「樹形」という場合、樹冠の形を言うことが多いようです。しかし本来の樹形は樹冠と幹で形作られます。自然の中では、樹木は樹種ごとにほぼ決まった姿になっていきます。これが「自然樹形」。樹種特有の形であり、成木で顕著になります。刈り込んで仕立てる「人工樹形」に対する呼び方です。自然樹形はその樹木にとって、日照を受け止めやすく養分を体に行き渡らせることができる、生育しやすい形です。もっとも自然のままでは、大風で枝が落ちたり害虫で曲がることもあります。「自然樹形」と呼ぶ時は、それがない理想的な状態を想定します。逆に「自然のまま」とは、放任状態を指します。ただ樹木自体は自分本来の樹形を保とうとするので、それに基本を置けば最小限の剪定で整います。庭木の景観としても、自然の安らぎを感じる樹形です。樹冠の形はいろいろな種類があります。いちばん多いのは卵形です。クリスマスツリーでおなじみのモミの木などは、大きくなり過ぎたからと言って頂上を切ると、もうモミのイメージがなくなってしまいます。こうした幾何学的な形でとらえられないのが「不整形」。サルスベリなどは成木になるまで、どんな形になるかわかりません。一方、幹の形にも典型的な種類があります。大きく分ければ直幹型と分岐型。枝分かれの具合に着目してみましょう。分岐型は幹の中程から枝分かれをくり返すタイプ。多幹型は下のほうから枝分かれします。この多幹型の樹木は分岐が下のほうになりやすいだけで、場所や環境によってしばしば分岐型にもなります。アジサイのように、根元から分かれるものは株立ち型です。斜幹型は、幼木時代は直幹でも成木では斜めになります。さらにくねって育つ曲幹型。幹や枝は曲がって伸びるだけでなく、伸びた後の枝が向きを振ることさえあります。樹冠は成長後の枝葉の姿であり、幹はもともとの性質を示しています。剪定する際は両方を考え合わせて、仕上がりの予測を立てるとよいでしょう。 

 

■まとめ 

庭づくりは、計画・準備・作業・メンテナンスと多岐に渡る工程があるため、大変と感じることもあります。また、樹木や土、レンガやフェンスなどを購入しなくてはならないケースもあるため金銭的にも負担がかかります。しかし、自分好みの庭が完成したときの達成感は格別なものです。そして、その庭を眺めたり、家族や親しい仲間とバーベキューなどをすることはとても楽しい時間となります。庭づくりの知識をつけて、少しずつ、自分好みの庭をつくっていきましょう。 

 

 

 

 

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