この本を読むにあたって一番大切な事は、
“全てを鵜呑みにしない事“
本著は初めからタロットに対するスピリチュアルな目的を否定し、心理学的なアプローチをしているのですが、本著を読んでいくと結論的にはその側面も認めているように思われる。
(理論的にタロットを読むという事に自分と考えが同じだと思って読み始めたので一層そう思う。)
しかし実際、タロットの歴史やそれに付随する理論の数々は様々な著作で論じているし、その神秘学や宗教観、秘術的な考察が乱立する中でそれを全て省く事はまたタロットを説明するのに欠いている。
しかし、この著者はありとあらゆる連想も書き連ねてもいるのだ…。
これが初心者の方にオススメ出来ない理由である。
実際に著者は他の著作を読むことを勧めているが、どうにも逃げにも見えるし、時折見せるこの理論は間違っているのでは?という事も堂々と書かれている。
注訳を読んでみるが、そもそもそれは著者の単なる連想であり、タロットの理論としては関係のない事であるかのようにスルーしているのでどうにも腑に落ちない部分が多くある。
例を挙げるなら、この著作のタロットはウエイトスミス版を想定して作られている。
という事は何が言えるかと言うと、占星術とタロットの対応がニューエイジ以降の考察になっているという事が既に矛盾しているのだ。
当時のGDでは天王星、海王星、冥王星をタロットに当てはめず、10天体と4元素と12星座によってタロットとの対応をしていた。
(もっぱら、GDは占星術よりもカバラの理論に熱心だったのは当然だが…)
また、一介の占星術師ともあれば、天体と元素と星座というものがどれだけ全く別の意味合いを持つかという事もお分かりであろう。
この著作で一番懸念しているのは、その完成されている当時のGDの思想を考察する事ではなく、ただ単純に著者の知識をひけらかしたいという感覚も見受けられる事だ。
それによって、本来の理論から逸れてしまい、連想になってしまっている。
例として魔術師は水星と対応しており、それは風と土の四元素も含んでいる。と書いてある。
しかし、占星術師ならお分かりの通り、水星は水星であって、四元素は四元素である。それ以上でも以下でもない。
何故関係していると言い切れるのであろうか。
ルーラー(支配星)としての双子座と乙女座があるからだ!と著者は言っているが、むしろルーラーの意味をよく理解していない事がここで分かる…。
そして第二巻ではエレメンタルディグニティ(元素品位)の解釈について書かれているが、そもそもこの著者は天体と元素と星座をごちゃ混ぜに覚えているため、理論が破綻する。
だからそこの強引な連想なのだろうが…。そもそもそれが間違っているからなのではないだろうか…。
そして安易なトランスサタニアンの解説。
ウエイトスミス版タロットの研究をきちんとした方は残念に思ったに違いない。
故に結論としては、“この著作を鵜呑みにしない”という事が必要だ。
では評価に値する点は何処かというと、
その理論以外の面だろう。
スプレッドの豊富さや著者の解説付きの例、様々なタロットの理論の紹介(真偽は各々で調べる必要があるため)などであろう。
基本的にはウエイトスミス版のタロット解説本と思って買うと損をした気分になる。
あと論説も話半分くらいに思って読むことだ。
申し訳ないが、全て正しいと思えない。(運命の輪のTAROがアナグラムで日本の虎になるなど平気で書いてしまうのだから…)
という事で、あまり期待して買わない事をオススメする。(特に初心者は間違った事を覚える可能性があるので、他の著作をオススメする。)
今日のタロットはペンタクルのキング、節制、ワンドのクイーン。
アストロダイスは蟹座、3ハウス、ノード。
アングロサクソンルーンはティール、ハガル、イール。
さりげなくフルデッキだよ。
ではまずタロットを解説。
ペンタクルのキングは牡牛座、節制は射手座、ワンドのクイーンは牡羊座です。
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小アルカナの人物札についてさっくりと説明。
小アルカナの人物札はそれぞれの四元素に当てはまった星座↓
ワンド=火=牡羊座、獅子座、射手座
カップ=水=蟹座、蠍座、魚座
ソード=風=双子座、天秤座、水瓶座
ペンタクル=地=牡牛座、乙女座、山羊座
の中で、活動宮はクイーン、不動宮はキング、柔軟宮をナイト
四元素そのものをペイジが受け持ってます。
という事で、ペンタクルのキングは地の不動宮=牡牛座。
ワンドのクイーンは火の活動宮=牡羊座になります。
ついでに分割としては数札を三枚分受け持っているような形になるので、事実上、ペンタクルのキングは羊、牛、牛となります。(詳しくは西洋占星術のデーカンで。)
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という事を踏まえて。
今回のカードは牡牛と牡羊座が強く影響していることがわかります。
丁度今頃の季節。
そして唐突な節制。
これが表しているのは何か。
ワンドのクイーンは冬から春へ本格的に移り始め、ペンタクルのキングは春から初夏への橋渡しをしています。
芽吹き、そして芽吹くための土壌をふかふかにするのが必要とされているのかと。
節制は心身のバランスを表しているように思うのです。
この新しい芽を芽吹かせるための水。
新たな流れがすぐそこまで来ているということ。そしてその為の準備を促されているようです。
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アストロダイスは蟹座、3ハウス、ノード。
自分が得意な分野(特に個人レベルの趣味や興味)を学び伸ばさないかという提案。
無理だと思うことは無理にしない事です...とのこと。
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アングロサクソンルーンはティール、ハガル、イール。
ハガルはまさにワンドのクイーンの様な文字。
春の訪れがそこまで来ているようです。
ティールとイールはとても方向性が似ている文字で、どちらも必要な場所に必要なエネルギーを集中させることを望んでいます。
それは芽吹くために必要なエネルギーと思うと理解しやすいです。
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まとめ
・春がそこまで訪れている。
・新たな流れの始まり。
・得意を伸ばすことで芽吹く。
今日の占い。
秋葉原店で待機するのは取り敢えず最後になるかと...。
ということで。
そしてアストロダイスが出せなかったので(鞄を忘れました...)、タロットフルデッキで出してみた。
(12*12*12のrandamでシステム的に出せばいいんだけどね。)
タロットはカップの5、ソードの9、魔術師。
ルーンはイス、イール、クエイオース。
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タロットの正逆の採用するしないというのはいつまでも議論がある。
現地(洋書)の中でのタロットの解説は、基本的には正逆の意味を採用しているのが多く見受けられる。
といっても、原稿量の問題もあるかもしれないが。
と解説したのは、他のタロット専門外の物に関しては正逆をあまり重視していない傾向にあるからだ。
そのカードが出るという事が意味があるという事を伝えているという事だ。
なので、正逆を必ずしも全て読まなくてはならないというわけではない。
理論さえ分かっていれば読み解けるはずなのである。
ということで、正逆がない場合で読むとすればどのようであろうか。
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タロットのカップの5、ソードの9とよく言われる凶札が横並びになるのは精神的に来ている状態が見受けられる。
とはいえ、これを占星術として解釈すると、これが全く解釈が変わるという事がわかる。
カップの5はさそり座の火星、ソードの9はふたご座の火星である。
カップの5はルーラー内の火星であり、悲観的であるとは言わない。
しかし、ソードの9の火星はペレグリンという、品位(ディグニティ)の無い状態の火星である。
つまりここでの火星の扱いが全てを左右するようだ。
火星とは行動の源であり、使い方である。
さそり座の火星がルーラーであるのは、集中力を持つからである。
不動の水であるさそり座は、揺るぐことのないじっくりとした構造を持っている。
そこに火星が上手く作用し、更に強くあれるのである。
ふたご座の火星は力の方向が定まらず、力が発散してしまっている。
タロットの絵札をよく見ると、ソードに花が傷ついてしまっている。
根からやられてしまっているような感じである。
これらから察するに、枯渇した力を無理矢理引き出そうとしているようにも見える。
彼らは何が伝えたいのだろうかと思うと、
辛抱強く続く力。休息の必要。そして魔術師は発想の転換。
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ルーンはイス、イール、クエイオース。
イスは停止、イールは集中力、クエイオースは過去を手放す、変容。
タロットの解釈と比べると同じ事がわかる。
大抵必要な事や現状の読み解きに必要なことはあまり多くない。
そう思うことです。
今日の占いさん。
タロット→戦車、女教皇、節制
アストロダイス→ふたご座、5ハウス、天王星
アングロサクソンルーン→スタン、ユル、オス
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タロットは戦車、女教皇、節制。
テーマの核はどれも2つの対するものがあるという事。
戦車から女教皇の流れはとても分かりやすく感じる。
戦車はかに座、女教皇は月である。
かに座と月がルーラーという強い繋がりがあるというのは知らない人は覚えてね。
かに座の戦車は暗示するのは活動宮としての力強さ。
かに座は割と温厚だとか読まれがちだが、そうではない。
活動宮独得の発展性を持つ星座である。
そしてそのかに座で一番親和性が高いのが、月である。
女教皇の月はかに座の作用を後押ししている。
そう見ると、何か人との繋がり、また、愛着について、自分の習慣についての気付きが投げかけられている。
本当に気に入っているのだろうか?
本当に好きな物事とは何なのだろうか?
そう言っている様に見える。
そして節制は次のレベルへの進化を求めている。
どのように自分の習慣とすべきか。どのような習慣にすべきか。
その変容が必要とされている。
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アストロダイスはふたご座、5ハウス、天王星。
ここで目立っているのは、5ハウスの存在。
先ほどのタロットを考えると、この5ハウスは趣味的な、遊びの延長のようであることがわかる。
本来の好きとは何かを考える。
そしてサインはふたご座、天王星。
無邪気なふたご座に入る、急転直下の天王星。
知識的な構造の刷新を求められている。
もしくは、自分が好きだと思っていたものについて、本当にそうなのか?と問いかけるようだ。
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アングロサクソンルーンはスタン、ユル、オス。
スタンは石、ユルはイチイ、オスは口である。
誰かの言葉(オス)がこの思い込み(石)を動かす(イチイ)そうだ。
言葉で伝わる新しい見解。
何かを知るためには、既成概念を超えることです。
まとめ。
・本当に好きな事とは何か。
・誰かの言葉が思い込みを動かす。
・静寂の時間を求めている...。
スマホを忘れて写真が撮れなかった痛恨のミス!(セッティングしたのに...)
ということで文字で出たものを。
タロット→愚者、教皇、隠者
アストロダイス→冥王星、牡羊座、8ハウス
アングロサクソンルーン→ハガル、ニイド、ペイオース
本日の占いコーナー
丁度最近愚者のカードについていろいろ書いたので、教皇、隠者に重点に解説しようかと。
教皇は牡牛座、隠者は乙女座です。
知らなかった人は覚えてね。
ついでに私が使っているタロットはThe Hermetic Tarotという直訳で錬金術タロットというのですが、
このタロットの特徴として、GD作成のタロットカードであるということ。
箱に、1979年初版との文字。絵はGodfray Dowson作成と。ですので、トランスサタニアン(天王星、海王星、冥王星)の考えが入ってます。
そして、生命の樹(sephiro)的で、天使的で、天地の要素的で、数秘的で、カバラの要素があると...。
錬金と占星術のシンボルが特徴的なカードとあり、ライダー版(ウエイトスミス版)、トート版、マルセイユ版よりも個人の儀式、学習に適しているとのこと。
実際にそうです。占星術者はかーなーり使いやすいはず。(使いやすいと感じる)
シンボルとしてへブル文字も記入してあり、その関連を勉強した人なら特にそう思うかと。
少しカードの紹介で逸れてしまったので、元に戻すと、
このカードは占星術的なシンボルが多くあるため、本来の解釈の星座と四元素と星のタロット対応以外の象徴が書かれてもいるということです。
今回の話で出すなら、この教皇は牡牛座のみの対応が本来のタロットですが、同時に地の性質も持っています。
また、隠者は乙女座のみの対応のはずが、同時に水星を持っています。
(画像がないのが悔やまれる...)
ではこれをどのように解釈するか。
絶対的な基盤という教皇。そしてその上に重なる英知という隠者。
牡牛座を土としての面を強く見れば、強固で動かないが、決めた事に対する力強さ。
隠者の乙女座と水星は細部まで目の行き届いた英知。進展する水星というより、綿密さや、適応しようとする能力としての水星。
そしてこの中に愚者はどのように振る舞うかと思うと、風と地は完全に異なるように見える。
しかし、それは隠者を経由することによって、基盤を作ることを示唆しているのではないか。
風は、乙女座水星を経由し、地に着地する。
つまりこれは基盤としての知識の形を一旦変容させ、新たな知識を再形成することを求めているのではないか。
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アストロダイス→冥王星、牡羊座、8ハウス
ではこれはどのように見るか。
牡羊座に冥王星があるとなると、とても集中的な大きな力であることが想像に難くない。
というのも、冥王星の意味は火星の派生であるからだ。
異なる点としては、冥王星は火星よりも一点に力を込めることを好む。
よって、冥王星にとって牡羊座は居心地の良いサインであることがわかる。
この力は8ハウスで発散されている。
8ハウスは相手である7ハウスの所有(7ハウスと1ハウスとみれば、2ハウスの所有となる。)や、更に深い人間関係や祖先などなどあるが。
どちらかというと深い人間関係と見ることが多い。
または、自分の力の及ばない側からの力。
能動的に発すると考えると、この冥王星は相手を根底から変化させる力の様に思う。
彼らが全く考えも及ばないものが良い転機を導くようだ。
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アングロサクソンルーン→ハガル、ニイド、ペイオース
ハガルもニイドも変容を求めている。
ペイオースは本来自分の中に存在したものに価値があることを示唆している。
必要であるから変容がある、そしてその価値は自分にあるということだと。
【まとめ】
・基礎を見直す、そしてその基礎の更新が必要である。
・全く考えの及ばない根底からの変化の力が良い転機を生む。
・必要であるから変容がある、そしてその価値は自分にある。
今日のタロットカードは、節制、恋人たち、星。
アングロサクソンルーンはカルク、ソーン、マン。
アストロダイスはかに座、海王星、5ハウス。
今日のテーマとして一番大切なのは人間関係と、しっかりとした自分の芯を持つということの様に思う。
では細かく読んでいくと、
節制は自分自身の世界と外的世界を行き来するもの。
”節制”と文字通り読めば、謙虚を表すのかと思われがちですが、そうではない。
この節制は射手座が対応している。
射手座は柔軟宮であり、火の星座。
またウエイトスミス版にも火のマーク(△)が入っている。
よって、この節制は変化の適応を求めている。火の力強いエネルギーである。
そして隣に提示された恋人たちはふたご座(柔軟宮、風)。
そして星はみずがめ座(不動宮、風)。
周りでは大きな風が変容を促していることがわかる。
そして節制と恋人たちの2つに共通するのは、2つの視点があるということだ。
陰陽の様に、自分と他者、内面と外面、現象と理論、様々思い浮かぶ。
ただ今回は自分の世界と外の世界の繋がりと読む。
となると、今回は変容を求めるカードが、更に節制を押しているようだ。
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アングロサクソンルーンを読むに、カルク、ソーン、マンはじっくりとした基盤を必要としていること、その上に変容と人間との豊かさを見る。
カルクはアングロサクソンルーン特有の文字である。
カルクは木の根を表し、本人の根(ルーツ)に行き着く。
ルーンが表しているのは、基盤の根を張る。ゆっくりと但ししっかりと。
ソーンは傷つけるだけではなく、守護と変容を促すトール神のハンマー、そしてサンザシである。
マンは人間を表している。寄り添う二人の人間である。
この三つに共通しているものが一つある。
それは助言である。
よい助言を授かる、授けられる日となりそうである。
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アストロダイスはかに座、海王星、5ハウス。
かに座は海王星を嫌わないだろう。
海王星はかに座のより豊かな安住の地を増幅させてゆくだろう。
しかしながら問題となるのは、海王星の複雑にさせてゆく力である。
本来の自分の安住の地、つまり家や家族の様な愛情。密接な関係。
5ハウスは場所であるから、手慣れた、親しんだ(←かに座)楽しみや趣味の中(←5ハウス)の更なる発展(←海王星)。
と読むのが良いかもしれない。
海王星がセミマレフィックであるのは、木星の性質をより煩雑に増幅させるからである。
思うにこの海王星であるということは、既に持っているものから、ずっと増えてゆく、もしくは、更に高次元のものにしてゆく必要を感じるところである。
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まとめ。
・タロットとルーンは変容と助言。
・アストロダイスはこれから必要な行動として、親しんだ趣味を更なる高次元の発展を。
を示したように思います。
いくらでも考察できそうだなぁと思うことですまる
