真夜中のゆりかご | お気楽主婦の毎日Happyなブログ

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always be with you いつも笑っていて、いつも隣にいて・・・
always lovin' you どんな不安さえも、どんな痛みさえも・・・

スネンサ・ビアと言う女性監督のデンマーク映画を見ました。


DVのシーンがものすごくて後から女性だと知ってびっくりしましたね。



   


生まれて数週間の赤ちゃんアレクサンダーと妻と3人で幸せな日々を過ごしていた刑事アンドレアスがある朝、思いもよらぬ悲劇に見舞われました。


朝、目覚めるとアレクサンダーが息をしていません。

夜泣きに悩まされながらも満ち足りた生活でしたが、

突然赤ちゃんが死んでしまった事で妻は精神のバランスを崩し、

救急車を呼ぼうとする夫に

「赤ちゃん(遺体)をどこかへ連れて行くなら自殺する」と脅します。


夫は以前踏み込んだ薬物中毒患者の家の便器の横で

糞尿にまみれて泣いていた赤ちゃんがいた事を思い出します。


その夫は妻に暴力を振るうばかりでなく、赤ちゃんも殺しかねないと

相談所を訪ねたこともありましたが母親は中毒患者ではないと取り合って貰えません。


その子を救い出す事が出来るならと、

深夜出かけて行き、自分の子の死体とその赤ちゃんを取り替えてしまいます。


翌朝、子供が冷たくなっているのを見つけた暴力夫トリスタンは

これが発覚すれば自分が殺したと刑務所に逆戻りになってしまう。

そこで、男は赤ん坊の遺体をカバンに詰め森の中へ埋めて仕舞います。


結局トリスタンは逮捕され、
これは自分の子ではない、

自分の子をどこへやった、返せと暴れて訴える妻は精神病院に送られます。


一方、刑事の家では妻が他人の赤ちゃんを拒絶していたが

側で泣いたり笑ったりする赤ちゃんにお乳を飲ませるなどして「うまくやれるわ」と夫を安心させます。


ところがある晩、散歩に行くと家を出た妻は

大きな橋の上で大型トラックを止めドライバーに

「寒くて赤ちゃんが死んでしまうから車に乗せて温めて欲しい」と預けます。


ドライバーが振り返ると妻は欄干によじ登り冷たい川に飛び込んでしまいます。


妻の両親、の母親そして親しい人たちが集まり

ひっそりと妻アナの葬儀が行われました。


仕事を休むように説得されても、どうしても赤ん坊の遺体を探したいと捜査に加わる。

それはそうでしょうね、自分の愛しい子供ですから。


暴力夫、トリスタンの自供により森の中を捜索してアレクサンダーの遺体は発見されました。


死因を調べると赤ちゃんの突然死ではなく

母親の育児ノイローゼによる揺さぶり症候群でした。


相棒の刑事が撮ったアレクサンダーの写真が今ここにいる赤ん坊と違う事が発覚し、

その子は母親のもとへ・・・。


母親に謝罪をし、彼は仕事を失う事になります。


何年かしてホームセンターで働くアンドレアスが見たのは

あの母親サネと可愛く成長したあの時の赤ちゃんソーフスでした。


「おじさん、迷子になっちゃたの?」