本当はやりたかった職業‥ | 比翼連理 ~執事の愛が重い件~

比翼連理 ~執事の愛が重い件~

当ブログは、年の差11歳の主従が送る日常の風景。ネグレクトの母から赤子の私を引き取り育ててくれた付き人の白侶(ハクロ)は、その美貌と優雅さで見る者を虜にする外面の良い悪魔。そんな彼のドス黒い“本性”を主人ならではの目線で書き綴るノンフィクションです。

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蛙の子は蛙。

花屋の子は花屋。
医者の子は医者。


陰陽師の子は陰陽師…

生まれた時から選択肢など無く───
経典を読むのも呪を学ぶのも当たり前。


同級生達が川で遊んでいる時、私は滝行。

鬼ごっこをして走り回っている時、私は仕事で「本物の鬼」と鬼ごっこしていた。

みんなが旅行に行く夏休み、各地の別邸を廻り、修行修行修行修行修行・・
エンドレス!



本当は、私は消防士になりたかった
子供の頃に、弟とはしご車に乗ったのがキッカケだった。

カッコよかったあ!

放水も凄い迫力で、参加させてもらったけれどとても威力のある物なんだと知った。



高校生になってからは、
日本画家陶芸家に憧れた。
ツテを使って著名な先生に連絡を取り、弟子にしてくれと頭を下げに行く覚悟だった。

担任は、私の家柄を理由に反対した。
画家の先生も、我が家を敵に回すのを嫌がって即刻実家に電話した。

君はご実家を継ぐべきだ!



ガッカリして帰った帰宅後───

「愚か者!」とキレた祖母に、菊一文字で首筋を斬られた。
13針縫った。



・・・・・・当然、話しは流れた。w




そんなわけで───

結果、自分はコレしか出来なかった。
この道でしか生きる術が無かった。w



けれど、

家族を護るために、私利私欲のために呪術を使えるならば、後悔はない。
(^_^)