ジュンは自宅に夜這いこそ何度もしているが、


夜に外でデートした事がなかった。


なぜなら、まだ子供が小さいし、外出している間、旦那に子供をみてもらわなければならないからだ。



しかし、その日は夜外出する正当な理由があった。


友人がモニターの公募でとあるシティホテルのデザートビュッフェの試食会が当たったのだ。


女性2人で参加…とのことで、わたしを誘ってくれた。夫にはその事を事前に知らせていたため、外出できた。




デザートビュッフェは夜8時頃終了。私はいそいで彼との待ち合わせ場所に向かった。



それは…ジュンと初めて会ったスタバだった。


あの日は昼間だったけど、思い出がよみがえってくる。



もうすぐ…大すきなジュンに会える…。


初めて待ち合わせのスタバに向かった時、まさか、こんな素敵な出会いが待っているとは思いもしなかった。



ジュンはスタバの外で待っていた。




ジュンと私はホテル街を抜け、ダーツバーへ向かった。



ジュンはマイダーツを常に持ち歩いている。トーナメントにも出ている程、ダーツが好きだ。


だから、私はまだやったことないダーツをやってみたかった。




ジュンは素敵なお店に連れて行ってくれた。


ジュンおススメのジンを飲みながら、ダーツを楽しんだ。


2~3時間楽しんで私たちは店をでた。



ほろ酔い気分で店を出る。


ふと…手が触れた…手をつなぐ。


大の大人が手をつないで歩く。高校生みたいだ。



ひと駅くらいの間、私たちは歩いた。


ホテル街を抜ける…ホテルには入らない。



心が満たされていた。幸せを感じた。


初めての夜デートは、エッチなしデートでもあった。




ジュンがどれだけ私を大切にしてくれているか…その時すごく感じた。


ますますジュンに心奪われていく自分がいた…







携帯を買った次の夜、ジュンが会いに来てくれた。


『最初にメールが来た時にすぐにかりんからって、分かってたよ。でも少し遊びに付き合ってあげようと思って…』


と余裕のジュン。



私達は前々から今度の水曜に夜デートをする約束をしていた。


初めての外での夜デートだ。



『だからね、かりんが「今度会いましょうか?」って聞いてきたとき、今度の水曜の夜は?と、書こうかと(笑)』



まったく、完全に遊ばれていたあせる頭の回転ではジュンにはかなわない。





ジュンと仲直りしてから、


私はある決心をした。




それは…旦那に内緒で二つ目の携帯を購入すること…



ジュンは反対した。


『やめといたほうが、いいよ…その携帯がもし旦那さんに見つかった時にものすごくいやらしいから…』


確かに…



でも決心は揺らがなかった…


なぜなら、この不倫の世界に入ってからというもの、何かとメールする機会が増えて、いままで用件メールと電話しかしなかった私の携帯代が以前よりも大幅に増えたので、旦那が不振に思っているのだ。


『友人の携帯小説読んでるから…』と言い訳したが、


『パソコンで見たら?』と言われて…



ジュンとも気兼ねなくメールしたいし…


ジュンとは平日は20~30通くらいメールしてる。あの人、ほんと仕事してるのか?っていうほどマメだ。


ジュン曰く『一応、個室だから…大丈夫』だって。




で、どうせ買うならジュンと同じ携帯会社にすれば電話もショートメールも無料なので、早速買いに行った。



携帯ゲット。



さっそく、ジュンにメールする。まだ携帯会社が設定したばかりのグチャグチャのメールアドレスだ。


ちょっと意地悪してみた。



『こんにちは。私の事、覚えてますか?』とジュンにメールする。


しばらくして返事が…



『こんにちは…このメールアドレスは…』と少し戸惑い気味のご様子。



私は調子に乗って。


『携帯変えたんです。思い出せませんか?』とメール。



だいぶ経って、『分からないな~』とジュン



『じゃあ、今度会いませんか?』と私が聞く。



返事が無かった。ジュンはどんな返事をするのか…ドキドキしながら返信を待つ。


でも返事はない…



夜寝る前にジュンからメール。



『トラップですね(笑)』



な~んだ。バレバレでしたか(笑)