はぁ~今年も後数日
なんだかとても、忙しかった気がする
学業にアルバイト
「ウンス〜」
友人が後ろから抱きついてくる
「どうしたの?」
「う〜ん~あのね、貴女にお願いがあるんだけど…絶対に断らないと約束してくれる?」
そう言って、甘えた顔で私を見つめる
親友に、少しだけ微笑むと
「本当に、いいの?絶対よ!」
頷く私を見ると 途端に笑顔を浮かべ
て、「実は貴女に紹介したい人が
いるの~」
「またなの?
今度は本気なの?」
「違うわよ~彼氏じゃあなくて
彼氏の親友」
「親友?
なんでその人を私に紹介したいの?」
「実はね~貴女に一目惚れだったんだって!」
「はぁ?」
「彼氏がねぇ~頼んでくれないか、てお願いされちゃったのよ~お願い〜
一度でいいから会ってちょうだい
勿論1人で会わなくていいから」
甘えた声で言う彼女に、苦笑いを
浮かべた私を見て
「一生のお願い」
「貴女の一生のお願いは、何回あるのよ!」
「ウンス〜」
甘えた顔で私の肩に顔をすりつける
全く
「わかったわ、でも一度だけ会うだけだからね」
そう言うと
「ウンス愛してるわ」
「ハイハイ」
数時間後
親友に連れられて ある店に行く
彼女の彼氏が すでに席に座って
いるのがわかると 隣にいた
彼女が声をかけた
「チェヨンさん〜」
呼ばれた彼が、こちらを振り向くと
私は 一瞬で目を奪われた