法律事務所でcoffeeを -15ページ目
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裁判員制度賛成論はこんなです

「裁判員制度ってどうなのよ?」


って、けっこう思ってました。




しかし、たまたま、裁判員制度の良さについて


専門家の方のお話を聴く機会があり、


とても参考になったんですよ。




その専門家の方というのは、訴訟法の学者のK先生という方で、


海外の訴訟法について、いろいろなことを知っていました。





K先生が実際見てみて「問題あり」と思ったのは、


アメリカの陪審員制度なんだそうです。


「陪審員制度」は、有罪か無罪かを


陪審員が決めて、


量刑を


裁判官が決めるんですね。


その、アメリカの陪審員の方々は、


実際見てみたら、


「こんな人達に判断させていいのかよ?」


と思わず心配になるような


人達だったそうです。


「一を見て、十を判断してはいけないけど、、、」と


K先生は念を押していましたが




先生が見た陪審員の方達は、みんな、だらしない感じの風貌をしており、


「オラあ、あんなヤツア有罪だと思うゼ、なあ!」


「ああ、有罪だ、有罪!ヒャッヒャッヒャ!」


みたいな雰囲気で審理をしていたそうで(何となく伝わりますかね?)、




K先生は唖然として、裁判官の方に


「あんな人達に判断させちゃって大丈夫なんですか?」と訊くと、


「大丈夫じゃないと思うけど、憲法でそうなっちゃってるから、」


と、おっしゃっていたそうです。




他方、ドイツでは、有罪・無罪を裁判員と裁判官が一緒に決める


「裁判員制度」があるのですが、


裁判員が面白くてやめられない!という、


子育ての終わった主婦の方や、


無職のお年寄りなんかが裁判員の多数を占めるそうです。


公募制なんだそうですよ。




だから、日本でもこれから裁判員制度が始まると、


裁判マニアの裁判員集団が


何十年もしたら、


形成されていくのではないか、


と考えられるようです。




裁判員は日当が出ますしね。


一日、5000円から1万円くらい。




そしたら、


それこそ子育ての終わった主婦の方、


お年寄りやフリーターの方達の


社会参加の機会にもなるわけですね。




あとは、冤罪の回避ですね。



(つづく)

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