幸せに

写真はみねのさとに飾ってある陶器です。
「幸せに」と書かれています。
先日自宅の整理をしていたら
12年前の1998年の寅歳に祖父から届いた年賀状がでてきました。
確か年賀状のコピーのお手伝いをしたら
「○○ちゃん、全て済みました、有難う ○爺」
というコメントとともに来た賀状でした。
当時祖父は85歳。
賀状をやめるという宣言をしたものの
几帳面な性格で来たものには返事をしないではいられないのでした。
手書きで書くというのがモットーでも
枚数が嵩むと時間も余裕もない。
そこで祖父が書いた原本を
両面コピーをする役目をかってでたのが私。
手書きが大変だったはずなのに
コメントと絵を描いてくれて
しかも近くに住んでいたのに手渡しでなく
わざわざ郵便で届けてくれたことが粋な祖父でした。
平成十年 戊寅年 1998年
懐かしい賀状 ありがとう
十二支の動物達と親しくなり
干支を幾回り描いたことでしょう
もう卒業してもええなあと考えています
目下通院中でまだ車にのってます
皆さんや一族の助けを得て生きている一人暮らしの老人です
ご多幸を祈ります
そしてその文面は12年経った今
新たな気持ちで読み直すことになりました。
今も祖父は元気にしています。
それでも歳のせいか
時には傍若無人な振る舞いも見せます。
まわりにいるものは時に戸惑います。
それでも、少なくとも12年前は
[人の助けを得て生きている]
なんて考えていたんだと
賀状を見て感慨深い思いでした。
人生の先輩なので当たり前ですね。。。
もちろん今でも感謝の意を伝えてくれます。
でも、ずっと前から祖父がそういう想いを持っていてくれたこと、
12年前に気にも留めなかった文がこうして
私たち家族の心の支えにもなるのです。
日々の忙しさにかまけた毎日も
そんな想い出で癒されることもあります。
いわゆる老人の認知症というのは
発症の時期が極めてわかりにくく
また家族への精神的な負担が大きいことが問題とされています。
認知症という病いとして捉えることで
心の負担が幾分か緩和されます。
認知症の利用者さま、そのご家族の方々へ
どのようなサービスを提供させていただけるか
皆様が幸せに過ごせますように・・・
そういう想いをもって
みねのさとでは
若手スタッフから実際に家族の介護しているスタッフも含め
日々学びの毎日です。
今日は長々と想い出話になってしまいました。
次回は春の訪れをレポートしたいと思います!
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