初心者でも簡単? メダカの飼育の基本はこちら

メダカや熱帯魚の飼育にチャレンジしたいとき、どのようにスタートして良いかわからないというお悩みはありませんか?今回はメダカ飼育の基本についてご紹介させていただきます。順番に必要なキットを揃えていけば整った養育環境を作ることができ、長期的に生き物を育てることができます。

何から揃えられる?必要なキットと諸費用

メダカの住まいとして、まず用意したいキットに水槽、エアーポンプ、ろ過フィルター、水草、ライト、餌があります。水槽、エアポンプとろ過フィルターを揃えるのが少しだけ値段が張りますが、これらにはメダカが元気に泳ぎ、バクテリアを分解して水をきれいにする重要な役割があります。水槽の価格帯は5,000円〜30,000円など比較的高価なものまであります。そして水草があると、メダカの隠れ場所としてたまごの産みつけができます。光合成によって酸素を出したり、根から有機物を吸収し水の浄化を助けてくれたりします。ライトを設置できれば昼夜の区別をつける役割をしてくれるでしょう。元気に中を泳げる水槽があると広々として観賞用にも良いですが、アクアテラリウムといってガラス容器の中で水中と陸上を合わせて表現する方法もあります。テラ(terra)とは大地、陸地、リウム(arium)とは場所のことで小さな水景を作ることができます。水槽が置くスペースが確保できない場合も、ボトルアクアテラリウムといった小型ボトルに設置することで省スペースに飼育に挑戦できます。メダカ鉢に観葉植物や水草など酸素を供給する植物をたくさん配置できれば、フィルターやエアポンプの設置なしでも飼育できるでしょう。

水槽に植えられるアイテム

雑草、苔、木の枝、落ち葉、石といった自然のアイテムを用意し、ピンセットを使ってレイアウトしていきます。めだかの水槽専用の砂は2kgが~500円ほどで販売されています。石、苔、木の枝など一部は自然や100円均一で揃えることもできるでしょう。順番としては、砂利を底に注ぎ、筆で砂を馴らし、水を注ぎ、石、流木、水草や苔をレイアウトとしてセットします。流木は大きめの容器に水を張り、アクを抜いておきましょう。テグスなど固定できると良いです。流木や水草は、背景から前景まで高さがだんだんと下がっていくイメージで、砂床に思い切って差し込む感じで植えていきます。

アクアリウム初心者はメダカを何匹飼える?

水槽の大きさが飼える数の目安となります。メダカも生き物ですので、泳ぐのに広々とした空間が必要です。大きければ大きいほどたくさんメダカを飼うことができます。目安は1リットルに対して2匹を目安としてください。30リットルで15~30匹飼えます。

餌の与え方

    餌の与え方として、1日に2~3回、数分で食べ切れる量を与えます。餌の価格帯は30gで~200円、40~100gでは~300円といったイメージです。フレークなどでペットショップやインターネットショップに在庫があります。メダカがきちんと餌を食べているか観察するとなお良いです。食べ残しを防ぐために与えすぎないよう注意します。水中にこぼれた餌を取り除く救い網やコケ取りクリーナー、砂利クリーナーも販売されています。

メダカを上手に育てるハウツー

水槽の水換えについて、毎日交換できると良いですが毎日できない場合でも1週間に1回1/3の水を換えます。交換する水はカルキ抜きしましょう。水のお掃除をしてくれる役割があるバクテリアが生成されるまで1ヶ月ほどかかると考えられますので、飼育の初めはこまめに水の交換に取り組めると良いですね。

メダカの一生と雌雄の見分け方

メダカの一生は1~2 年ほどしか通常生きる期間がありません。春夏秋冬という四季を通じて活動パターンにも変化があります。1年の過ごし方は次の通りです。春、4 月ごろからたまごを産み始めます。産卵にもっとも良い条件は水温25度前後、照明が13時間以上当たった状態です。せっかく孵化した赤ちゃんメダカが育つよう、複数の水槽を用意できると良いです。夏、活動的に泳ぎたくさん餌を食べて、秋冬に備えます。秋にはたまごを生まなくなります。冬、あまり動かないので体内に栄養を貯め込む必要がありません。エサは控え、暖かい場所で飼いましょう。雄と雌の見分け方の特徴としては、オスは「背びれが大きく下側に切れ込みが入っており」、メスは「背びれが小さく雄のような切れこみはなくしりびれも小さい、また雄と比べてお腹に丸みがある」という方法があります。

メダカの種類とまとめ

メダカといっても100以上もの種類があります。ペットショップやホームセンターでも購入できる一般的な代表的なものには、黒メダカ、青メダカ、楊貴妃、光メダカ、白メダカなどあります。アカヒレ、ヒメダカの種類もあります。童謡メダカの学校に登場するのは、黒メダカという種類の最も一般的なめだかです。2種類の異なるメダカを同時に飼うと、産卵のときに本来の色と異なる雑種が生まれてしまう場合もあります。(ヒメダカと黒メダカを同時に飼いたいというケースなど。)種類を見分けるとき、カラーやヒレの特徴で見分ける練習をしていきましょう。