少林寺と言えば
今やハリウッドのトップスター、リー・リン・チェイのお坊さん姿を思い出す。
初々しく、さわやかでお茶目な修行僧だった。
来る日も、来る日も武術の稽古に明け暮れ
厳しい戒律の中で父親の仇を取る日を待っていた・・・こんな感じ?
カンフーの場面が多く、石畳がすり減るほどに修業を積む若い僧たちの姿が
やたらカッコ良くてため息が出るほどだった。
新少林寺は29年ぶりのリメイクと言われているけど
まったく違うものだと思った。
辛亥戦争のあとも国内は混乱、国中の軍閥たちの争いが絶えない。
アンディー・ラウ扮する悪事の限りを尽くす独裁者的将軍候杰(こうけつ)は
腹心の裏切りにあって娘を含む全てを失う。
逃げ延びた少林寺で
武芸はからきしダメな厨房の料理人(ジャッキー・チェン)に救われ
過去に愚弄した少林寺の仏門をたたく事になる。
それでめでたしな訳は無く
候杰を無きものにするべく曹蛮(名前が悪いと思う)の追跡は容赦なく
少林寺に攻め入る。
多くの犠牲者を出し、寺は焼きつくされ
いよいよ最期を迎えた候杰が堕ちた所は
慈悲深い大仏の手のひらの上だった・・・・ここがとても印象深かった。
愛する者を守るために死ぬまで戦う
男っぽい戦いの映画です。
妻役のファン・ビンビンは
一日前に観たロスト・イン・北京で主役を務めていた。
高級足つぼマッサージ店を経営するレオン・カーファイと
ちょっと、エロイ場面もあったけど
すごくいい女優さんだ。
名前は知らなくても
サントリー烏籠茶のCMで
パクパク食べて、お茶飲んで、腕で口を拭いてた子と言えば
誰でも知ってますよね。