なんと中学生男子みどりに、今回の旅のハイライトは「夜の金沢かな」と言わしめた雨の茶屋街。鉄旅だった筈なのですが(笑)。ひさびさに、ハンターの眼をしてシャッターを押しまくるみどりを見ました!
 
 
友人に、東山ひがし茶屋街、西茶屋街、主計町etc.主だった見所を一気に案内していただきました。暗いことに加えて雨もあり、迷路のような小路は、自力では到底回れなかったです。
 
 
紐のお店のショーウィンドウ。こういう小さなお店のウィンドウディスプレイ、大好きです。
 
 
 
宿泊は、町家のゲストハウスKanazawa旅音(たびね)。高速WI-FIはあるけれど、テレビ無し(笑)。1Fが共有スペースで、2Fが鍵のかかる個室。旅慣れた外国人などが多いようで、共有スペースの利用マナーも良く、快適でした。
 
 
 
主計町(かずえまち)は、親子共に気に入ったので、翌朝再訪。宿から浅野川沿いをのんびり歩き、暗がり坂から泉鏡花記念館へ。夜とはがらりと雰囲気も異なり、掃き清められた石畳に背筋も伸びる思い。ちなみに、泉鏡花記念館は、文豪ストレイドッグスにハマっているみどりのたっての希望。鏡花ちゃん(女子キャラ)は、中学生に人気あって、みどりもリュックにストラップつけてます。
 
わかばのお気に入りは、暗がり坂をあがりきったところにあるケヤキの木。いったい樹齢何年でしょうね~。こんな大木、みたこと無いです。100年単位は間違い無さそう。それだけの長きにわたり、人が暮らし、建物や木々の手入れを欠かさなかった証だと思います。
 
それにしても金沢の街は、街並みはもちろん、ライトアップもものすごくレベルが高く、また、ちょっとした空間に活けられた花にも強い美意識を感じます。日常的に暮らすのは、どんな感じなんだろう……。
 
 
実は当初、金沢泊で決めていたことは、「兼六園ぐらいは見ておきたいかな」という中学生男子みどりのリクエスト。はい、日本三大庭園ですから、ぜひ。わかばは、若かりし頃に訪れていますが、恥ずかしながら偕楽園と少しごっちゃになっているかも。
 
 
 
雨も強くなり「ことじ灯籠」だけ見て、早々に退散!でも、早くも少し紅葉し始めているカエデや、苔むした大木、静かな空間に癒されました。ここも一日中でも、のんびり見ていたい……。
 
 
金沢21世紀美術館も、中学生男子みどりが食いついていました!都内の美術館に連れて行くと、たいてい人混みが激しく酸欠で10分と保たなかったので、近頃は美術館にはあまり誘わなかったのですが、意外。
 
ここも、建物自体がアートフルで、とても刺激的。
 
 
念願の白エビもいただきました!
 
 
◆ひとこと
金沢がこんなに観光客で混雑しているとは知らず、宿泊を取ろうとして全く見つからず、急に慌てました。結果オーライで、憧れの町家に宿泊することが出来たので楽しかったですけどね。
 
台風接近に伴う前線の影響で、お天気には振り回されました。逆にそのおかげで、雨の茶屋街という素晴らしい出逢いもあったので、偶然を受け入れる気持ちも大切ですよね。