今回の日本代表の欧州遠征に関する砂村氏(元日本代表SO、元U―23日本代表監督)の記事「砂村光信の目」が興味深く思われました。

いわく、「収穫は、フィジカル勝負で劣っても相手を止めるディフェンスの形が見えてきたこと、寄りと読みの速さ、体の使い方を進化させた超速ラグビーの姿を見せたことだろう。」

そして、「強豪相手により精度の高いラグビーができれば、W杯8強、さらに4強も見えてくるだろう。」と占めています。

前半はディフェンス面に対する評価、後半はオフェンス面に対する評価と読めなくもないかなぁと思います。

前半部分は、前回のW杯で課題とされた「フィジカル勝負で劣っても相手を止めるディフェンス」へのエディさんの実績だと思います。

そして後半部分は、今回のチームの課題としてこの2年間、解決されていない課題のようにも思えます。

 

チームマネージメントの状況についても見てみたいと思います。相変わらずコーチングスタッフが定着していないようで、オフェンスコーチに至っては現在も不在とのこと。

チーム構想の肝でもあるメンバー構想についていえば、選手層強化という点から若手を抜擢するという構想は挙げられてきましたが、中長期戦略の要ともいえる総合的なメンバー構想のコンセプトが、これまで明らかにされていません。基盤整備の前半2年を終え、いよいよ完成期の後半2年に入るにもかかわらず、明確になっていないのではないかという疑念が生じてしまうのもやぶさかではないと思います。(こちらについては、イングランド代表のHC第2期、オーストラリア代表のHC時代と似ている感じがして、ちょいと不安です)

 

以上のことをまとめますと・・・

1)   チーム戦術・戦略の面(50点満点で評価)

ディフェンス面に対する課題はクリアできたようですが、オフェンス面に対する課題はクリアできていないようです。観客としての立場から言わせていただくと、オフェンス面については、劣化したままのような感じがしてます。「超速」という言葉に惑わされ、焦ってミスを繰り返すという悪循環に陥っているように見えます。理詰めで崩すというよりは、まぐれに賭けるような・・・なんか昔の日本代表の悪弊が被ってしまって・・・。ディフェンス面は到達で25点、オフェンス面はむしろ劣化ということで・・・25点×40%=10点というところではないでしょうか(35点)

2)   チームマネジメントの面(50点満点で評価)

これは組織論、マネージメント論の世界ですから、そちらの分野に関与したことのある人間であれば評価できる内容と思います。その点から評価しますと、残念ながら半分の点数には到達しないという評価になるかもしれません・・・50点×40%=20点

 

上記の内容を総合的に判断すると、1)については35点、2)については20点で、合計55点。

100点満点中55点・・・どうなんでしょうか・・・。

ほかにどんな候補がいるかという点も考慮すると、なかなか難しいのですが・・・。

ただ、今一度検討してもいいのではないかなぁ・・・と。

ま、わかりませんけど。

(私、基本、エディさんの支持者なんですけど・・・)