市内のミニシアター系の劇場で上映された時
残念ながら観に行けなかった
アメージンググレイス
TUTAYAでレンタルして
のんびりと横になって見ました
実は横になって観たらいけない内容なのよね
18世紀のイギリス
奴隷制度の廃止に生涯を捧げた
若き政治家ウィリアム・ウィルバーフォースの物語
この名曲の作詞者ジョン・ニュートンは
親の代から続く奴隷貿易船の船長をしており、彼の航海の最中、
飢えや、きつい肉体労働、病気などで命を落とした2万人の奴隷を見て来た
年老いた今もその亡霊にいつも悩まされていた
「アメイジング・グレイス」は、ニュートンの悔恨と神への感謝から生れたと言われる
ニュートンを師と仰ぐウィルバーは
もともと資産家の家に生まれたが
イギリスの主な収入源である奴隷貿易に心を痛めており、
聖職者になるか、はたまた
世の中を変える政治家になるべきかで迷っていた
21歳の若さで議員に選出され、
英国最年少の首相ウィリアムと共に、奴隷貿易廃止を訴える行動に出る
国中を回って奴隷貿易の悪を説き、
1年足らずで世論に影響を与えるようになった
署名を集め1791年、国会に奴隷貿易廃止案を提出したが
奴隷制度賛成派の妨害により、その申し立てはあえなく否決された
どの時代にも現状を変えることに抵抗を示す古参政治家と言うのは
いるものです
絶望した彼を病魔が襲い、療養を余儀なくされた彼に友人夫妻は
若く美しい聡明なバーバラと強制的に引きあわせることに
心が折れかけていた彼だが、妻バーバラによって立ち直り
妻と心を一つに政策を強く訴えかける
ウィルバーフォースの苦難に満ちた活動は、
名曲『アメイジング・グレイス』によって支えられ、奇跡の結末を迎える
最後まで抵抗を続けた年寄りたちの顔が
何とも小気味良かった
劇場にはここで本田美奈子の透き通るこえで
アメイジンググレイスが流れたのでは・・・・
レンタルのDVDでは無理でしたね