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Idealism World

あの日、その時、それからの間。

めでたいのか、どうかは別として一応年が明けました。

いつも思うことだけど、俺が君のために何かできるわけじゃない。

俺ができることってのは、例えば、ここの世界の天空の城みたなところを作って、君と世紀末についてとか、年末についてとか、災害についてとか、善悪についてとか、そんな難しい話ではなく、のんびりと明日の天気やら、明日食いたい飯について話すことだろうか?

去年の年末から今年の年始にかけて、俺はそんなことを考えてて、君が天国に続く階段のようだと言った城を改造しながら、もっともっと高く高く積み上げてやろうと試行錯誤してたわけさ。

今もそうだ。あの城で君となんてことない日常を語り合いながら、笑って過ごせるように作ろうと思ってるんだ。

できるだけ笑って過ごせるようにさ。

君の作ったチーズケーキの味を想像しながら、それを頬張る自分を想像しながら、俺は君を天国まで連れていける階段を作り続けるんだよ。

それ以外、俺にできることなんて何もないから。

本当はもっと他にあるかもしれないけど、思いつかないから。俺、馬鹿だからね。

とにかく、今年も君におめでとうが言えることを幸運に思ってる。

生きていてくれてありがとう。

知ってたか?

俺たちは250兆分の1の競争に勝って今、今世に存在しているということを。

そんなすげえ競争に勝って、俺らは出会ったってことを。

まさに奇跡だな。