先週から1週間
39度の高熱が続いた2歳の娘


咳や鼻水など
風邪の症状で眠れぬ夜が続くものの

食欲はあまり落ちず

肺炎などの重症になるわけでもなく


ただただ
下がらぬ熱に

あたふたする日々……



娘は心臓のこともあり
普通の風邪でも
やたら過敏に反応してしまう



でもそれは
『疾患がある=弱い身体(命)』 と
わたしが勝手に
決めつけているだけのことで


心肺が停止しても
大きな手術をしても


いまがある ということは
それだけで娘は
じゅうぶん強く


『いま生きている』という意味での
『命の強さ』
わたしと
なんら変わりはないんだな……と



***


娘のような疾患がある子は
少し前なら
生きてはいられなかったでしょう


その意味では
現代医学に『生かされて』いるのかもしれないけれど


それでも危ない状態を繰り返しながらも
『生きている』
今があるということは

娘の『命の強さ』があったからこそ


決して
鍛え上げたものでもない
産まれもった『強さ』




そしてそれは
五体満足なわたしも同じで


たとえ希望を失っても
それに関係なく
生きていられる『強さ』が
この命には ある


ただ
その本来の強さに気付くことなく

与えられたら『生』の上に
あぐらをかくような
生き方をしているのではないか……と


***
 

わたしたちは
この世に産まれてきただけで
本当は じゅうぶん 強い


産声をあげたときの
あの命の力強さを思い出すことは
どうにも
できないかも知れないけれど


何を乗り越えなくても
何に励まなくても
いま生きている『強さ』は
変わらない


過去への後悔や
未来への不安など
すべての執着を手放す鍵が


『信頼』するということ
であるならば


『強さ』を求める努力など
必要無いのだと想う


『強さ』は元々あり

『信じた瞬間』こそが
今を生きている証になるのだから


**


強さを求め
完全を求め
努力するということは


今の状態に向き合い
どんな自分自身であっても
『信頼する』ということに
比べれば

カンタンなことなのかも知れません


***


慌ただしさを言い訳に
自分の生き方から
目をそらしがちな日々ですが


子ども達の成長と共に
時間の流れや
取り巻く環境は変わるわけで



自分の生き方を
もっと長い目で見て
今の在り方を見つめ直す時期なのかと……


***


明日は上弦の月
長期ビジョンをイメージし
今の在り方に立ち返るのに適しています


みなさんも是非
日々の言い訳は一度 横へ置き
ご自身の命の強さを感じながら
今できることへと
目を向けてみてください


これも ひとつの
わたしメンテナンス です音譜