レースのカーテン越しに見た彼女の姿を見た時、
胸の奥がギュっとなって息がしずらくなった。
丸まってしまった背中。
白髪にまみれた頭。
弱々しい歩き方。
あたしの知っている祖母ではなかった。
まっすぐ伸びた姿勢で、
シャキシャキと歩く。
身だしなみに気を付けて、
定期的に髪を染め、
その髪はいつもカラスのように黒々していた。
そんな祖母ではなかった。
本当は美容室に行きたいだろう。
旅行に行きたいだろう。
昔のように頻繁に外出したいだろう。
レースのカーテン越しに見える彼女は、
あたしの知っている祖母じゃない。
なのに、あたしはといえば足がすくんで動けないのだ。
今だに恐怖の方が勝って、逃げ出したくなるのだ。
洗濯物を取り込む彼女を手伝いたいと思うのに、
あたしは固まったままなのだ。
医師にも先生にも関わっちゃいけないと言われている。
でも、そんなのはどうでもよくて、
あぁ、手を貸してあげたいと思うのに、
結局あたしは半分隠れて、立ちすくんだまま、
不甲斐ない自分と混乱する感情で、
ポタポタと涙を零すしかなくて
あたしの寿命を吸い取って若返ればいいのに。
手助けができないのなら、そうしてくれた方があたしは助かるのに。
誰か美容室に連れて行ってくれたらいいのに。
胸の奥がギュっとなって息がしずらくなった。
丸まってしまった背中。
白髪にまみれた頭。
弱々しい歩き方。
あたしの知っている祖母ではなかった。
まっすぐ伸びた姿勢で、
シャキシャキと歩く。
身だしなみに気を付けて、
定期的に髪を染め、
その髪はいつもカラスのように黒々していた。
そんな祖母ではなかった。
本当は美容室に行きたいだろう。
旅行に行きたいだろう。
昔のように頻繁に外出したいだろう。
レースのカーテン越しに見える彼女は、
あたしの知っている祖母じゃない。
なのに、あたしはといえば足がすくんで動けないのだ。
今だに恐怖の方が勝って、逃げ出したくなるのだ。
洗濯物を取り込む彼女を手伝いたいと思うのに、
あたしは固まったままなのだ。
医師にも先生にも関わっちゃいけないと言われている。
でも、そんなのはどうでもよくて、
あぁ、手を貸してあげたいと思うのに、
結局あたしは半分隠れて、立ちすくんだまま、
不甲斐ない自分と混乱する感情で、
ポタポタと涙を零すしかなくて
あたしの寿命を吸い取って若返ればいいのに。
手助けができないのなら、そうしてくれた方があたしは助かるのに。
誰か美容室に連れて行ってくれたらいいのに。

何かやる気のない変なのがいました。







へ。
へ。





