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mini-off

今日はオフ

いきなり後ろから両手を回し
長い髪の隙間をぬって
君を抱きしめた時
抵抗する素振りもなく
身を委ねるその柔らかさ
きっと今でも僕の事
許してくれてるとは思わないけれど
無言のままの君をこうして目の前にすると
過去のあやまちも何もかもが全部
無かった事にしてしまいたい
そんな身勝手な振る舞いに
いつもほっぺを膨らまし
もういやっ!て駆け出す君
逃げ出したって直ぐに追いつくこと位、解っているだろうに
だって君は僕以上に僕の事が好きだから
わざとらしく後ろを振り向きながら
逃げまどう振りをすると
髪が風にたなびいて
シャンプーの微かな残り香に
立ち止まって余韻に浸る

いつまでも意地張ってないで、もっと近くにおいでよと、彼女を手招きしてみせる
気づいているのに知らんぷり、何だか今日はいつもより、よそよそしいのは気のせい?
君が恥じらい僕が笑う
いつも怒って最後は笑う
誰が見ても羨ましいふたり
きっと、いや絶対に君を幸せにするからね

意地悪ばかりの貴方にいつもときめいて

そんな自分が悔しくて

二度と会うもんかとメールが来ても無視してる

それなのに2日も連絡がないと心配しちゃう私の弱さを見透かされてる様

でもそれって思い過ごしかな

手を繋ぎたくて、わざとつまづく振りをする

大丈夫?って言葉を期待してたのに鼻で笑われた私はピエロ

あのカップルみたいにテラスのテーブルで向き合って

いちごのスイーツ食べたいな

私って我儘かしら

なぜそんな彼氏といつまでも付き合うの?って友達から問い詰められる

だって、、、初めてのひとだから

こんな事、誰にも言えない
流れ星に願い事するなんて
馬鹿げてるって思っても
一瞬でその光の帯が消えそうになると
俄に彼女の手を握りしめ
いつまでも一緒に居られますようにって
子供じみた事をしてしまう

彼女はえっ!と目を丸くして驚いて
こっちをまじまじと覗き込み
どうしたの?って聞かれる前に
塞いだ唇の感触はふんわりと

目を閉じたその顔からは
さっきまでの驚き以上に
幸せ感が溢れてる
こんなに遠く深い山奥のペンションだけど
来てよかったなと、つくづく思う
勢いで誘った夏のあの日
今も忘れられない彼女の仕草

幸せは長く続かないって本当なんだ
突然の夜中の電話
事故の知らせに気が動転した自分の不甲斐なさ
昨日までメールしてたのに
返事がないのが不思議だった
もっと優しく接すれば良かったなと
後悔しても許してくれるひとはもういない

きっとまた会えるよと天を仰いだ
その約束はまだ果たせない

君から誘った雪の国
寒さが苦手とも言えず
温泉宿の侘しさが
都会の喧騒から逃れて来た甲斐がある
ひとつの部屋に君と二人きり
目の前の料理に舌鼓
思わず目を合わせて笑みが溢れる

夜空を臨む窓に映る影
二つが一つに重なって
その温もりがガラスを曇らせ
指でハートを描く後ろから
好きと言わずに抱きしめた
いつまでも一緒だよなんて
キザな言葉は似合わない
歯がゆい仕草と漏れるため息に
永遠だよねと彼女がうなづく

今だから言えること
明日の君は今より素敵
二人で選んだあの日の想い出
無意識に触れてキラキラと
胸元に揺れるダイヤのトップが
誓いの言葉よりも確かな証

今日の旅が君との別離
いまでも思い出す笑い声
静かな君の寝顔も最後
黙って部屋を後にして
幸せになるんだよって振り返った夜

二人きりの時間が辛くなり
つい相手を傷つける発言ばかり
きっと私の方が悪い事は解っていても
心の整理が付かぬまま
今日まで貴方とここにいる罪悪感
いっそ出てけと言ってくれた方が気が楽なのに
でもそれって自分が悪者になりたくないだけだよね

あの日あの時貴方に出逢った事
この世に運命があるんだと喜んでいたのは
私の独り芝居みたいで恥ずかしい

いいの、私この2年で強くなったから
自分の心もコントロールできるし
貴方が離れていてもじっと帰りを待つだけの女
それって私の我儘かしら

隣に座った女性の後ろ姿や
腕組みしている年下の女の子
何も見なかったことに出来るし
冷静を装って何も聞かなくなった
それがいけなかったの?
やきもち焼いて問い詰めるべきだったの?

大人になった自分を褒めて
子供心の貴方を失う事が怖かった
でも結果的に全てを失い
傾いたコップの歯ブラシが
2本寄り添っているのに悲しい現実

きっとどこかで再会しても
迷惑かけまいと逃げ出すから安心してね
くちづけの温もりと
寂しさの冷たさも
すべてが貴方だった

だから
今日まで幸せをありがとう
いまでも好きがいっぱいだよ