しゃけの時々日記


まりもがつくった紙の花束。



ギャラリー村岡 さんに展示させていただいています。




自分の作品を多くの方に見て貰えたらいいなということで勇気を出し、

ギャラリーの一角、展示中の私の品のそばに並べさせてほしいということを

娘がオーナー村岡氏に突撃お願い。快く承諾して頂いたのです。




花束には値段もつけています。



もし売れたら、売上は自分のおこづかいと(^m^)・・・

一部はあることに少しでも役立つように、という思いも。








”あること”というのは・・・今、日本に起きている原発事故にかかわるさまざまな問題について。




今、8歳なりにいろいろ思うこと。



お外や海でおもいっきりあそびたい。


いろいろ安心して食べ物を食べたい。


大好きな海苔や魚は?


花や虫はどうなるの?



放射能はずっとなくならないんでしょ?何であるの?



ただ普段は

その思いや願いを口に出したり、文章にして表にだすことはとても辛いことのよう。




大事故後、東京で生活しているにあたり、色々と気を付けていかなくてはならない日々について

時にがまんが溢れ、ひっそり泣いてしまうこともある娘。



そんなときだけ彼女は”原発なんかなくなればいい”  とはっきり口にします。




そしてその思いは関東にいる自分や友達のことだけでなく、

福島、東北の子は・・・?ということにもつながります。






娘はそうしたこの数か月のもろもろを

この紙の花束に託したようです。










今、北海道の函館市や周辺の北斗市が抱えている、気がかりがあります。


それは函館市から約20キロの距離に位置する青森県・大間。

そこに世界でも初めて、未だその扱いが未知数の

プルト二ウムMOX燃料で全炉が稼働される予定という大間原子力発電所建設のこと。

現在その施設は約40%が完成している段階ということです。






日本にこんな大事故が起きて以後も



すでに決められていることだから。

多額の助成金によってやっと潤ったのだから。

投資のこともあるし、それがなければ経済は成り立たないんだから。

ということになってしまっているそう。



そして肝心の建設中の地元・青森大間では

一般の市民の方々は反対の声をあげることどころか

それを話題にすることすら許されないような、

声をあげればそこには住み続けさせてすらもらえないような

重苦しい雰囲気すらあるというのです。

特に小さな子どもたちを抱える世代、ママ達の思いはいかばかりでしょうか。






ひとたびその大間の原発施設に不具合が起きれば

その影響が計り知れないという函館市など周辺の市や町。


でも”他の自治体なのだから”ということで

大間原発計画の話し合いにはなかなかいれてもらえない、ということ。


でもこの原発の問題は近隣の町や市だけどころの単純な影響にとどまらないということは

もう誰もが知ってしまったこと。

北海道の泊原発も定期点検されて長らくお休みしていたということだったのに、

ここへきて急に再開されることに。



これらはみんな本当に、一般市民の願いの集まりなのでしょうか。







本当は怖いけれどしょうがない。


どうしたらいいのかわからない。


どうしようもない。



大人達はまだ色々な情報や、理屈を得、

頭では何となくはわかったような気持ちに、なってもいられるかもしれません。





でも、こども達は?





この大きな問題はそのまま、東北、福島、大間、函館のことだけではなく、

今後、日本中のこどもたちが背負っていかなくてはならくなります。

悲しいけれどもう既にそうなってしまっています。





けれど、今からでも大人達が諦めず、もう一度話し合って、そしてどうするか、一生懸命に考え

そして、できるところからでも何とかできはしないでしょうか。


何かが間違ってしまっていた、ということを知ったとき、そこからもう一度やり直せる。



その為の「想像力」というものは人間に許された、

とてもありがたいものだとも思います。









◆建設中の青森・大間原発について、

函館市議会は6・30~7・20までの定例会で、

原発発依存からの脱却と大間原子力発電所建設の凍結を求める意見書の提出を

満場一致で可決したとのこと。

そして稼働中止を求め、函館・ギャラリー村岡さん、函館の多くの工芸家さん達も署名活動をされています。

ギャラリー村岡は昔から私がお世話になってきたギャラリーさん。

今、私もまりもも函館の工芸家の方々と共に小物の作品展示をさせていただいているところです。



署名という手段は地味ですが

自分の一つの声を直接伝えるために有効なひとつであることは皆様ご存知のことと思います。


◆大間原発稼働中止を求める署名について◆

ひとまずこの8月一杯、函館・ギャラリー村岡さんに署名用紙が置かれており、皆様のご協力を募っています。

署名にあたっての詳しい要望内容はこちら


NEW 8月をすぎましたが 引き続き署名を集めさせていただくことになりました。

一筆でも多くのお声が必要です。ご協力頂ければ幸いです。

◆遠方やお忙しいなどで 署名をする為にギャラリー村岡に足を運んで頂けないなどの場合

 私、しゃけこと荒巻裕子宛にメールで 

 ①お名前(できればご家族様、ご親戚様なども)②ご住所をお知らせください。


◆ 荒巻裕子メールアドレスは   pc@m-c-r.name   です。

 頂いたお名前・ご住所はギャラリー村岡オーナー、村岡武司氏 に私が責任を持ってお伝えします。

 署名代筆は村岡氏が責任を持ってしてくれます。

 

・代筆署名は赤ちゃん、ご年配、お体が不自由、外国籍などで字を書くのが難しい方なども

 ご本人様の承諾(赤ちゃん、幼児は保護者の)があれば大丈夫、とのことです。

 一人でも多くの方のご協力が必要です。よろしくお願いいたします。


・署名代筆は私を通さず、村岡氏に直接、お電話やメールでの依頼も大丈夫です。









しゃけの時々日記


まりもの紙の花束。


売上の一部は大間原発中止への活動に役立てて頂く為、ギャラリー村岡さんに託します。