斎女(ときめ)伝説クラダルマ
斎女(ときめ)伝説クラダルマ柴田昌弘少年画報社 ヤングキングコミックス1,3~18巻(完結)1巻発行日 1990/12/15妙諦山刹谷寺。齢16にして総領の由麻は、掟を破り山を降りた。掟破りは死。由麻は八部衆に追われる身に。暴力と性への執着に覚醒した将介の獣性を抑えるため、由麻は彼と同居を始める。由麻はその生い立ちから、武術等だけでなく性技を学び身につけ、それにより役目を全うする立場にあり、そうした設定から全体的にちょっとエッチな雰囲気で作品は覆われているのだが、残念ながら(?)際立つエロシーンはない。いや、性交のシーンはあるんだけども、いわゆる伝奇作品なので、エロ目的ではない、ということか。もうちょっと刺激的でも良かったかなと思った入りする。でも一方で、僕には「八部衆」の存在が魅力的に感じた。総領となる女性を護る立場で戦闘力にすぐれ、山伏の姿をしているが顔は面で覆っていてこれがまた不気味である。八部衆だけでなく、作品の中に「三賢者」とか「四天王」とか「十二神将」とか、そういうのが出てくると、なぜかワクワクしてしまうという困った性癖が僕にはあるのだ。ここでは、乾闥婆(けんだっぱ)、鳩槃荼(くばんだ)、緊那羅(きんなら)、阿修羅(あしゅら)、夜叉(やしゃ)、沙羯羅竜王(しゃがらりゅうおう)、迦楼羅(かるら)、摩睺羅伽(まごらが)の8人。3708