韓国の聴覚障害者学校で実際に起こった性的虐待事件を映画化したもので
こんなに残酷で悲しい映画は早く忘れてしまいたい。
郊外の美術教師として赴任した学校で、彼が遭遇した事件。
校長はじめ複数の職員が、
生徒に対する暴力やら性的虐待が日常的に行われていた。
抵抗できない子供を力ずくで痛めつけ、人に話せば殺すと脅す。
偶然そのことを知った美術教師は、その事実を告発し、子どもたちとともに法廷に立つ決意を固めるが……。
裁判では信じがたい事に
弁護士、検事、判事までもがグルになって小さな事件として処理されてしまう。
懲役6ヶ月、執行猶予1年6ヶ月。
全てに昇進や金銭がからんでいるからだ。
まず最初に、赴任先の学校になんて言ったか忘れてしまったけど
ショッピングバック(紙袋)一杯の現金を校長に渡さなければ
ここで教鞭をとることが出来ない所に私は度肝を抜かれた。
警察の担当も当然のように現金の入った封筒を懐に入れる・・・。
大好きな国の出来事だけに
本当に悲しく腹立たしい現実を目の当たりにして悔しい思いも有りつつ
作品を作り上げた人々に向けて、告発の勇気に拍手を送りたい。
この映画が発表されると一大社会現象となり法律も制定され
当学校も閉鎖された。
トガニの意味はわからない do ga ni
ちなみにジャンルはサスペンスだった。