「あんな、前から聞きたいことあったんやけどええかな?」
「はい、どないしたんですか?」
「いやボクはちゃう思てんねんけど、まわりのヤツが絶対そうや言うんやわ」
「はあ、なんです?」
「気ぃ悪うせんといてよ。ボクは、そんなことあるわけないやん言うたんやけどな」
「だからなんですのん?」
「いやな、まわりのヤツがな。ミニ、お前パクられてんで、って言うねんやんか。パクってへんやんな?」
「パクってませんよ。全然ちゃいますやん」
「そうやんな~。ボクもな~、なんでコイツらそんなん言うんやろ思てたんやわ。パクるわけないやんな?」
「当たり前ですやん!それ以前にオレ、軽四ですよ。ミニさん、普通車ですやん」
「そやんな~」
「たしかに似てるとは言われることありますけどね。すぐ外見だけで判断しよるヤツがおるんですよね。」
「やっぱ似てんねや。ほんまはちょっとパクったんちゃうん?」
「パクってないですって!たしかに参考にしよ、思たとこはありますけど、それはやっぱりまずは先輩のいいところをマネるいうのが基本ですから。」
「やっぱマネてんねや。」
「だからちゃいますって~!」
「じゃあなんで前、すれ違ったとき、目ェそらしたん?自分、やばっ!いう顔しとったで」
「ミニさんのライトが眩しかっただけですよ~。それにオレ、キャリア付いてませんやん。ほんまにパクるんやったら、そこまでしますって」
「そっか、それもそうやんな」
「そうですよ」
「じゃボク行くわ。ゴメンな、なんか疑ったみたいになってもて」
「いや、慣れてますから」
「あ、ほんま。じゃ~な~」
「ふ~、やっと行った・・・」
「なんて?」
「だからパクってませんて!」







