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オススメSS~けいおん!編~

※この記事は随時更新します※

唯「遠い昔、遙か彼方の銀河系で…」

■唯「高校卒業してもう6年かぁ・・・・」
【前編】
【後編】

■律「そういや…もうすぐ唯の命日だったな…」
【1】
【2】
【3】
【HAPPY】

■唯「ビアンカかなぁ…」 憂「ビアンカだよねぇ…」 
その1【幼少期~サラボナ】 
その2【サラボナ~グランバニア】
その3【過去回想&双子誕生】
その4【デモンズタワー~天空城】
最終【天空城~ラスト】

唯「崩壊後ティータイム!」

■律「すいそう!」
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紬「唯ちゃんは私の王子様だから」

唯「妹という名の悪魔」

澪『同じ窓から見てた空』

澪『永遠にともに』(澪『同じ窓から見てた空』の続編)

唯「七色カチューシャ」

澪「ドゥフwwww」

憂「お姉ちゃんの起こし方」

紬「落日」

和「質問ボックス」

憂「ファミコンしようよ!」

唯「もう0時かぁ」律「家に入れねぇ…」

唯「憂、私のかわりに軽音部入ってくれない?」

律「私は……誰?」

唯「放課後ティータイムはリズムギターを募集しています。」

■唯「やや!」
前半
後半

唯「憂が可愛くて、いい子すぎてむかつく」

律「そんな唯が、もうすぐ結婚するんだ」

唯「桃太郎電鉄っ!」 憂「略して!」 律「ももてつっ!」

ギー太「暇すぎる」

星に願いを

先輩達が卒業したあと、わたしが部長になった軽音部は無事に新入部員が入り、

順調に活動していた。

新入生歓迎会ではどういうわけか封印したはずのあのPVが放映され(山中先生

の仕業に違いない)、さらにそれが大好評で・・・というあり得ない展開には

わたし自身が一番驚いたけど。

それから、先輩達との最後の学園祭ライブで披露した「U&I」に感動した憂が

軽音部に入ってくれた。

「あんなに素敵な曲を作ってくれたお姉ちゃんと軽音部への、せめてもの恩返し」

だそうだ。憂はもともと唯先輩のギー太を触っていたし、即戦力だから大歓迎。

純もジャズ研との掛け持ちで入部してくれた。

山中先生は相変わらず色々な衣装を作ってくるけど。


大学生になった先輩達は流石に忙しいらしく、たまに誰かが遊びに来てくれる

ことはあったけど、全員が揃うことは滅多になかった。

特に律先輩はたまにフラっと現れては一緒にお茶を飲み、後輩達に「こんな

ちっこい部長でみんな大変だろー?」とか言ってた。でも帰り際にドラマーの

後輩にさり気なくアドバイスしていくのをわたしは見逃さなかった。



そんな新入生達は楽器は未経験だけど、みんなすごい努力家だ。練習量は

今までの倍以上になったし、夏合宿も言葉通り練習漬けだった。ムギ先輩が

残してくれたティーセットと憂のお陰で今まで通りのお茶会も続いている。


でも、そんな軽音部の活動にわたしはある制約をつけていた。


ひとつ。『放課後ティータイム』の名前は使わない。


ひとつ。『放課後ティータイム』の楽曲は演奏しない。


『放課後ティータイム』はこの世にひとつだけ。あの音楽はあのメンバーにしか

創れない。

あの演奏はあのメンバーでしか出来ない。だから、わたしたちの軽音部を作り

上げようと心に決めた。

・・・なんてカッコ良いこと言ってるけど、そんなことは建前。本当は寂しさを

少しでも紛らわすため。

『放課後ティータイム』のメンバーとして過ごした2年間は、これ以上ない

最高の時間だった。ろくに練習しないで、毎日お茶ばっかり飲んで、気まぐれで

合わせの練習をして。歌詞の発表会とかやったこともあった。そんなきらきらと

輝いていた日々は、もう二度とやってこない。


だからって、今の軽音部メンバーや高校生活に不満があるわけじゃない。

詞を書いて、曲を作って、それぞれのパートを分配して。新しい経験や思い出も

たくさんできた。特に曲作り。こんなに大変だとは思わなかった。澪先輩。

メルヘンな詞だなんて馬鹿にしてごめんなさい。

ムギ先輩。あんな素晴らしい曲をすらすらと思い浮かべられるなんてやっぱり

天才です。


とにかく、みんなの前では「寂しい」なんて絶対に言えないし、気付かれては

いけない。まして、もういっかい『放課後ティータイム』として演奏したい

なんて・・・それこそわたしのエゴだ。先輩達だってそれぞれ大学で新しい道を

見つけているはずだし・・・だから、その想いを忘れられるように、わたしは

がむしゃらに突っ走った。



そして、高校生活最後の文化祭の日がやってきた。

「ただいまー」

ステージ進行の最終確認を終え、わたしは部室に戻った。

『つつつついにこの日が・・・』

『よーし緊張を紛らわすためにゲームだ!』

『やめてよせっかく覚えた歌詞が飛んじゃう!』

当然のことながら、1年生たちはひどく緊張している。

「みんな~お茶が入ったよ~」

憂・・・さすがね。そういう図太さは唯先輩そっくり。

「お姉ちゃんがどうしたの?」

「え?!い、いや何でもないよ!」

「ほんと~?その慌てっぷり、あやしいですなぁ~」

「じ、純まで・・・!」

流石にこの2人は鋭い。ちょっとでも隙を見せるとこうだ。

「ホントに何でもないってば!ほら、進行の最終確認するよ!」

『はーい!』

「ところで、誰かこの“スペシャルステージ”って何か知ってる?」

わたしは机にプログラムを広げた。軽音部の演奏の後に、何故か他の

プログラムよりも太い文字でそう書いてあるのだ。少なくともわたしが

入ってから、こんなことはなかった。

「分からないけど、これってすごい噂になってるよねー。」

まっさきに食いついたのは純だった。

『ウチのクラスではイケメン俳優が講演会をやるんじゃないかって説が
有力です!』

「何それ・・・てかそれなら名前載せるんじゃ」

『そんな一部にしかない需要なんていらねー!きっとみんなでもがもが』

『お前は黙ってろ』

「生徒会や実行委員会でも情報管理を徹底して、絶対に外に漏らさないように
してるらしいよ」

今日のためにといって用意してきた見るからに高そうなお菓子を広げなら憂が

そういった。

「そんなに・・・そんな大きなイベントの前なんだわたしたち・・・」

『なんだか前座みたいですね♪』

『おまっ!ばか!!!』

もがががっ!

「え?なにどうしたの?」

『いえいえなんでもないですよ~あっははは♪』

「・・・へんなの」

明らかに可笑しな態度だったが、まぁこの2人はいつもこんなだし・・・

「ほらほらみんな、お茶が冷めちゃうよ~」

結局スペシャルステージの件はうやむやになり、ステージイベントが始まった。



「こんばんは!軽音部です!」

『わーーーーー!!!!!!!!』

去年の学園祭ライブのお陰で、軽音部のライブはすっかり桜高の一大ビッグ

イベントとなった。

「今日はわたし達、軽音部のためにこんなにたくさん集まってくれてありがとう
ございます!では1曲目いきます!」


じゃかじゃじゃじゃ、じゃーん!!


「ありがとうございました!」

『中野センパイかっこいー!!』

『平沢センパイかわいいー!!』

『ドラムー緊張するなー!』

客席からは早くもたくさんの歓声が上がっている。どうやら無事にスタート

できたみたいだ。

ここで早速メンバー紹介。これも何のアクシデントもなく進み、ここから2曲

連続で演奏した。

そして最後の曲の前のMCのときに、このパートの担当の憂が喋り始めた。

「この1年間、部長の梓ちゃんは本当に頑張ってくれました。はじめは一生懸命
部員を集めて、軽音部を存続させてくれました。活動が始まると、わたしたちの
曲を作ってくれたり、部長会議に出席して音楽室の環境をもっと良くしてくれたり。
本当はわたしも色々と手伝いたかったんですけど、頑張りやさんの梓ちゃんのお陰
でわたしの仕事はお茶を入れるくらいでした。」

『憂センパイのお茶は最高の精神安定剤です!』

「何か危ない響きだな」

『それくらい美味しいですよってことでひとつ♪』

「せっかく憂が良い話してたのに・・」

何だか『放課後ティータイム』みたいなノリだな・・・


っていけない!この期に及んで何を・・・!

「さて、そんな軽音部ですがこれが最後の曲です。皆さん最後まで盛り上がって
いってくださいね!」


わあああああああああああ!!!!


じゃーん!!


「軽音部でした!ありがとうございましたー!!」


ステージが終わりソデに引っ込むと、後輩たちが近寄ってきた。うん。みんな

本当に頑張ったよ。

『梓センパイ!ちょっと来てください!!』

「え、ちょ何?!」

『良いですから!!』

わたしは流れる汗もそのままに、ライブが終わった余韻に浸る間もなく、さらに

むったんを持ったまま客席に連れてこられた。そして何故か最前列に座らされ、

『良いですか?絶対にここから動かないでください!』

と両肩をがっと鷲掴みにされた。

「一体どうしたの?」

後から付いて来た憂と純も動揺している。本当にどうしたんだろう?

『わ・か・り・ま・し・た・ね?!』

「ひゃい!!」

後輩たちの鬼気迫る様子に思わず裏声で(しかも噛んでしまった)そう答えると、

彼女たちはにやーっと怪しい笑顔を浮かべてすぐ後ろの席に座った。ちなみに

わたしの両端には憂と純がいる。

「せめてむったんぐらい置いて来たかったのに・・・」

ぶつぶつと言っていると、司会の2人組が出てきた。

『さて、それでは本日最後のプログラムです。今日の学園祭のために来てくれた、

スペシャルゲストです!!』

司会のひとりがそういうと、突然すべての照明が消えた。

「うっ!?」

突然の出来事に周りが何も見えなくなった。もちろん会場はざわついている。

そんな中、幕の下りたステージから何やら音がしていることだけは分かった。

周りの喧騒のせいでそれが何の音かはさっぱり分からないけど。

5分くらい経ったとき、また突然に照明がついた。そして、ゆっくりと、本当に

ゆっくりとステージの幕が上がった。


わたしは自分の目を疑った。

何だろう。これは。最後の学園祭ライブが大成功して、その満足感で幻でも

見てるんじゃないだろうか?

そうでもないと説明できない・・・だって・・・あそこにいるのは・・・


『1、2、3、4!』


♪~


何でなんだろう?気になる夜、君への♪


・・・こんなのずるい。よりによってこの曲なんて。

「梓ちゃん・・・純ちゃん・・・これ・・・夢じゃ・・・ないよね?」

横を見ると、もう憂の目は涙でいっぱいになっている。

「ねぇ。わたしのほっぺ、つねってみて・・・」

みょいーん

「ひたひ・・・ってことは・・・」

「夢じゃ・・・ないんだよね?」


ララまた明日~♪


じゃーん♪


わああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!


『みなさーん!こんにちはー!!』

『えっと、早速ですがメンバー紹介をしたいと思います!』

『わたしはリードギター&ボーカルの平沢唯です!』

『ドラムでリーダー、そして前年度軽音部部長の田井中律ちゃん!』


『キーボードの琴吹紬ちゃん!』


『ベース&ボーカルの秋山澪ちゃん!』


『そして・・・』


『リズムギター&マスコット担当!あずにゃーん!!!!!!』


「・・・え?」


どうしよう。この流れにまったくついていけない。


「な、なにを言ってるんですか?!」

泣きそうな気持ちを必死に抑えた。

『はぇ?あずにゃんはわたしたちの大事なマスコットだよ?』

それなのに、あの人はあの頃とまったく変わらない笑顔を向けてくる。

「わたしはいつマスコットになったんですか!」

『えー』

「と、とにかく!」

わたしは抱えていたむったんを肩にかけ、ステージに駆け上がった。


「もう一回紹介をやり直してください!」


「唯先輩!!」


泣き顔を見られたくなかったから、精一杯の笑顔で、あの人の名前を呼んだ。

『もー。しょうがないなぁ~』

唯先輩はてへっと、舌を出して、大きく息を吸った。

『現軽音部部長、リズムギター、そしてわたしたちの大事な大事な後輩』


『中野梓ちゃんです!』


『わたしたち、5人あわせて放課後ティータイムです!!!』



わああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!



そこから先のことはまったく覚えていない。

何を歌ったのか、どんなステージだったのか。

気付いたらステージの袖で唯先輩の全力ハグの餌食になってた。


「あずにゃああああああああああああああああああああああああああああん!!
会いたかったよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

「やめてください!・・・ホント、相変わらずなんですから・・・」


その後、部室に新旧軽音部9人と和さんと山中先生の合わせて11人が集まって、

ネタバラシが行われた。

「キッカケは、そこの後輩ちゃんだったんだ」

律先輩が指さしたのは、ドラムの娘だった。

『あ・・・あの、あたし実はこんなのを拾ったんです』

彼女はバッグから一枚の封筒を取り出した。中から出てきたのは白て細長い、

くしゃくしゃの紙。

「・・・?」

『七夕の日にお茶会をして、みんなで短冊を書きましたよね』

彼女はそう言いながら紙をテーブルに置いた。まさにその時、わたしは言葉を

失った。



【もう一度 放課後ティー      】


文字は中途半端に途切れていた。

それもそうだ。途中で握りつぶして捨てたんだから。


「・・・そうだ!捨てたはずなのにどうして?」

「梓先輩、覚えてますか?あの日、あのゴミ箱の中身を焼却炉に捨てに
行ったのは・・・」

あ・・・そうか・・・恐らく、投げて捨てた紙がごみ箱の中で広がって

しまったんだ・・・

『それで、山中先生にお願いして田井中先輩の連絡先を教えてもらって・・・』

「そこからはトントン拍子だったよ。他でもない軽音部の後輩のお願いだしな!」

「何よりも、大切な大切なあずにゃんのためだもんね!」

また唯先輩が抱きついてこようとしたので、全力で回避してみた。

「憂~あずにゃんが避けたよぅ・・・しくしく」

「ふふ。でもね、4人で同じ大学に行ったは良かったんだけれど、みんな
それぞれ忙しくて」

ムギ先輩の言っていることは本当だろう。でも・・

「それなら何で引き受けたんですか?忙しいなら断ったはずです」

「・・・わたしたち、キッカケを探してたんだ」

唯先輩はみんなをぐるっと見渡しながら続けた。

「みんな大学で忙しくてなかなか一緒になれなくて・・・でもまた放課後
ティータイムをやりたいって気持ちは一緒だった。
それでね、夏休みに久しぶりに集まった時に、これがまたムギちゃんの別荘
なんだけど」

「唯ちゃん話題が逸れてるわ」

「ごめんムギちゃん。てへへ。それでね。りっちゃんから今回の話をきいて」

「それじゃあ、久しぶりに合わせてみようってやってみたんだよ」

「そしたらね・・・すっごく楽しくて・・・でもね・・・」

その視線がわたしを捉えて、とまった。

「やっぱり、放課後ティータイムは5人いなきゃダメなんだって、気付いたんだ」

「・・・え?」

わたしは唯先輩の言ってることがよくわからなかった。

ふと、横から小さな小さな声が聞こえた。

『実は、最初は“梓センパイのためにサプライズライブをやってほしい”って
お願いしたんです』

家細い声で彼女は続けた。

『わたし、あの紙を見て、梓センパイが“もう一度 放課後ティータイムの
演奏が聴けますように”て書いたんだと勝手に思い込んで・・・それで・・・』

最後の方はほとんど聞こえなかったけど、彼女の言いたいことはしっかりと

伝わってきた。

「でもきっと、それは梓ちゃんの望んだことじゃない」

不意に憂が口を開いた。

「梓ちゃんの、本当のお願いは・・・」


「「もう一度 放課後ティータイムで演奏できますように」」


わたしと憂の声がユニゾンした。

「まぁそういうことだな!それで、どうせならどっちも叶えてやろうぜって話に
なってさ!」

「和に連絡したら、生徒会長を通して学園祭の実行委員長にまで一気に話を
通してくれて」

さ、さすが前年度生徒会長・・・

「まさか2人とも秋山澪ファンクラブの会員だとは思わなかったけれど。
お陰で企画があっという間に通って助かったわ」

「え・・・私もう卒業したのに・・・」

『確かに澪センパイは卒業してしまいましたが、去年の学園祭ライブや今年の
新入生歓迎会で流したライブ映像が』

「ちょっと待った」

澪先輩が話を遮った。

「梓部長・・・それはどういうことかなぁ・・・・?」

ひいい!こわい!!

「いいいいいや誤解です!それにわたしだって被害者なんですよ!あの封印した
はずのビデオが流れたんですから」

「・・・と、いうことわ・・・」

全員の視線が一点に集まる。

「てへ♪」

その後、さわ子先生は・・・やめよう。思い出したくない。

『と。とにかくですね。そんなこともあって、軽音部が続く限り澪ファンクラブ
も継続する方向になったんです』

澪先輩・・・完璧に石になってる・・・

「それでね。絶対にあずにゃんにバレないようにするために憂にも純ちゃんにも
秘密にしようってなって」

「お姉ちゃん・・・家で全然練習してなかったのにどうして・・・?」

「よくぞ聞いてくれました!実はギー太はムギちゃんちのスタジオにお泊りして
いたのです!」

スタジオまであるムギ先輩の家って・・・

「わたしの恋はホッチキスを演奏しようって言ったのもわたしだよ!

あずにゃんにとっては大事な曲だもんね」

「そして今日、無事に作戦は大成功に終わったのであります!」

ぶい!と両手でブイサインをする唯先輩。

「・・・」

「・・・あずにゃん?」

わたしの予想外の反応に戸惑う唯先輩。

「・・・です・・・」

「どうしたの?」

「・・・ずるいです!」

「ふえ?!」

「わた、わたしを置いてみんなでむ、ムギ先輩の家で・・・」

必死に堪えていた涙もそろそろ限界に達していた。

「な、何だ梓!?そんなにムギの家に行きたかったのか?!」

「ちが、ちがいます!み、皆さんで練習して!わたしも・・・わたしも一緒に
練習したかったです!」

最後はもう完全に鼻声になっていた。

「あずにゃん・・・」

ぽふ。と、頭の上に暖かい感触。唯先輩の掌だ。

「あずにゃん、周りを見てごらん」

わたしは言われるまま周りを見渡した。そこにいたのは・・・1年生の時から

ずっと一緒だった憂、純。

軽音部に入ってくれて、わたしたちと一緒に頑張ってくれた後輩たち。

あぁもう・・・唯先輩ずるいです。

後輩たちが見てるのに涙が止まらなくなっちゃったじゃないですか。

「これはね、わたしたちの軽音部をしっかり受け継いで、1年間頑張った
あずにゃんへのご褒美なんだよ」

「だから・・・今回は許して欲しいな・・・」

もう・・・

「ほんとに・・・今回だけですからね・・・」

「ありがとう。あずにゃん!」


結局、抱きつかれてしまった。