Mindful Heart

Mindful Heart

マインドフルネスプログラムの紹介

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来月、日本帰国の際に、3時間のマインドフルネス・ワークショップを開催いたします。

日時: 11月13日(木)午後1時から4時
場所: 東京都渋谷区神宮前3丁目(東京メトロ外苑前より徒歩5分)
費用: 5000円

今回のマインドフルネス・ワークショップでは、マインドフルネス・ストレス低減法プログラムで紹介する、マインドフルネスのコンセプトを、身体で学び経験していただきます。そして自分に優しく対応できるようになる、セルフ・コンパッションについても学んでいただきます。

マインドフルネス・ストレス低減法プログラムは、1979年にマサチューセッツ医学大学のジョン・カバット・ジン博士が生み出した、ストレスや身体の痛みとのコーピング・プログラムです。
またセルフ・コンパッションは、クリスティン・ネフ博士とクリストファー・ガーマー博士が生み出した、マインドフル・セルフ・コンパッション・トレーニングからご紹介します。

マインドフルネスとは、今の瞬間に意識を向け、良いか悪いかなどの判断や否定をせずに、あるがままに「今」を受け入れること、を意味します。そしてセルフ・コンパッションとは、他人が困っている時に、自然と差し伸べる優しい思いと対応を、自分にも向けることです。

困っている友達には優しい言葉をすぐにかけられるのに、自分が失敗をしたり、困難な状況にいる時「何で失敗しちゃったんだろう、もっと頑張らなきゃダメだ」って自分を非難したり、頑張りすぎたりしていませんか。

「今」を、あるがままに受け入れ、自分と、自分の周りに存在する困難な出来事、思い、思考、人との関係などに対して、これまでとは違った対応、関係を築いていくことができるようになる、そんな一歩を一緒に経験してみませんか。

ワークショップ内容:
• 自己紹介と本日のワークショップについて
• マインドフルネスとは?
• マインドフルネス・ストレス低減法 (MBSR)について
• 呼吸に意識を向ける瞑想
• マインドフル・ムーブメント
• マインドフル・イーティング(休憩)
• セルフ・コンパッションとは?
• マインドフル・セルフ・コンパッション(MSC)について
• セルフ・コンパッション エクササイズ
• ラビング・カインドネス(慈悲)の瞑想
• ギビング・レシービング・コンパッション
• 質問

服装: 動きが楽に取れる、カジュアルで楽な格好。
持ち物: 瞑想をする際は椅子に座って行いますが、座蒲(ざふ)をご使用になりたい方はご持参ください。
お願い: 香水やオーデコロンなどのご使用はお控えください。
昨日は月一度のアロマセラピー初級コースに参加してきました。

今回はリップバーム作り。

キャスターオイル、シアバター、カレンデュラインフューズドオイルを容器に入れて湯銭にかけて、

ビーズワックスを加えて、よく溶けて混ざるまでかき混ぜます。




よーく溶けたら火からおろして、型へ流し込み、エクストラクトと好みの精油を加えて、固まるのを待ってできあがり。




簡単そうに聞こえますが、結構時間かかりました。
(ビーズワックスがしっかり溶けるのに時間がかかった。)

私が今回選んだ精油は、リップ用にゼラニウムとジャパニーズペパーミント。
そして顔用にはロックローズとネロリ。




今回のクラスは、和子先生の素敵なご自宅で教えていただきました。
いつものクラスルームよりも、落ち着いてゆったりした気分で楽しいクラスでした。

おまけに手作りの、綺麗にデコレーションされたココナッツムースも、美味しくいただきました!




来月は日本から奈津子先生が戻ってクラスを開く予定だとのこと、
久しぶりに元気な奈津子先生に会えるのが楽しみです。



Mindful Self-Compassion Teacher Training
マインドフル セルフ コンパッション(MSC) 6日間の集中講師トレーニング

約2週間前に、マインドフル セル フコンパッション(MSC) 6日間の集中講師トレーニングに参加しました。

約50人が世界各国から参加。
参加者の半数以上は、心理学者、臨床心理学者、心理カウンセラーの方たち。
そして私のような一般人、マインドフルネスを知り、個人的に強く感動を受け、
マインドフルネスを他の人とシェアしたい、教えてあげたい、
という希望を持つ人たちも多くいました。

昨年初めてこのMSCトレーニングに参加してから、
私は自分の「人生の道」みたいなものを見つけたような気がしました。
トレーニングで受けた強い感動が、転職を決心し行動に移す引き金となり、
そして今の職場、カリフォルニア大学のCenter for Mindfulnessで働くことに繋がりました。

MSCトレーニングは、自分に優しくすること、
それを頭で理解するのではなく、身体で心で感じられるようになるトレーニングです。

このトレーニングは欧米カナダで広がっており、
また韓国、上海などアジアでも教えられるようになりました。

辛い思いや悲しい思いを感じている時に、自分を「苦しみ」から解放する、
それが自分自身にとっても、周りの人にとっても、
人間として生きていく為には大切なこと。

“For someone to develop genuine compassion towards others,
first he or she must have a basis upon which to cultivate compassion,
and that basis is the ability to connect to one’s own feelings and to care for one’s own welfare…
Caring for others requires caring for oneself.“
- Tenzin Gyatso, the 14th Dalai Lama -


ダライ・ラマが言うように、
他人に対する真の慈悲 思いやりは、
まず自分に優しく、思いやる気持ちを持つことから始まる。
他人への思いやりのある行動をするためには、まず自分のケアが必要。。。

日本人は一般的に、相手を思いやる心、同情する優しい心は、
世界中の誰よりも強く持っているのに、自分は後回し、セルフケアを怠ってしまう。
人のためなら一生懸命になれるのに、セルフケアをするのは自己中心とか、
ネガティブな印象が沸くからなのかもしれません。
セルフコンパッションは自己中心でもナルシズムでもありません。

私が今黙々と考えていることは、この素晴らしいプログラムを
どうやったら日本へも紹介できるのだろうか、ということ。。。

まずは今年11月に日本へ一時帰国するので、その際に姉に協力してもらい、
マインドフルネス、とくにMSCを紹介する、一日ワークショップを行いたいと思っています。

興味のある方があれば是非ご連絡くださいね。

マインドフルセルフコンパッションの情報は、現在英語のみですが、以下のサイトでどうぞ。

マインドフルセルフコンパッションセンター
Center for Mindful Self-Compassion


カリフォルニア大学Center for Mindfulness コンパッションプログラム
Compassion Programs at UCSD Center for Mindfulness
photo

8週間のマインドフルネスストレス低減方プログラム(以下MBSR)の3月コースが終了しました。
今回も、経験の長い2人の講師の元で、アシスタント講師として参加しました。
1月コースよりも、自分のパフォーマンスが今ひとつで、
途中何度も自己非難をしている自分自身に苦しみました。

1月コースよりも参加者の多い19人のクラスで、
黙って座っているだけでもとても居心地が悪く、
瞑想のガイダンスを担当した後は、「あー私のこの英語の発音は通じているのだろうか」、
「ドキドキして声が震えているのが、みんなに伝わっているのじゃないだろうか」、
そんな不安感がいつも一杯押し寄せました。

毎回2時間半のクラスでは、様々なマインドフルネス瞑想を行い、
その後みんなの体験、感想をシェアします。
私は緊張してる自分の居心地の悪さで、途中みんなの話も耳に入って来ず、
上の空になってしまったり、次に行う瞑想を頭の中で練習したり。。。

そんな自分に気付いて、クラスに意識を戻すこと何千回。
「今」に自分を戻す、そんなことを続けて8週間が過ぎてしまったような感じでした。

最後のクラスで、みんなのこれまでの感想を一人一人聞き、私の番になりました。
私は正直に、自分の気持ちを話しました。
「私はここに座っているだけでも不安で、自己非難をし、
そんな気持ちを持ちながらこの8週間過ごしました。
大勢のクラスのアシスタントは不慣れで、
それがみなさんにも伝わっていたのではないかと思います。」

みんな(生徒)にどう思われてもいいや、
そんなことを気にする場ではないし、
それでもクラスで一緒に学び練習に励んだことは、素晴らしい経験だったから。

その感謝の気持ちを伝えたく、自分の心に正直に感じることを話しました。

一人の生徒さんが、「感想をいってもいいですか」と手をあげました。
「あなたが教えることに不慣れなで、そのせいで不安なのは、
経験を積み重ねて行けばきっとなくなるはずです。
この8週間、どんなに不安に感じても、居心地が悪くて自己非難をしていても、
そんな気持ちを抱えながらも、あなたは毎回落ち着いた姿でここにいました。
静かにみんなを見守っていました。
あなたは自分の不安な感情を受け入れて、現実に立ち向かっていた。。。
私達に模範を示してくれたと思います。」

私はそれを聞いてびっくりしました。
と同時にそのように見てくれたことに、
感謝の気持ちと、嬉しさの気持ちで一杯になりました。

その後この生徒さんの言葉を、
自分でも自分自身に何度か投げかけて、考えてみました。

不安感と共に過ごせた、そんな自分に、ある種の強さが見えました。
頭では自己非難が押し寄せるのですが、
心の中では、自分の内の力を信じられる、
そんな思いが生まれて来ました。

自分を信じられれば続けられる。
この自分を信じられる思いは、自分の心の中で少しずつ強く大きくなり、
自己非難の声も次第に小さくなり、
温かく包み込むような力になっていくような気がします。

マインドフルネスとは、今の瞬間をあるがままに受けとめる、
意図的に「今」の瞬間に意識を向ける、ということ。

どんな困難な状況に陥っても、逃げずに正面から受け入れられる、
それは自分を信じる心の声に耳を傾けながら、実行できることなのだと思います。
aromatherapy1

今日は毎月一度のアロマセラピー初級クラスに参加。
学科はお掃除用に自宅で作れる、精油入りのクレンザー、石鹸ジェル、スプレーなどの説明。
そして実践ではFlax seedsに精油を混ぜた eye pillowを作りました。

この初級クラスはAQUA Beauty Houseの様々な資格コースを取得した、
アロマアドバイザーの方が教えてくれます。

毎回3-5種類の精油の説明、用法などを実践で学び、
実践では精油を使ったバスソルト、石鹸、マッサージオイルなど、
様々なアロマグッズを作成して、楽しい時を過ごしています。

昨年秋に、私もAQUA Beauty HouseのAromatherapy Advisor Course に参加しました。

このコースに参加しようと思ったのは、昨年夏にサイクリング中に怪我をし、
その後遺症で右腰の痛みがひどく、どうにかしたいと思ったからです。

マインドフルネス瞑想も行っていたので、後遺症の痛みによる精神的なストレスは全くといっていいほどありませんでしたが、
やはり実際の体の痛みは、和らげられるものなら和らげたいと、何かできないかと探しました。

マッサージセラピー、フィジカルセラピーなどについて情報を得ている最中、
アロママッサージについての情報を見つけました。

最初アロママッサージをしてもらいにいこうかと思っていたのですが、
アロマセラピー、精油について読み始めたら、
どうしてアロマセラピーが体や精神の痛みを和らげるのか、
もっと自分で学びたいと思い始めてきました。

そこで、この毎週一度7回に渡って行われる
Aromatherapy Advisor Courseに参加することを決心しました。

Aromatherapy Advisor Courseに参加後、
精油を使った生活を毎日楽しんでいます。
中でもベッドルームで使うディフューザーに入れる精油を選ぶのは毎晩の楽しみです。

今日はEucalyptusとOrangeを選びました。

以前は仕事の影響で、消化不良と不眠症で悩んでいたのですが、
今は仕事場も変わり、マインドルフルネス瞑想とアロマで、
消化不良で悩むことも一切なくなり、夜も毎晩よく眠れるようになりました。

以前よりも穏やかな気持ちでいられるようになって、とってもうれしいです。

AQUA Beauty Houseのウェブサイト

サンディエゴのアロマセラピー初級コースの情報
mountmadonna


2月末、北カリフォルニア州サンノゼから約1時間半のところにあるMount Madonnaというところで、
一週間のリトリートトレーニングに参加しました。

1979年にマインドフルネス・ストレス低減法を生み出したジョンカバットジンと、
現在マサチューセッツ大学医学センター、マインドフルネスセンターのディレクター、
サキサントレリによる、年に一度のこのリトリートトレーニングには、
世界各国から約160名が参加。

初日の夜のセッションで、ジョンが全員に向けて投げかけた質問は「Why are you here?」
「何故あなたはここにいるのか。ここに来たのか」。

次の日の朝も、またジョンが「Why are you really, really here?」とみんなに質問を投げかけました。

トレーニングは毎朝6時からのsitting meditationから始まり、
walking meditation、sitting meditation、walking meditationと、
繰り返して2時間、沈黙の中で進められました。
これは一般的なSilent Retreatの流れに沿ったものです。

朝、まだ外も真っ暗の中で始まるsitting meditationの最中、
何度も眠りそうになるのを避けるため、ふっと外の景色に目をやると、
段々と明るくなって行く空の色、雲の流れる景色がみえて、
あ~昔どこかでみた日本の景色にそっくりだなあ、そんなことを思いました。

そんな景色を見ながら「Why are you really, really here?」という質問が、
自分の中で、このトレーニングに来た理由を問うだけでなく、
「何故ここアメリカにいるのか」という問いに変わってきました。

アメリカに来て、嫌なことや辛いことが山程あっても、何故か今もここにいる。

日本のいとこの結婚式に出れなかったり、父の最期に間に合わなかったり、
自分を責めて悲しい思いをして、それなのに何でここにいるんだろう。。。

シンプルな質問を、改めてじっくり自分に向けて深ーく考えると、
言葉にできるような理由では、何だか十分でないような気がしてきました。

頭で考えて言葉にした理由以上の、何かを心で感じて、
だからここに居続けている、そんな風に感じてきました。

以前の職場にいた頃「何故ここにいるんだろう」って自分に問いかけた時、
頭で考えて出てくる理由どころか、心でも何も感じなかったことを覚えています。

虚しい思いというのはこれだな、って思ったのを覚えています。

自分の本当にやりたいことに出会った時、本当にいたいと思う場所にたどり着いた時、
言葉では表せない、心で熱く感じる思いでいっぱいになる。。。

一番大切なのは「何故ここにいるのか」という理由よりも、
「今、ここにいる」ということなんだと思います。

心でその熱い思いを感じていられれば、満足した自分の生き方ができるんだと思います。

自分の生き方、取り組んでいること、進んでいる道に迷いが出た時、
「何故?」って頭で考えようとせずに、心に尋ねてみてください。
candle

ユダヤ人としてナチスドイツの強制収容所を経験した、オーストリアの精神科医、心理学者であったビクトール・フランクルの有名な名言の一つにこんなのがあります。

原文:
"Between stimulus and response there is a space. In that space is our
power to choose our response. In our response lies our growth and our
freedom." Viktor Frankl

和訳:
「刺激と反応の間には、空間があります。
その空間には、私たちが反応を選択する力があります。
私たちの反応の中に、成長と自由があります。」
- ヴィクトール・フランクル



どんな問題、困難なことに遭っても「どう捉えるか」「どう対応するか」という選択の自由が、常に自分自身の内に存在している。一見無さそうに見えても、実はいつもある。。。

でも実際何か大変なことが起きた時に「対応の選択の自由」など考えている余裕ない!って思ってしまいますよね。

どうしたらそんな余裕ができるのか。

ヴィクトール・フランクルの名言にある「刺激と反応の空間」を、どうしたら実際感じることができるのか。。。

私がストレスで辛かった時に参加した、マインドフルネスストレス低減法プログラム(以下MBSR)では、
その「空間」を感じることを目指す、様々な瞑想の練習をします。

まず最初に習うのが、自分の呼吸へ意識を向ける瞑想「Awareness of Breath」です。
自分の呼吸に耳を傾けて、呼吸の音を聴いたり、呼吸の流れを体で感じて行くのです。
最初は5ー10分くらい、先生のガイドを聴きながら行う瞑想です。

ちょっと話がそれますが、マインドフルネスとは、今の瞬間をあるがままに受けとめる、
意図的に「今」の瞬間に意識を向ける、ということですが、この時に忘れてはならない点があります。

意識を向けた物事を決して非難しないこと、です。(つまりそれがあるがままに受け止める、ということなのです。)

シンプルなことなのですが、実際これがなかなかできないのが現状。
何かに意識を向けると、そこには必ずと言っていいほど、ある種の思いや感情が生まれます。

それは人間なので自然なことなのですが、その様々な思いや感情が「真実」かどうかというと、
おそらく違う場合が殆ど。
その一瞬は真実と思っても、次の瞬間には別の思いや感情が生まれることがしょっちゅうです。

その変わり続ける思いや感情が、悩みや不安感を生み出し、ストレスへと繋がっていきます。
信じる必要もない自分の中の思いに振り回されているなんて、おかしな話ですよね。

振り回されている自分の意識をどうやって戻すか。。。

「自分の呼吸」が導いてくれるのです。

呼吸は常に自分とともに在ります。
いつでもどこでも一緒に存在しているので、自分の意識が別のところへ無意識に飛んで行ってしまった時に、常に戻ってこれる場所になります。

実際MBSRプログラムで得た、私の体験を話すと、
「Awareness of Breath」の練習で、まず息を吸う前と息を吐く前の間に
「休止」「pause」があることを意識し始めました。

そしてこの「休止」が少しずつ広がり、スペース、「空間」へと感じられるようになりました。

練習を続けて行くうちに、自分と自分の周りの人や物事との間にはスペース、
「空間」があるということが、少しずつ意識できるようになってきました。

この「空間」は日本人の方達なら説明をしなくてもきっと分かり、
日本人であればこの空間をみんなが意識して暮らしているのではと思いますが、
私の元職場ではこの「空間」を感じることが非常に大変でした。

呼吸瞑想の練習を続ける中で、騒ぐ相手がオフィスから去った後、
自分の呼吸を感じて常に「今の瞬間」へ意識を戻すことができるようになってきました。

周りの人のクライシスをまともに受け取らずに、少しずつ「空間」を感じることができるようになってきました。

以前であれば、嫌なことがあった後ずっと考え続けたり、
周りの人のクライシスへ反射反応していたのですが、
そのある種の「自分のパターン」を認知し、
物事に対して意識的に違う「対応、反応」をする心がけができるようになってきました。

意識を自分の呼吸に戻して、周りの人や物事との間の空間を感じ、
「反射的に動く」から「意識的反応」へと変える、
これを身につけることが、無駄なストレスを減らす結果に繋がっていったのです。

「Awareness of Breath」。。。自分の呼吸に是非、意識を傾けてみてください。10秒でも効果ありますよ。
flowers










マインドフル・セルフ・コンパッション

自分にもっと優しくしてもいい、なんて思ったことはありますか。

困っている友達には優しい言葉をすぐにかけられるのに、自分が失敗をしたり、困難な状況にいる時
「何で失敗しちゃったんだろう、もっと頑張らなきゃダメだ」って自分を非難したり、頑張りすぎたりしていませんか。

私は前の職場で、看護教育者達や看護婦達からの様々な仕事の依頼に追われストレスがひどく、
親切な対応を心がけてはいたものの、心の中ではもう嫌で嫌で仕方なくなってしまっていた時期がありました。

そんな自分に気づき、私には人への思いやりがきっと欠けているんだ、
私、きっと何処かおかしいんだ、と自分自身を責め続けていました。

その時、Center for Mindfulnessのウェブサイトをみていて、
MindfulSelf-Compassion 5日間集中トレーニング(以下MSC)の説明を目にしました。
ページの最初に、まずダライ・ラマのこんな言葉が書いてありました。

“For someone to develop genuine compassion towards others,
first he or she must have a basis upon which to cultivate compassion,
and that basis is the ability to connect to one’s own feelings and to
care for one’s own welfare…
Caring for others requires caring for oneself.“
- Tenzin Gyatso, the 14th Dalai Lama -

他人に対する真の慈悲 思いやりは、まず自分に優しく、思いやる気持ちを持つことから始まる。
他人への思いやりのある行動をするためには、まず自分のケアが必要。。。

私はそれまで、自分に優しくしてもいい、なんて余り考えてもいませんでした。
トレーニング中も、最初は自分自身に優しくする、という意味は頭では分かってきても、
心では感じられませんでした。

5日間の集中トレーニングの間、毎日様々な心のエクササイズを行い、
3日目頃、次の質問を自分に問いかけるエクササイズを行いました。

What matters to you? What is your core value? What do you want right now?

「自分にとって大切なことは何ですか。今、何を必要としていますか。」

頭で考えるのではなく、自分のハート、心へ、この質問を投げかけるのです。
目をつむって、手を胸のあたりにおき、何度もこの質問を静かに優しく問いかけます。

そうすると、それまでカチカチに固まっていた心が、少しだけ開いた感じがしました。
そして一旦光が入ると、もうどんどん開いて行きました。頭では認めたくなかった、
認めてはいけないと思っていた、自分の本当に必要なこと、大切なこと、
それを心で深く感じた一瞬でした。

「土の中に埋められた花の種は、水をやり、暖かい日の光を沢山あびて、
ゆっくりと少しずつ、芽を出します。そして日の光の暖かさをいっぱい浴びて、花は咲き開いていきます。
私たちの心も同じです。」

トレーニングを教えている、臨床心理学者でもあるChristopher Germer先生が、
こんなふうに説明をしてくれました。

自分の本当の思い、心とは反対に、「しなければならないから、こうでなければいけないから」と、
頭で分かったふりをして、自分に厳しくしていることがありませんか。
本当は嫌なことがあってとっても辛いのに、自分自身を「弱い人間」と思いたくなくて、
頑張りすぎていたりしていませんか。

自分に優しくしていいのです。

Germer先生がこんなことも言ってくれました。
「心はティーカップのよう。優しい気持ちや、思いやりがいっぱいだと、人に分けることができます。
でもティーカップが空っぽだと、人に分けることもできません。
まずは自分のティーカップを、優しい気持ちや、思いやりの気持ちを沢山注ぎ込んで
いっぱいにする必要があるのです。」

私はこのMSCトレーニングの後に、看護教育部での仕事をパートにできるよう要請しました。
そして、自分の内面にこんなに強く影響を与えたマインドフルネスプログラムを、
いろいろな人へシェアしたい、教えられるようになりたいという気持ちから、トレーニングを始めました。

現在は英語のみのプログラムですが、MSCトレーニングに興味のある方は以下のページをご覧ください。

カリフォルニア大学Center for Mindfulness-Mindful Self-Compassion

Center for Mindful Self-Compassion

Mindful Self-Compassion


MSCトレーニングを生み出したKristen Neff助教授と、臨床心理学者Christopher Germerの本:

Self-Compassion: Stop Beating Yourself up and Leave Insecurity Behind (Kristin Neff, Ph.d.)

The Mindful Path to Self-Compassion by Christopher Germer, Ph.D.
(Christopher Germer, Ph.D.)










今年で第3回目 Bridging the Hearts & Minds of Youthと題したコンファレンスが、この週末3日間に渡ってサンディエゴで開かれました。

主に欧米、カナダの各地から、教育関係に携わる方達が約300名近く集まり、マインドフルネスを教育と繋げる活動をしている方達のプレゼントテーション、児童の自閉症、注意欠陥多動性気障害、心配性、鬱病の治療法の一つとして、マインドフルネスが役立つという研究発表、どのようにマインドフルネスを教育の場へと広げていくかという話し合いを含めたワークショップなど、大変中身の濃い課題が詰まったコンファレンスでした。

コンファレンス会場には、マインドフルネスに関する書籍の販売、研究結果の展示発表、その他マインドフルネスに関係する様々な展示テーブルも集まっていました。

この中からご紹介したいのが「Compassion it」と書かれたグッズを販売していたテーブル。
ブレスレット、Tシャツ、バッグなど、シンプルなデザインの商品が並んでいました。

「Compassion it」と書かれた白黒のブレスレットが最初のオリジナルグッズで、一体何を意味してどう使うのかというと、毎朝まず黒い方を表に腕につけて、その日誰かに思いやりのあることをしたら、白へ裏返す、といういたってシンプル。

ただこの時「誰かに思いやりのある行動をした」という「瞬間」を自分で気付く必要があるんです。そう、これがマインドフルネスとのつながりです。

このCompassion itブレスレットが、主にアメリカ各地の学校で使われ始めています。子供達が「慈悲-思いやり」を学ぶこと、そして思いやりのある行動を、学校内、コミュニティー内で、広げていくことが目的です。

このブレスレットは小さなリマインダーの役目。遊び心も交えて、大切な教え Compassion 「思いやり」意識して生活する、こんな素晴らしいことはないですね。

Compassion itのグッズの販売と、このグッズを使って世界各国へのCompassion it活動を始めたのは、写真に写っているサラさん。2011年に会社を創立し、今ではアメリカ国内45州、世界各国43ヶ国へ広がっています。

私が子供だった頃は「思いやり」ということを非常に意識して教育されていたような憶えがありますが、今の子供達はどうなのでしょうか。

日本でもこのブレスレットを使って、「Compassion it」活動が広がる機会があるといいなって思います。学校やコミュニティーで広げていくご興味があればご連絡ください。

サラさんのウェブサイト:
http://compassionit.com

Facebook:
https://www.facebook.com/Compassionit.world

サラさんの略歴:
2011年にCompassion itを創立し、商品のデザインと開発を始めて、今ではアメリカ国内45州、世界各国43ヶ国で販売し、Compassion it の活動を広めています。

2012年 スタンフォード大学のCenter for Compassion and Altruism Research and Educationが 開講している、Compassion Cultivation Teacher Trainingを修了し、現在カリフォルニア大学サンディエゴCenter for Mindfulness で、Compassion Cultivation Trainingを一般の方達へ教えています。


sara