赤ちゃんとの生活を
人から
「幸せね~」と
言われたとき


「…でも、○○○とか大変で~」
なんてこと
私は良く言っていました


そう、
「もう毎日、目一杯で忙しいのも知らずにー!」
って思いを込めて……


「幸せ」を
勘違いしていたんです



「幸せ」の中に
「大変」は
1㎜もないと
思い込んでいた
……いや
信じ込んでいた


そして
「幸せ」は
嬉しい
楽しいの
完全な集合体である
……と


だから


こんなにも
慌ただしくて
自分の身なりにさえ
存分に気を使えないほどの
毎日が
「幸せ」である
「はず」がなーい!
……と


「幸せ」を
まるで
完璧な「形」として
捉えてきた故の
理想と現実のギャップ
いや
「歪み」みたいなものを感じ

こんな状態を
「幸せ」だなんて
わたしは決して認めなーい!
……と


(もはや何と戦っている?…って状態で)


もう気持ちは
完全に
外へ外へと向き
無いものばかりに手を伸ばし
被害者意識丸出し
悲劇のヒロイン状態


こうなると
また
「幸せ」になるためには……
って
幸せ探しを始めて

(あ、勘違いしている「幸せ」の形を追い求めるほうに…)



もっと自分のために
時間を作る

そのためには
もっと効率的に家事を頑張る

赤ちゃんとの関わりにも
効率を求め始める

うまく行かない
(というか、そもそもコントロール出来るはずがない)

自分を責める

やっぱり幸せじゃない!

なんて
負のスパイラルに
飛び込んでみたりして

さらに
自分で自分の悲劇を
演出し始めて……



それが「違う」ということに
気付くのに
それはそれは
たいそう時間が
かかりました……



赤ちゃんとの生活の中で
一番
「不敏だな…」と
じわじわ
感じてくるコトやモノ


実は
何に対して
自分が一番「大切にしたい」と
想っているのかを
赤ちゃんは
気付かせてくれていたんです



例えば
やりたいことを
する「時間」がなーい!

なら「時間」が


思い通りに
事が運ばなーい!

なら「自由」が


食べたいものを
食べれなーい!

なら「食事」が……



他にも
ピンポイントで
着たいもの だったり
もっとザックリと
好きを選ぶこと だったり


きっと
ありとあらゆることで
「思い通りにならない」を経験し
どうにもならなくなる中で
一番
「これは堪えられないッ!」と
感じるもの


今までは
当たり前にできたのに
奪われてしまったことで
本当の「わたしの大切」に
気付くチャンスを
与えてくれていたんです


「これ、一番譲れないでしょ?」
……って


で、
「それ、大事にする生き方にシフトしたら?」
……って


大切なものを
大切に出来る「生き方」こそ
「幸せ」でしょ?
……って



苦痛に感じること
不敏に感じることに
振り回されるのではなく
その奥に
大切にしたいものがあることを
教えてくれる


そう

わたしにとっての
「幸せ」に
気付かせてくれる











そうは言っても
「自分の一番大切」に
気付いたところで


赤ちゃんとの生活は
まだまだずっと
続くわけで


早々に
「シフトする」といっても
赤ちゃんを
放り出せないんですよ


そうすると
そこでまた
気付かせてくれることが
あったんです




自分の大切にしたいことを
優先するために
ぶつかる壁を
乗り越える試練(?のようなもの)


そう
今まで
優先できずにいた


そして

優先しない
「理由」や「口実」にしていた
最大の「原因」を
手放すために
チャレンジする「課題」を
目の前に置いてくれたんです


例えば

人(家族)に頼ることだったり
家事の完璧を手放すことだったり…



もうこれは
身近な人を巻き込むだけあって
向き合うのは
本当に苦しいもので……


だって

「専業主婦なのに
旦那さんに家事もお願いするの?」

「赤ちゃんを旦那さんにお願いして
ひとり羽を伸ばしに行って良いの?」


……なんて


「そんなこと言ったら
断られるでしょ!?」

とか

「下手したら
怒り出すんじゃないの?」


なんて不安から始まり


いざ頼めても

「悪いことしちゃったかな?」

とか

「大丈夫かな?」


なんて
罪悪感に取り付かれたり



もうそれこそ
とことん
自己否定の嵐!
自己非難のループ!!



でも
ここでクリアするために
一歩踏み出してみると


例えば
お願いの仕方を工夫することが
心強い味方を
作ることへと繋がり


お願いを受け入れられることが
自分を優先しても良いと
自己肯定し
自分に自信を持つことへと繋がり


大切なものを
大切にする生き方をしていい


つまり
「幸せ」であっていいよ

……と
気付かせてくれる
「経験」になっていく







赤ちゃんは
確実に日々
成長していくもの


「お母さん」というのは
それをただ
手伝うだけの役割でも
見守るだけの役割でもないんです


ともに過ごす時間の中に


自分にとっての
「大切」に気付き
向き合うこと
一歩踏み出すこと
受け入れることを通して
自分の「生き方」を築いていく


自分の生き方を選べない
「言い訳」という
壁を積み上げるより


幸せに生きる道を
伸ばしていく



その過程で起こる
すべての出来事
感じるすべての感情こそが
赤ちゃんからの「ギフト」

気付かせてくれる
「幸せ」なんです


そしてその
「幸せ」を感じながら
生きることで
より深い愛も育まれていく





また赤ちゃんも
そんな姿を見て
生き方を選び
成長していく


きっとそうして
「循環」していく
繋がっていくものなんですね





なんだかてんこ盛りで
長くなりましたが……


わたしは
こんな風に捉えて
たくさんのお母さんに
「もっともっと
伸び伸びと生きて欲しいなぁ」
って想うんです


赤ちゃんは
お母さんから
時間や自由を
「奪う」のではなく


お母さん自身の
「幸せ」に気付く
経験をさせてくれる
最強の応援団なのですからほっこりラブラブ