さかのぼること半年前、今年の2月。電車好きの中学生男子みどりが、京急の創立120周年記念の無料乗車券をゲットしておりました。東京マラソンのトップアスリートの走りを見物しつつ、wing品川での配布で「電車全線優待乗車票」を頂いていました。

京急ニュースリリース:

途中下車NGですが、京急ならどこまで乗っても無料!な乗車券が2枚。「どこに行こうかね~」と言いつつ、気づいたら今月下旬の有効期限が迫っています。一気にプラン立て、決行です!

近年、艦これ好きのみどりは、浦賀に行きたいとのこと。
「村雨の碑」を見たい。→メインテーマ決定。
母の希望: 灯台見たい、お魚食べたい→サブテーマ(笑)

中学生男子みどりが、プランを組み立てました。電車のダイヤだけではないので、少しハードル高かったかな?




◆今回のコース
<京急>品川~浦賀
浦賀にてランチ
<徒歩>浦賀ドック~村雨の碑~観音崎灯台~観音崎バス停
<バス>観音崎~横須賀中央
<京急>横須賀中央~品川

おおよそ五時間弱のコースです。

①<京急>品川~浦賀
京急600系に乗り、(当然)最前列キープ。前向きの座席があるんです。品川より手前も、浅草線から直接乗り入れましたが、さっそく「(浅草線は)東京の地下鉄で唯一信号がある」などとオタクな知識を披露。確かに信号が。

「横浜を過ぎると、トンネルが増え、切り立った地形が見られていいんだ」そうで、確かに品川~横浜間とは景色が一変します。メリハリあって、景色も飽きないそう。そうだったのか~。

堀ノ内で乗り換え、浦賀到着。ちなみに、堀ノ内~浦賀間は初乗車。でも「浦賀方面が本線なんだよ」とみどり。いちいち勉強になるでございます。

過去記事(当時小2):



日差しで輝く照葉樹と青空が眩しい♪


②浦賀にてランチ

週末は混むこともあるようなので、浦賀に到着してまず最初に開店直後に入店。店内には地元情報もあったので、この回り方は正解。

中学生男子みどりは「自家製いくら丼」、わかばは「地魚盛り合わせ定食(マグロ無し)」で。



「新物」と書いてあるいくら丼。手作りらしい濃すぎないしょう油漬けがほっとする味。いくら丼デビューのみどりは終始感激しっぱなしでした。以前、北斗星で訪れた函館では、せっかく駅前市場や回転寿司に行ったのに、風邪気味で海の幸何にも食べられなかったのでね~(笑)。北海道のものなら、8月末解禁でしょう油漬けがちょうど食べ始められるタイミングです。

地魚盛り合わせ定食は、三種盛りの刺身。テイストの違うお魚が組み合わさっていて、どれも美味。ちゃんと名前教えてくれたんですけど、知らない魚で覚えられず(泣)。ボリューム少な目ですけど、これは満足度高い!魚好きのわかばも納得の味。

ちなみに、味覚過敏で美味しいもの好きのみどりが「(地魚盛り合わせ定食の)冷ややっこは木綿豆腐で、味噌汁の豆腐は絹でいいね」と一言。言われてみれば確かに!ネットレビューでマイナス評価のものも散見しますけど、豆腐の例でもわかる通り、味には妥協しないお店だと思います。


③<徒歩>浦賀ドック~村雨の碑~観音崎灯台~観音崎バス停



浦賀ドックを外からチラリと見学してから、いったん駅前まで戻り、海沿いを観音崎方面へ。浦賀港は、その歴史的流れからか外から見ることは出来ませんが、細く入り江になっていて海面は凪いでいました。

バスの本数も多いので、疲れ具合や気候で臨機応変に併用出来そうで心強い。今回は観音崎までオール歩き。みどりも体力つきました。

*ミニストップ横須賀東浦賀店
浦賀の渡しの入り口のミニストップ。バイクラック完備&店内少し座席あり。「輪行袋もう一つ買って、走りたいね」とは先週クロモリロードデビューしたみどり(笑)。三浦半島をロードでまわる、憧れます。

*浦賀の渡し
なんと市道だそうで、気になる!次回乗ってみたい。

歴史ある立派な神社を通り抜け、かもめ団地を過ぎると、浦賀水道を通るたくさんの船が目に飛び込んできます!みどり大興奮。コンテナ船、車を運ぶ船かな?などとお喋りしながらのんびり歩き続けます。

209号と合流して程なく、村雨の碑。ここも小さな半島になっていて、浦賀水道を見下ろせる美しい場所です。ネットで探した限りでは、なぜここ(鴨居)に碑があるのかは不明とのことですが、海に縁のある方達の碑にはふさわしい安らかな場所だと感じます。

観音崎大橋を経て、観音崎自然博物館(自販機で補給)、観音崎砲台跡を経て、観音崎灯台へ。途中、手彫りしたと思われる切り通しや急な山道を通るなど、ワイルドなコース。軽いハイキング位の装備推奨。

灯台の望遠鏡(90秒100円)で、海保の船を見つけてはしゃぐみどり。望遠鏡から艦名見えたらしいです。灯台は上まで登ることが出来ます。急な階段ですが、景色も素晴らしく、風強かったですけど上がる価値大!ミュージアムもすごく勉強になりました。昔は二時間毎に、錘を巻き上げる仕事があったのだとか。

クラシカルなデザインの屋根には、上まで上がれる足場があり、先般からの一連の台風や地震にも想いを馳せました。灯台からは、海上交通センター(非公開)経由で観音崎バス停へ。ここ、山道です(笑)。


④<バス>観音崎~横須賀中央 <京急>横須賀中央~品川
帰りは、バスで浦賀に出る予定だったのですが、観音崎からは横須賀方面にも出られますので、せっかくなので、バスで横須賀中央駅まで行くことに。美味しいアイスが食べたいなぁということで、観音崎では特に休憩せず、横須賀中央駅近くのコンビニにて休憩(笑)。イートインコンビニ優秀(笑)。次回は、海の見えるカフェでゆっくりお茶を楽しみたいです。


◆まとめ
都内から一時間ほどで、こんなにディープに楽しめるところがあるんですね。京急関連の情報では確かにそのように言われますけど、実際体験してみると、その懐の広さに驚かされます。一方で観光地でありながら、生活圏でもあるので、公共交通も思いのほか整備されていてありがたい。気軽にできる、リアルブラタモリ体験というか(笑)。

ロードバイクの方はもちろん、小径車でお弁当持参の方、もちろん車で来て海水浴?やバーベキューを楽しむ人も。また、付近の基地在住の方かな?と思われる方の浦賀の楽しみ方も印象的でした。路地裏をお洒落なキッズ乗せ自転車で走る方や、小さな浜でシュノーケリングを楽しむ方など、皆さん楽しみ方をよくご存知です。

みどりが言うように、輪行で来るのも楽しい筈。また近いうちに行きたいなぁ。