秩父静峰~大平山・矢岳~ | Mineraな日々

秩父静峰~大平山・矢岳~

大平山・矢岳01   大平山・矢岳02

     【昔の香りがする地蔵峠にて】              【気持のいい峠ノ尾根】


天候が危ぶまれた今週末の土日ですが、秩父の静かな山域である、

大平山と矢岳を酉谷小屋経由で行って参りました。


西武秩父駅より秩父鉄道の終始かわいい音楽が流れているかわいいマイクロバスに乗って

金倉橋で下車。水場もあるバス停で身支度して橋を渡って金倉集落へ。

取り付きはどこだろうと思っていると、タバコをくわえた夏木マリばりのおばさんが

入り口は家の奥だよと!思った通りに家の奥が取り付きでした。


地蔵峠ハイキングコースとありますが、かなり崩壊していました。

しばらく進むと細久保集落に進む分岐である地蔵峠に到着。

かつての人々の往来を感じさせ、郷愁を覚えながらお地蔵さんに安全登山を祈りました。


ここから峠ノ尾根に乗ります。

なんとも気持のよい自然林の尾根道です。

紅葉の時期は本当に素晴らしい尾根道でしょう。

歩いていて気づいたのですが、左側からの道がついています。

細久保集落につづく道のようです。

近い将来この廃村になっているこの細久保集落に訪れたいと思います。



大平山・矢岳03    大平山・矢岳04

       【ほどよい藪コギです】              【かまぼこ板の大平山山名板】


鉄塔を過ぎて気持のいい尾根を歩いて、尾根が分かれている台地を過ぎたあたりから

いよいよ藪が濃くなってきました。

そうは行っても道筋はついているので、程よく気持のいい藪コギです。

途中、また木葉天目に使う大きめの葉を拾いながら歩いていくと大ドッケに到着。

その後、広い尾根状の藪コギをこなしていくと大平山に近づいたのか

勾配がなくなってだらだらと登っていきます。

13時過ぎに三角点のある大平山に到着。

ここでリーダー持参のオレンジを皆さんで食します。

黄色く色づきはじめた木々を眺めながらのんびり時間を過ごします。



【こんな感じの快適な藪コギ】





大平山・矢岳05    大平山・矢岳06

    【天目山林道・大クビレにて】            【美味サンゴハリタケとの再会です】


そこから下っていくと、天目山林道とぶつかり大クビレです。

なんともいいテン場スポットです。

かつての林道工事に使われたのか作業小屋があります。


そこから長沢背稜の七跳山に向かうべく、登っていきますが

ここはキノコが結構多く、ブナハリやサンゴハリタケを発見しました。

サンゴハリタケは木の上部にあるので、普通に歩いていては見つけられません。

ちょうどその時は「いい景色だなあ」という感じで上を見て歩いたので偶然発見できました。

食感がよく、みそ汁にぴったりです。

もちろん夕食の鍋の具の仲間入りです。





大平山・矢岳07     大平山・矢岳08

    【お気に入りの酉谷避難小屋】             【キノコもきりたんぽも一緒の鍋】


半年ぶりの酉谷小屋は壊れていた把手が綺麗に修復されていました。

やはりここは水場もすぐ横にある心地がいい小屋です。

タワ尾根と小川谷が一望できるこの場所ですが、ガスがでてきて見えなかったのは残念でした。

そして、今日は私たち4人の貸し切り状態でした。

混雑を予想してツェルトも持参したのですが、よかったです。

のんびり時間を過ごして小屋のちゃぶ台(なんでこんなものがあるの?)を利用してきりたんぽ+キノコ鍋です!

なんとも美味しくてすぐになくなってしまいました。

大平山・矢岳09     矢岳

    【なんとも幻想的な光景です】           【この東京ガステープが点在してます】


翌朝は4時45分起床でしたが、やはりガスっていました。

一路矢岳の分岐まで行く予定でしたが、

せっかくなので酉谷山までの分岐までの本来の長沢背稜まで上がって

多少藪のある稜線を歩いて分岐に向かいます。

その時ぐらいから多少薄日がさしてきました。

なんとも幻想的な景色ですぐに撮影!それも一瞬の出来事でした。

まさしくデジャブでしょうか・・・。


矢岳分岐からは東京ガス1997低圧テープが点在し

この矢岳への尾根を「東京ガス1997尾根(仮称)」と名付けることとしました。

とにかくアップダウンが多くて楽しく、飽きることのない尾根でした。

赤テープ、東京ガステープがうるさかったですが・・・。



大平山・矢岳10     大平山・矢岳11    

  【またまたサンゴハリタケを発見!】               【紅葉が始まりました】


途中、またサンゴハリタケを木の上部で見つけることに成功!

枝でつついて確保成功!お土産となりました。

紅葉も始まっているようで、いいなあとため息をつきながら歩いていきます。

岩場も程よくあり矢岳に到着。あまりにもあっという間だったので通過しそうになりました。


大平山・矢岳12     大平山・矢岳13   

      【適度な岩場があります】                   【静かな矢岳山頂】


日野駅につながる矢岳北尾根を確認して、次回はここを登ることを決めました。

ここはかなり急峻なようで、ザイルを持参したほうがいいようです。

それも下降よりは登路としたほうがいいようです。

皆さんで記念撮影をして、9時前に出発をしてます。

ここから武州中川駅までが長いのです。


大平山・矢岳14   大平山・矢岳15

       【蕎麦の花が綺麗です】               【SLが走っていきました】


デンゴー平、篠戸山、大反山を通り最後の下降に入ったのですが

一本隣の静かな尾根に入ってしまい、下降したところは山越家のお墓でした!

なので「山越尾根(仮称)」と名付けました。


駅までは蕎麦畑がなんとも綺麗で、蕎麦を食べることを決意しました。

そのころからちょうど雨が降ってきました。

なんともいいタイミングでしょうか!


武州中川駅で着替えていると、ポポーと言う音が!

なんだーと思って外にでるとSLが走っていました。

これはSLに乗らなくてはと決心しました。未だ乗ったことが無いのです。


大平山・矢岳16    大平山・矢岳17

       【三峰口の蕎麦屋さん】                【SLに初めて乗りました】


武州中川の蕎麦屋は蕎麦の花祭りの為混雑していたので、三峰口まで行き

駅前の蕎麦屋さんで美味しい蕎麦と天ぷらを食す事に。

その帰りはもちろんSL乗車です。

初めてのSL乗車は電車小僧になってしまいました。

このにおいがたまらなく好きです!


今回は盛りだくさんの楽しい山行となりました。

焚き火ができれば言うことがありませんでした

あー焚き火がしたいです。

焚き火するだけの山行今度いってみようかなあ。