蛙の子は蛙。
花屋の子は花屋。
医者の子は医者。
陰陽師の子は陰陽師…
生まれた時から選択肢など無く───
経典を読むのも呪を学ぶのも当たり前。
同級生達が川で遊んでいる時、私は滝行。
鬼ごっこをして走り回っている時、私は仕事で「本物の鬼」と鬼ごっこしていた。
みんなが旅行に行く夏休み、各地の別邸を廻り、修行修行修行修行修行・・
エンドレス!
カッコよかったあ!
放水も凄い迫力で、参加させてもらったけれどとても威力のある物なんだと知った。
担任は、私の家柄を理由に反対した。
画家の先生も、我が家を敵に回すのを嫌がって即刻実家に電話した。
君はご実家を継ぐべきだ!
ガッカリして帰った帰宅後───
「愚か者!」とキレた祖母に、菊一文字で首筋を斬られた。
13針縫った。
・・・・・・当然、話しは流れた。w
そんなわけで───
結果、自分はコレしか出来なかった。
この道でしか生きる術が無かった。w
けれど、
家族を護るために、私利私欲のために呪術を使えるならば、後悔はない。
(^_^)