ママ友はみな私の旦那は


素晴らしい、という。



確かに、まじめで、優しくて、子煩悩で、タバコも吸わないし、お酒も滅多に飲まない。



何より、私を大事にしてくれる。



朝、洗濯をして、自分と私のお昼のお弁当を作って仕事に出かける。



私が仕事から帰ると、夕飯をつくって待っていてくれる。


今日も焼きそばと、みそ汁をつくってくれた。




旦那は完全に私に依存してる。姉さん女房ですから…



旦那は何ひとつ、自分で大事な事は決断できない。



私の許可がないと不安なのだ。






ジュンと結婚したら…そんな事も考えた事がない訳ではない。



でも…きっと毎日不安だろう。



夜帰ってこない。浪費する。



そして…何よりも、女にもてる。



浮気!!する!





私、きっと無理だな。



嫁さん、すごいな…





きっと、今のポジションが一番あってるんだろな…







ジュンと私はお互いの過去についてブログに書き綴った。



以前にも書いたが、私は『NYの一生忘れられない恋』を…



ジュンは、18歳からの自分を赤裸々に書いてくれた。




『読んだら、嫌いになるかもよ。』



とジュンが言ったとおり、嫌いにはなりはしないが、



想像以上にすごかった。



何がすごいって…経験した女性の数が…





ジュンが大学生のころはバブル絶頂期。



今の若い人は知らないと思うが、



ジュンはバイトでディスコの『黒服』をしていた。



ジュンが若い頃、モテたのは容易に想像できる。くやしいけど。




外車、マンション、スーツ…


あらゆるものが提供された。




ジュンは『恋愛』というものを知らず、ただひたすら数を重ねていった。



面倒な事がイヤだった、らしい。


まだ、十代の頃の話…



別にそのあたりのブログを読んでも、とりわけ何とも思わなかった。





気になったのは、『嫁』との出会いと、結婚に至るまで…だ。



自分の事ではないので詳しくは書けないが、



『嫁』のジュンへのアプローチ…というか、一途さがヒシヒシと伝わってくる。





ジュンの妻は…ジュンが初めての男性で、一生涯ジュンしか知らない。



好きで好きで、結婚して、好きな人の子供を産み…一人の男性しか知らずに一生を終る。



女性にとってこれ以上の幸せがあるだろうか?





でもジュンは結婚してもまだ




本当の『恋愛』を知らずにいた。




35歳で、運命の人と出会う。


ジュンは初めて『人を愛する』事を知るのだ。





私はむしろ、『嫁』よりも、その女性に嫉妬してしまうのです。


昨年の夏、複数プレイの後あたりから、



少しづつ…ジュンの気持ちに変化があったようだった。




夜…ジュンからメールがくる。



『今、街をドライブ中。』



『どこ行くの?』と聞く。



『別に…あてもなく…』






しばらくして、またメールが…



『旦那さんは週末休みだと、誘ってこないの?』



『誘うって、何を…?』



『セックス』



『ないよ…あるわけないじゃん』



『…良かった。旦那さんだから仕方ないと思うけど…やっぱり嫌だな。』




どうしたんだろう…以前のジュンなら、こんな事言わなかったのに。


ちょっと様子が変だ…と思った。






次に会った時は



『こんなに好きにさせちゃって…どうするの?』って言われた。



どうするって…



どう、なるんだろ。





その時はまだ、私はジュンの本心が分からなかった。



はっきり分かっているのは、自分の気持ちだけ…



狂うほど、ジュンに会いたい、といつも思っている自分の気持ちだけ…





好きなら、なんで、ネットに私の裸体を投稿するの?登録してるの?



そんな事して平気なの?



男心が分からない。理解できない。




私は、ジュンがいればそれでよかった。



なんの刺激も欲しくなかったのに、




私は、ジュンに何も言えずにいた…







ジュンに嫌われたくなかったから