~ゴーリキ2号襲来!~
町へ接近してくるガルゲーズ博士のゴーリキ2号。
「まてまてーい!!」
ゴーリキ2号の前に立ちはだかる黒い影。
「む・・・何者じゃ!」
太陽の光にきらめくそれは地球防衛軍が造り出したスーパーロボット・ボウエイダーだ!
「何者とはこっちのセリフだ。そんな巨大ロボットを飛ばして何をしようと言うのだ。」
ボウエイダーのパイロット・リーダー・熱血 アツシが問う。
「ええい邪魔をするな。わしのゴーリキ2号がいかに素晴らしいロボットか世界にその名を轟かせてやるのだ!」
「何をわけの分からんことを・・・。町の平和を乱すとあればこれ以上進ませるわけにはいかん!」
「ふん・・・そんなデクの坊のロボットにこのゴーリキ2号が止められるものか。」
「言ったな。では受けてみよ!ボウエイダーパーンチ!!」
ボウエイダーの腕がミサイルのように飛び出す。
「なんじゃこんなもの。」
簡単にかわされた。
「それならばこれはどうだ。ボウエイダービーム!」
ボウエイダーの両目から発射されるビーム。
ビームが直撃!
「やったか!」
しかし爆発の煙から現れたのは無傷のゴーリキ2号だった!
「いいかげんにせんか、お前と戦ってる分燃料がもったいないわ。」
「隊長、相手は無傷です。」
「なんてヤツだ。・・・こうなったらやむをえん、必殺技を使うぞ。」
ボウエイダーは態勢を立て直し、その手にボウエイソードを取り出した。
ソードにエネルギーが集中していく・・・。
「いくぞ!必殺!スーパーウルトラファイナル・・・」
「ええいやかましいわ。」
ゴーリキ2号に蹴飛ばされ、ボウエイダーは墜落していった・・・。
「余計な邪魔が入ったわい。」
ゴーリキ2号は飛び去っていった。
・・・上空を飛んでいくゴーリキ2号とすれ違う形になる地上のユウ・・・の変身したヒーロー。
「なんだよ、ここまで来たのに、逆戻りじゃねーか。」
ブツブツ言いながら元来た道を戻っていくユウ・・・の変身したヒーロー。
途中手を振る子供たちに手を振り返すのは忘れない。
地球防衛軍基地。
「司令、ボウエイダー撃墜。パイロットが救助を求めています。」
オペレーターの声が飛んだ。
「なんということだ、防衛軍が総力を上げてつくり上げたボウエイダーがああも簡単に落とされるとは。」
「パイロットの熱血 アツシ隊長の今日の星座占いは最悪だったと聞いていますが・・・。」
司令の横の参謀が衝撃の事実を告げた。
学校。
授業終了5分前だ。
「は~いみんな~そろそろプリント集めて~。」
席を立った私はプリントの回収を促した。
「え~今からやろうと思ってたのに~。」
「今までなにやってたのよ!」
眠そうな目をこすっていたのはヴァンパイアのサンディ。夜行性だから朝は弱いらしい。
「もう時間無いから、とりあえず名前だけ書いて。」
「ん~・・・」
グニャグニャした字でルーシーが名前を書き始めたとき・・・。
ズドーーン!!
グラウンドに何か落ちた!?
すごい大きな音がして、教室が揺れた。
「わああ!な、何!?」
「・・・外になんかいるよ。」
ルーシェが窓の外を示した。
・・・見ると、グラウンドに変なロボットが立っていた。
~つづく~