自分がしていることは正しい事だろうか?


「右の人にされて嫌なことは、自分の左の人にはしてはならない」

罪悪感とはどこから生まれるか考えたときこの言葉が浮かんだ。
たしか論語だった気がしたので気になって調べてみた。
やっぱり論語だった


子貢問曰、有一言而可以終身行之者乎、
子曰、其恕乎、己所不欲、勿施於人

子貢問いて曰く、「一言にしてもって終身これを行なうべきものありや」、
子曰く、「それ恕か、己の欲せざるところは、人に施すなかれ」

出典:「論語-衛霊公」


相変わらず漢文にすると難しく感じる。
簡単に自分なりに訳すと

孔子の弟子の子貢が質問をした。
「一生守らないといけないこと一言でいうと何でしょう?」

孔子が答えた。
「それは恕(=人に対する思いやりのこと)だな。
     自分がされたくない事は、人にしてはいけない」


きっと偉い先生に聞いたらちょっと訳し方が違うって言われるかもしれない
けど、だいたい合ってるはず。
こうして日記を書いていて自分を客観的にみると思うことがある。

なんだか俺は偽善者っぽい。
そして「偽善者」って書いてふと思い出した!


実は学校の先生に

「あなたのいい子ぶってるところがムカツク。偽善者だよ」

と言われたことがある。
たしか何かを謝りに行った時のことだと思う。
今考えても社会的には先生が生徒に対する言葉として衝撃的な言葉だが

「偽善者で結構。いつか本当の善者になるはずだから。」

って当時も思ったし、今も思っている。
だからどうやら僕は「偽善者」らしい

とりあえず、一日を振り返って人に嫌な思いをさせていないだろうか?


妻に苦労をかけている。
自分の子供の面倒も見ずに稽古に行き、好きな事ばかりしている。
でも悪いことしてるんじゃないと自負している。
むしろ良いことをしていると・・・偽善である

己の欲せざる所は、人に施すなかれ


なかなか難しい…。

ただ子供たちにはこうゆう考えを根から持った人間になってほしいと思う。