傷は男の勲章って話‥ | 比翼連理 ~執事の愛が重い件~

比翼連理 ~執事の愛が重い件~

当ブログは、年の差11歳の主従が送る日常の風景。ネグレクトの母から赤子の私を引き取り育ててくれた付き人の白侶(ハクロ)は、その美貌と優雅さで見る者を虜にする外面の良い悪魔。そんな彼のドス黒い“本性”を主人ならではの目線で書き綴るノンフィクションです。



本日の画像は
【鬼灯の冷徹】
でお送りします




いやはや
参った参った

日曜日

妻が夕飯の支度中・・・

揚げ物油を
盛大に弾かせ
台所が一時騒然となった
火事に至る程では
なかったが
危うく妻が大火傷
するところだった
滝汗滝汗滝汗

咄嗟に庇えたので
怪我はさせずに済んだが
キラキラえーんキラキラ


ところが・・・


怪我はしていないはずの妻が
半狂乱で
号泣しているではないか
何事だ?
やはり
ドコかぶつけたか?

足に油が
飛んだのだろうか?

服の乱れがクソエロい
四人目イケそうだな
今夜あたり攻めてみるか

など
一瞬で(シチュエーションを)色々考えた



しかし

確認してみるが
それらしい外傷はない


なぜ泣いているのか訊ねると
しゃくり上げながら
やっと
一言絞り出した


……みなちゃ、顔…

……やけ(ど)
……ゴメ(ンね)


妻、これまでにない
ガチの大泣きである

!まったく泣き止まず!
!!言葉にもならない!!


取り敢えずは
私の顔の火傷を
気にしているのであろう事は
見て取れた

私が火傷したのは
額の右側右手

大半の油は髪と服に被った

仰天した妻が
ひっくり返したらマズいと思い
咄嗟に素手で
油鍋を押さえてしまった

右手の火傷は
クッッッソ痛かった
笑い泣き笑い泣き笑い泣きあせるあせる
親指から中指まで
控えめに言っても
もみじ真っ赤っかもみじ
水で冷やしても痛かったw




・・・が

それにしても泣き止まない

最終的に

火傷で美貌が失われても
あなたは私を
愛してくれるでしょう?

なんて冗談かまして
やっと
少し落ち着いてくれた
コーヒーコーヒーコーヒー




自分の大切な者を
守って
作ったキズは勲章だ
この身のどこに
傷が出来ようと気にもならない

妻の
私の一部が欠損したからとて
失われることはない


私もそれを知っている



理想の結婚相手・・・

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それは間違いなく
妻、だろう