「こどもの日」ということで
喜多川泰さんのソバニイルヨの
ご紹介です
主人公は中学1年生の男の子
小学生から中学生になり
勉強
部活
塾など
活動の幅が広がるとともに
人間関係においても
友達
先輩
気になる女の子、、など
変化に生きるタイミング
色々な壁にぶつかり
たくさんの葛藤を抱え
様々な経験を糧に成長していくなかで
知っていると心の支えになってくれることの
“ひとつ”として
こちらの帯にある「アイ」があると思います
*作品後半にも出てきますが
「アイ」は「愛」ではありません
この春
中学生になった息子も読みました
おそらく
小学校の高学年であれば
読み込むことができるでしょう
また
多感な時期を迎える子を持つ
親御さんにも
その関わり方の“ひとつ”として
得ることの多い内容だと思います
最後は涙涙→鼻水→涙涙、、、と
自分のこれまでの経験と重なることもあり
かなり心揺さぶられました
でも
こんな感情を経験してこそ見える景色が
多感な時期を
人として
ひとまわりも
ふたまわりも
大きくしてくれるのだと思います
「アイ」を知ることの大切さを
あたたかく感じることのできる一冊でした
***
自分が中学生の頃に出会いたかったと
心から思う一冊
喜多川さんの本は
いつも
「もっと早く出会いたかった」と
感じるのですが
これもタイミングなのでしょう
親になった今だからこそ
出会えて
そして親として今
必要だから出会えたと、、、
子供が生まれ
親になるものの
子供が成長するにつれて
自分の視野の狭さや
未熟さを感じる場面が増えてきます
自分の経験したことでしか
伝えられることが無いということに
危うささえ感じるこの頃
「生きるうえで大切なこと」
その本質的な部分は
今も昔もきっと変わらないのでしょうが
自分の知っている「本質」と
「思い込んでいるもの」は
これまでの生き方で
案外ズレていたりするもので、、
自分でさえ違和感を感じる
その「ズレ」を
うやむやのまま
子供の生き方へ押し付けないためにも
まだまだ学んでいきたいものです
***
この10連休は
特に予定も無かったため
久しぶりに読書に没頭しました
大好きな喜多川さんの本
最新刊の「運転者」に始まり
「手紙屋〜蛍雪編〜」
「ソバニイルヨ」と
GWは喜多川さんウィークに
また改めて
これらの本もご紹介させていただきます