突然のご報告に驚かれたかもしれませんが、この度、私たち学生文化開発研究所MINIAは活動を終了することになり、お世話になった皆様へ、このような形で恐縮ですが、挨拶をさせていただきたいと思います。

私たち第6期MINIAは、様々な「想い」を持っている人々(団体)を「繋ぐ」ことによってそれまでにはなかった「学び」を生み出すことを大切にして行動して参りました。そして、それは多くの方々の支えがあってできることでした。皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

これまで私たちが団体の活動を続けてこられたのも皆様に支えられてのことです。私たちは活動を続けないという結論に至りましたが、これからも活動を続ける皆様はその活動の意義をさらに多くの人に伝え、影響を与え続けて欲しいと思います。

また、私たちは第1期~第6期までの3年間の活動を通じて、多くの団体を見てきました。その中には自然消滅してしまう団体も沢山ありました。しかし、私たちは1つの活動でも多くの協力者がいたことをきちんと受け止め、他団体、歴代の協賛を始め、関わってくださった全ての方々にきちんと活動を終了することをお伝えするべきだという結論に達し、このような形ですがご挨拶をすることにいたしました。

今回の『活動終了』という決断を下すにあたって、私たちは学生団体の「意義」と「責任」をもう一度考えるきっかけとなりました。各メンバーが多忙になる来年度において団体の活動を続けるよりも、それぞれの次のステージに力を集中する方が意義深いという結論に達しました。そしてそれが我々の団体として最後まで責任を果たすことに繋がると考えました。この言葉に恥じぬよう、現メンバー一同、以降の各方面での活躍を約束します。

重ねて申し上げますが、皆様、今まで本当にありがとうございました。
活動は終了いたしますが、メンバー一同、皆様の今後のますますのご活躍を期待しております。

2010年3月26日
学生文化開発研究所MINIA第6期メンバー一同

●新しい船出
「学生には、芸術、学術、経済、さらには、『まち』全体の空気までをも動かすことのできるパワーがある。」
設立趣旨に謳ったこの学生の持つ可能性を信じて、我々学生文化開発研究所MINIAは活動を開始しました。活動開始と共に多くの方のご賛同を得、様々な『学生文化』を学生の力で生み出すことができました。
最も大きな事業である『学生首脳会議』では、全国から学生団体の幹部が多数集結し、日本の未来について熱く、そして真剣に語り合いました。ここで熱く語り合った者たちは友となり、そして、社会人となり、産官学公の様々な分野で活躍しています。
「学生の力を理解するさまざまな層の人々と共に、学生の力をつなぎ合わせるネットワークの構築と、学生と社会の良質なコラボレーションを構築する」ことは達成することができました。
我々と共に歩んだ学生は常に成長し、次のステージを目指します。学生文化開発研究所MINIAも設立の目的を達成したことにより、ここに解散します。

代表理事であった私、乾明紀(京都造形芸術大学 芸術学部准教授)は、個人研究所として『学生文化研究所』を設け、これまでの成果の検証や応用を試みていきます。