日付が変わり、どんどん陣痛の痛みは強くなりました。
子宮口も5cmほど。
いつオペ室から呼ばれてもいいようにと、看護婦さんたちが最短で行けるように準備をしてくれました。
ストレッチャーに乗り、酸素マスクをつけ、
先生にも連絡をとってくれている様子が分かりました。
そしていよいよ、
行きましょう!!
となり、オペ室へ。
連絡した両親、少しだけ顔を見れました。
コロナなので本当はダメなんですが特別にと病室前まで通してくれたようです。
大丈夫だからね!
と言ってくれた母。
入院して初めて見れた顔です。嬉しかった。
深夜2時前、オペ開始。
脊椎麻酔は二度目だし、陣痛の方がずっと痛くて全く痛みは感じませんでした。
徐々に体が熱くなり、感覚が分からなくなりました。なんか冷たいものを当てられて感覚があるか聞かれましたが、胸くらいから下の感覚はなし。
気持ち悪くなったら言ってくださいと言われますが、冷静に大丈夫ですと答えました。
2:00ちょうど。
1704gの小さな小さな男の子が産声をあげました。
泣いてる!!!
ということは呼吸できてるんだ!!
33週に届かずに産んでしまった。
小さく産んでしまったから、産声が聞けないのではとずっと不安でした。
ちゃんと泣いてくれた。
ごめんねとありがとう。
息子はすぐにNICUに運ばれました。
先生方は何やら私のお腹を縫うのにてこずっている模様。
ずっと泣いていましたが頭は冷静。
終わったのは4時をまわっていたように思います。
手術中時計を確認できるくらい冷静だったようです。
術後、部屋に戻ると、いろいろ説明を受けた主人が部屋に入ってきました。
主人にも入院から会えていませんでした。
たくさん泣きました。
小さいけど、障害や疾患は見つかっていないと説明受けたから安心してねと。
よかった、本当によかった。
こうして、壮絶な出産が終わりました。