過ごしてきました



あの頃のわたしに
この本を届けることができたら、、と
つくづく感じます



喜多川さんは
「人間は自分で乗り越えた壁の分だけ強くなる」
と言われていますが
この「強さ」は決して
「動じない強さ」という意味でも
「我慢できる強さ」という意味でもないと
わたしは思います



逃げも隠れも出来ない壁が
目の前に立ちはだかったとき
人は自分の弱さと
とことん向き合います



そして
その弱さから
絶対に逃げられないことを知り
自分のその弱さがどうにも出来ないこと
無くすことも
誤魔化すことも出来ないことを学び
弱さを受け入れる
心の広さを養うのだと思います



弱さに背を向けず
弱さを抱きしめて
俯いた顔を上げ立ち上がる


前を向くだけでは
涙が溢れるほど辛いなら
上を向いて空を見上げる


見上げた空にある太陽の
その光を信じて
一歩前に進む



***



何もない普通の日々が
あたりまえではないことだと
娘の笑顔はいつも
優しく教えてくれます



哀しみにも増して
喜びに涙もろくなったのは
光と共にある闇を
感じるようになったから



またひとつ
元気に歳を重ねられたことに
喜びを感じるとともに
あの頃の苦しみも一気にこみ上げて
泣き笑いみたいになるけれど



この日を迎えられるたびに
あの頃の思いを
わたし自身が少しずつ
受け入れられるようになりました



あの頃があって
今があること
どちらかだけでは感じられなかった
この気持ちを大切に
また一日一日を
過ごしていこうと思います


***


今回は
5年前の自分の気持ちに重なるところもあり
涙涙で読みましたが


この本の登場人物は
30代の男性女性

家族のこと
仕事のこと
子供のこと
生きているうえで関わる
全てにおいて何らかの悩みを抱える
大人の心に響く
素晴らしい内容でした



一冊の本には人を動かす力があり、
人を変える力もある。



本って、本当に素晴らしい。


それでは、また。