※今回長め
多分5歳くらいの男の子
が、1人でレジに
540円の人形と280円のたけのこの里を
買おうと持ってきた
(たけのこの里高いけど、ホテルなのでご容赦ください)
首から下げた小さいキャラ物のサイフから
小銭を全部出して一生懸命数えていた
100円玉が3枚と50円玉が2枚、
10円玉がチラホラあったけど
どう見ても500円足りなかったので
「お兄ちゃん、これで全部?」と訊くと
その子は大きく首を縦に振った
その時、
「近くにお母さんかお父さんいる?」
と尋ねようとしたが
1人で頑張って来た子に親呼ばせて手を貸してもらうのも
心苦しかったんで、言葉をつぐみ…
「お兄ちゃん、このお金じゃ足りないんだ、どうしようか?」
すると
男の子はたけのこの里をやめるという
「ごめんね。このぬいぐるみも、このお金じゃ足りないんだ…お菓子だけなら買えるよ」
そして男の子は悔しそうな顔をして
たけのこの里だけを買うと言った
300円を預かってお釣りを渡し
なるたけ優しくその子を送り出した
お金をサイフに入れる時も
恥ずかしさもあってか
なかなか上手く入れられてなくて
内心はこっちも泣きそうなくらいツラいけど
いつか大物になって帰って来いよみたいな
意味の分からないことを心で唱えて
見送った。
悔しいよね
切ないなぁ…
ま、そんな感じでGW始まりました
前日に早退したあの子は
次の日は元気になったと主張して仕事来たけど
正直、強がりな気もしてたので
でも心配し過ぎるのも
引かれそうな気がしつつ
それでもほんの少し多めに体調を気遣ってしまった
鬱陶しかったかな
ソフトクリームのロス出たときも
お腹の調子が良くないからと言って僕にくれたし
まだ万全ではないのはなんとなく分かる
でも
少しくらい体調悪くてもほっといて欲しいかもしれないし
…考え過ぎなのか?
そしてそこそこ忙しい日だったし
なるべく負担かけないようには配慮したけど
計算でやってる感出ないように
出来る限り自然に自然に
その次の日も月末の棚卸しで忙しかったけど
体調的には大丈夫そうだったんで
もうそれには全く触れずに仕事をしました
ふとした時に
紙はさめるバインダーの裏見て
これ、何かのキャラみたいな顔に見えないかと
点が2つ並んでて、年季物だからそのすぐ上部分がヨレてるだけのものを
機嫌良さそうに教えられて
大人しそうな子が見せる
無邪気な面の破壊力たるやいなや…
我ながらチョロい男だとは思うが
最近、そういう面を見せてもらえる事が増えてきた気がする
(多分気のせい、ほぼほぼ気のせいだよ、現実見ようねー、はい。)
中国の子の時と違って
距離を詰めるのに時間がかかってる気もするけど
(主に敬語の部分で)
育ってきた環境が違うから
人それぞれ色々と違うんだと思う
結局タイプってなんなんだろうと思ったりもする
見た目とか性格にこだわりがこれと言ってあるわけでも無く
かといって誰でも良い訳でもなく
自分でもよく分からない
(でもやっぱハタから見ると誰でも良いように見えてると思う)
今回も砕け散ったとしてまた何日何ヶ月かは落ち込むけど
環境変わればまた誰かを気になってるとか言い出すんだと思うきっと
ただ単純に居心地が良い常態を守りたかったような気もする
気持ちが満たされていたいのは本能的なものではなかろうか
だから自分は間違った事をしているつもりはない
きっと、この先誰かと付き合えたとしても
結局は思い通り行かずつらいこともあるだろうし
満足できる完全な未来が無いことは承知の上だ
だけど
毎回のことだけど、その時好意を抱いている存在が居なくなるのはもっとツラいことだから何もせずにいることはもっと耐えられ難い事
付き合えたらそりゃ一途でいるよ
口で言うほど簡単じゃないのも分かってる
でもフラれても一途なのは
方向を間違えば危ない人になるでしょう
主観的に見ても未練がましいタイプなのに…
行き着くところつまりは寂しがり屋なのでしょう
孤独も好きなんだけどね
使いこなすのは難しいのです。
昨日
売店勤務のもう片方の男の人と(以下M本さん仮名)
フロントのもう1匹も加え(いつメン)
寮で雑談してたらその話題になって
フロントのその人は気付いてたみたいだけど
(というか最初に言ってあった)
もう片方のM本さんは
まさか本気だとは思ってなかったと
今までイジってたことを反省してた笑
そして実はホスト経験のあるM本さんが言うにゃ
そういえば最近、村山さん(僕)とその子が妙に仲良く話してるなぁと思ったと
まぁそれは他の人とも楽しく話す事はあるし思い込みだろうと諭したけど
それに加え、最近僕にも優しいんスよと言うM本
日常が潤ってると心に余裕できて周りにも優しくなるんだとかナントカ
元々は引きこもりだったって話を聞いて
そんな子が僕ら来るまで他に男もいなかった売店で1年近く働いてて
影どころかクリスマスも元旦も仕事してたようじゃ
絶対と言っていいほど彼氏はいないですよ
と急にフォローを入れてきた
その子に直接訊いた訳でもないし
まぁ居ようが居まいがそこまで重要には思ってなかった
ってのは多分居ないが前提にあったからだけど
もし居たらその時考えればいいよ。
話は変わるんだけど
その子と普段話してるうちに
なんとなく手掛かり得てきて
触れないようにしてた家族のことを聞き出した時があって
「ホント触れられたくなかったら申し訳ないんですけど、複雑な家庭環境でした?」
そう尋ねると言い当てられた事に驚いていて、色々と話してくれた
初めは
宮城出身だって言ってたから震災の影響で
父親とおじいちゃんと暮らしてたと思ったんだけど
話してくれたのは
1歳の時に親の離婚で母親に引き取られ
すぐ再婚した男との間に子供ができて弟が1人いると言う
姑のイビリが母のストレスになり
そのはけ口として体罰とか暴言を吐かれ親に大事にされなかったんだそうで
中学にあがり母とだけ2人暮らししてたときも更に状況は悪化していったらしく
結局19歳の時に母の元を離れ、それまで1歳の時からずっと会ってなかった父と住むことになったという
親の事は信用しておらず
自分もストレスで弟に厳しく当たってしまった過去があるとすごく悔やんでた
今では1人で暮らしているこの環境が
家族と住んでいた時より楽なんだそう
そりゃ引きこもりにもなるよね…
可哀想すぎる、そういう話弱いんだよ…
それなのにグレもせず
こんなに優しい人間でいることは
人として尊敬するし、普通は出来ることじゃない
そこまでプライベートな事を一方的に話させるのも気が引けたんで
自分の事も少し話した
というかウチもそこそこ複雑な家庭なんだけど
エピソード強くならないように相手の話を立てて
親の離婚、多額の借金、長年住んでいた家の売買(bye-bye)、その他諸々
こちらも包み隠さず晒け出しまして
「一応これでも傷付いてきた人間の気持ちは少しは分かる方だと思うんで」と
今思えば少しカッコ付けたように言ったかもしれない
ダサ…
だからなのか
先月友達の結婚式行く前に
その手の話題になって
僕もけっこう願望あるんですよとか言っていた時も
自分は結婚願望は全くないと頑なに言い張っていたのは。
今回もその子から
一生結婚する気はない、育てられないなら産まなきゃいいのに…
と珍しく感情的に言い出したので
かなり返答に困ったけど、
「結婚なんてしなくていいですよ、嫌な事を無理にする必要ないです、結婚だけが幸せじゃないし…」
そう言った瞬間、自分でもハッとした
確かに結婚願望みたいなのはずっとあったけど
本当に望んでたのは結婚ってカタチじゃなくて
心から信じられる人がそばにいる事だとその時思った
それが自分にとって誰になるかは知らんし
一生現れないかもしれないけど
もしそういう人に巡り会えたら
とても幸せなことなんだと思う
別にこの子が結婚願望ないからといって
今の気持ちが変わる訳でもないけどね
残りの何日かも
楽しませる為に冗談も言うし
距離詰めようとからかったりもするよ
何年か前まではそんな事、絶対できなかったけど
こっちも色々経験してきたから
コミュニケーション力は少しは身に付いてる
かといって自惚れたくないこの押し引きを制するのは容易ではないけどね
M本さんの言うように
確かにその子と知り合った時より明るくなったとは思うけど
ただ少し仲良くなったからだけかもしれないじゃん
だから、それはそれで嬉しいけど信じない
そして今日からもう5月ですよ
自分は休日ですが、もう同じシフトは数えるほどしかないという…
その後に繋がるように計画を立ててはいるけど
今までの人生ことごとくへし折られてきたからなぁ
勇気とか希望が湧かないよなぁ…
もうだいぶどんな人間だって事は
お互い分かってきたと思うから
そろそろ一歩踏み込んだアクションをしなくては
…とか言いつつ本当は昨日
誘ってみる予定だったけど
得意の怖気付きとタイミング逃して言えんかった(涙)
だから次同じシフトの時に誘う、次こそは誘うとここに誓う
(もし言えてなかったら煮るなり焼くなり好きにしてくだせぇ)
あと4日も先だけどね、長いな〜
今月のシフトを作ったのは他でもない自分なんだけどね
私情は挟まない真面目ちゃんですので
先月よりカブらないという…
Dの日ね
一緒に帰れる日あと3日しかないじゃん
ヤバ…
ふつうにGWも忙しいし
ただでさえ業務も大変なのに…
なんてのは言い訳か
とりあえず
頑張るぞーー
5/5に勝負かけてみる!
Fin