講座にお申込みしてくださったママから
寝返りについてご相談いただきました。
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現在6カ月の娘がおります。寝返りをするのですが、毎回同じ方向に寝返りをします。娘の足を持って足を回してあげたりすると、寝返りしない側の足が少しかたかったり、スムーズに回せない印象です。
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ありがとうございます。
これまでメルマガの読者様からも、
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もうすぐ6ヶ月ですが、寝返りがまだできず、
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生後7ヶ月に迎えましたが、寝返りができません。
3ヶ月検診で、うつぶせ運動が大事だと聞いたので、積極的にうつぶせ運動をさせてきました。
遊ばせる時は、
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などなど多数の声が寄せられます。
実は今、ダントツで多いのは、
「寝返り」に関するお悩みだと感じています。
切り取られた情報だけが先行してしまうことで
、時にママ達を迷わせてしまうことがあります。
赤ちゃんの発達で大切にしたいのは
「○○は大事」までの過程にある、小さなステップ達。
そこで今日は、寝返りにつながる観察ポイントをいくつか紹介したいと思います^^
●寝返りの道筋を知る
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①仰向け姿勢で
お尻を持ち上げて自分の足で遊ぶ!
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仰向けで太ももや膝を触ったり
手で足を掴んだり、
足の指を舐めたり、
おもちゃを足で挟んで持ち上げたり…
こんな風に、お尻が上がるまで足を持ち上げ、
丸くなる。
そのポーズをキープできるようになると、
寝返りの<芽>が見えてきたと言えます。
そうこうしているうちに、
足を持ち上げたまま、コロンと横向きに。
こういった偶然が
寝返りのスタートだと言われています。
最初は、ひとかたまりの丸太のような動きから
徐々に、上半身と下半身に別々の動きが出てきて、
下半身から全身をひねるように回るようになれば、 自然な寝返りの完成です。
まずは、仰向け姿勢で、
足を持ち上げる丸い姿勢がとれること。
なかなか寝返りしないなーと気づかれたら、
「足を持ち上げて、遊んでるかなー」と
観察してみてくださいね!
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②横向き姿勢も大事です!
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寝返りする途中で、一瞬、横向きになる姿勢。
実はこれも大事なステップのひとつなんです。
全身をひねってスムーズに回るためには、
横向きで体を支える「わき腹」の力が必要です。
でも、
仰向けで背中をつけているか、
うつ伏せでお腹をつけていることが多い赤ちゃんにとって、そもそも「わき腹」は感じにくい場所。
なので、普段から意識的に
両わき腹をなでなで触ったり、
横向き姿勢にして、
わき腹を床につけたりしてみてください。
これで、わき腹の存在を知ること、
そこに体重がのるという感覚を知ることができます。
寝返りを片側しかしないなーと気づかれた時は、この横向きあそびがとってもおススメですよ。
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③ うつ伏せにする時は、ひと手間を!
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3つめのご質問のママが実践されているように、
寝返りの前からうつ伏せを経験することは大事です。
理由のひとつは、うつ伏せで鍛えられる
つまり、寝返りには
仰向けで丸くなれることも
横向きになることも
うつ伏せで伸ばすことも
どれも大切な経験!
なので、赤ちゃんをうつ伏せにする時は、
空中でひっくり返して床に置くのではなく、
①②③を組み合わせるように
丸い仰向け姿勢から横向きへ。
そこから、お腹を床につけるように、
お尻を軽く押して、回転を促してあげる。
「仰向け→横向き→うつ伏せ」という流れで
寝返りの動線を教えてあげるのもいいですね。
あくまでも道しるべとして、
ひねる動作の手助けをしてあげる気持ちで。
最後は、自分の力で
寝返るように促してあげてくださいね。
●お部屋の環境が寝返りを妨げることも
最後の観察ポイントは、環境。
赤ちゃん自身の問題ではなく、
過ごしている場所によって寝返りがつながりにくい場合があります
例えば、床で過ごしている時間より、
バウンサーなどで過ごしている時間が長い。
床で遊んでいたとしても、
敷いているお布団やマットが柔らかすぎる。
赤ちゃんの視界が
壁や家具などで遮られている。など
日常の何気ない風景が、
寝返りするチャンスを減らしているケースもありますので、もう一度、見直してみてくださいね。
●赤ちゃんの発達は「感覚」が全て
いかがでしたでしょうか。
寝返りのなかにも細かいステップがあることに気づいていただけたかと思います^^
赤ちゃんのからだの準備と環境が整えば、
少しのサポートでコツをつかんで自分でできるようになることがあります。
発達は個人差があると言われる場合が多いですが、 その前に働きかけできることは、沢山あります。
それは、からだの法則を知り、 赤ちゃんという存在を理解することで見えてくるかもしれません。
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