2014年8月11日 東京新聞夕刊
通信教育大手ベネッセコーポレーションの顧客情報流出事件で、さらに約二千万件の情報を持ち出したとして、警視庁は十一日、不正競争防止法違反(営業秘密の複製)の疑いで、住所不定のシステムエンジニア(SE)松崎正臣被告(39)=別の同法違反罪で起訴=を再逮捕した。流出した顧客情報は、2億件に上るとみられてる。
再逮捕容疑では、六月二十七日、ベネッセの関係会社「シンフォーム」の多摩事業所(東京都多摩市)で、貸与パソコンを使ってデータベース(DB)にアクセスし、約二千万件の顧客情報をダウンロードし、自分のスマートフォンに転送したとされる。
警視庁によると、松崎容疑者は容疑を認めている。「名簿業者に情報を売却しようと準備したが、今回の件(社内での流出発覚)があって、売れなかった」とも供述している。
捜査関係者によると松崎容疑者は昨年七月以降、顧客情報の持ち出しを繰り返し、都内名簿業者三社に計二十回、延べ二億三百万件の情報を持ち込み、計約四百万円で売却したという。
警視庁は、この三社を含め、十五社ほどの名簿業者に情報が出回ったことを確認している。
不正に入手した情報と知りながら、購入した場合、同法違反に当たる可能性があるため、警視庁は名簿業者の認識などについて調べている。
松崎容疑者は六月十七日に顧客情報を持ち出したとして、七月十七日に逮捕、その後に起訴されていた。
(東京新聞引用)