ある時から、胸の真ん中に、暖炉が生まれた。
その中の火は、小さくなったり、大きくなったり。
青くなったり、赤くなったり、オレンジ色になったり、黄色になったり。
横に広がったり、長く伸びたり。
カタチも色も、温度も、激しさも、常に移り変わり続ける。
消えることは、ない。
どんな時も、その熱を感じることができる。
それは、ずっとそこにあったのに、気がつかなかっただけ。
誰でも、必ず、一つ以上持っている。
そして、体内には、他にもまだ、火が入っていない別の暖炉が、たくさん眠っているはず。
それを探して。
一つひとつ、火を入れよう。

2010.04.06作