自分との向き合いとはちょっと外れた話です。

 

僕は、うつ病を支える側の方が自分の引き出しを増やすために

うつ病についてのことや うつ病の治し方を勉強して知識を蓄えていくことは

支える方の自信と希望にも繋がりますのでとても良いことだと思っています。

 

でも、自分が治し方について色々な方法を知っていると

横から色々と口を挟みたくなってしまいますね。

こうしたら良くなるらしいよ。こうしたら治るらしいよ。って。

 

それを相手が求めていたらそれはとても助けにはなるのかもしれないけれど、

そんなこと相手が求めていなかったら

こちら側の良かれと思ってという気持ちの押し付けにしかならないだろうし

やっぱり沢山色々なものを目にすると自分の焦りにもなると思うんですよ。

 

本当にそれで治る確証はありませんから。

 

うちの妻の場合で言えば、

最初の頃はうつ病を治すなんてそんな状態ではなくて

寄り添っていくというか様子を見守っていくような感じだったから、

治すなんて話はずっと後のほうでしたよ。

 

相手の状態に合わせてそのときに必要なサポートの仕方というのもあるだろうし

常に同じ支え方をしていればいい訳でもなくて

このタイミングだからこのやり方が生かされてくるということもあったり

支える側としての立ち位置も常に変化していったりもしますよね。

だから治し方や接し方だけでなくそういうことだって色々と知っておいても

損は無いと僕は思います。

 

今は治すよりも、

『大丈夫だよ。焦らなくていいんだよ。』 そんな声掛けが必要な時期かもしれないし

『今の自分でも出来る。』 そんなちょっとしたことだけでいいのかもしれません。

 

調べて知れば知るほど

自分でも気が付かないうちに少しずつ心労が積み重なっていたりもします。

自分へのケアだってちゃんと気に掛けないとですよ。