今回の
心臓カテーテル検査

結局のところ
次の手術への判断は
ハッキリせず

今の
右心室の状態からは
医師でも
どう踏み切るか
判断が難しいようで…

***

今回
検査と併せて行った
肺動脈の弁を広げる処置により
右心室から肺への血流は
一時的に増えたものの
この流れが
どの位
期間として
そして
量として
維持出来るものなのか
総合的に判断して
次へと進むことになる

判断の期限は
娘の心臓にある
人工血管が
今の状態を
維持できる時期まで

だいたい
娘の体重が
8kg位になる頃が
目処となる

***

通常より
容積の小さい右心室

そして
通常より狭い
右心室の弁


どんな手術の方法をとるのかは
容積が小さいなかでも
右心室が
ポンプとしての働きを
どこまで
出来るのか

通常の半分なのか
それともゼロなのか


また
狭い弁を
今回のように
広げる処置をすることで
どこまで血流を上げることが
そして
その状態を維持することが
出来るのか

これらが大きな
判断材料になる

***

また来月
カテーテル検査を
行うことになった

今回の処置で広げた
弁の状態を確認するとともに

今ある
人工血管を敢えて塞ぎ
娘の心臓の働きだけで
実際どれだけ
血流を維持できるのかを試す


***

娘の疾患は
目に見えない所だし
悪くならない限り
症状が出るわけでもない

成長に合わせて
心臓がどこまで順応していくかを
今はただ
見守るしかない


「わたしに何が出来るんだろう?」
いつも想う

「いま何をしてあげられるのだろう?」
いつも問う


少しでも
私たちと同じ様な
「普通」の生活が送れるように
願うしか
祈るしかない中で

この子の
「意識」や
「想い」に
語りかけることで
少しでも
身体に変化が起こるなら
出来る限りのことはしたい


家族との生活は楽しい
食事は美味しい
お風呂は気持ちいい

毎日が
そんな気持ちで
たくさんの笑顔で
溢れていたら

「生きるって素晴らしい」って
想って
感じて
奇跡が起こるんじゃないか…って


産まれることを選び
生きることを選んで
迎えた
娘の今日という一日を

不安に溺れ
眉間にシワを寄せて
生きるのではなく

笑顔で楽しく
生きていきたい

同じことの
繰り返しの日々かも
しれないけど

今日という日さえ
私たちには
きっと奇跡で
大切な大切な
一日だから