高気圧と退屈 | 南空知文庫

高気圧と退屈


 北海道の夏は、最近はいくらか湿度が上がってきたとはいえ、まだまだ他の地域に比べると、随分と過ごしやすいわけであります。

 私の札幌の自宅にはクーラーが無くとも、窓を開けて風を入れてやればそこそこ涼しく、2年前までの杉並のアパートでの様に、夜、寝苦しさにのたうち回ることもなくなりました。

 風鈴の音にラムネの香り、うたた寝にひこーき雲、木漏れ日に雫、夕暮れに瓶ビール・・・ まるで午後のまどろみに蕩けちゃいそうな、そんな高気圧と退屈の良好な関係がここにはまだあるのです。

 

           { 夏漫画: 黄昏の坊主頭 }

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{ 大滝詠一 / 空飛ぶくじら }




 ~ 日陰から・白き光を・望む午後 ~ 


 
  ・・・・・ふぅ。