コウモリが飛び交う季節になって来ました。

我が家の断熱は外断熱方式なので、外壁と断熱材の間に空間(空気の通り道)があり、温まった空気は屋根の上から放出しています。

その空間にコウモリが棲み付くので、長年困っています。

空間を塞ぐのが一番簡単ですが、塞いでしまうと空気が通らないので断熱効果が失われます。

 

漸く、問題が解決できたのです。

このシートを見つけるのに何年かかったか・・・・・

①空気が通る:断熱効果を維持できること

②加工のしやすさ:折り曲げるので私でもできること

③価格:ステンレス・アルミ素材は高価すぎる

この3点を全てクリアーしたのです。

見開きは3㎜の樹脂製ネット(マルチメッシュ)です。

これなら絶対コウモリは侵入できません。

廃ポリエチレンを使用しているので低価格(一巻き2000円弱)

隙間の寸法に合わせハサミで切って指で折り曲げました

隙間の幅は4.5~0.7㎝とバラついています

隙間の寸法に合わせ指で四角形に折り曲げて、隙間に差し込みました。

コンクリートの隙間は丸め差し込みました

特に注意したのはコーナーの部分です

ネットの接合部に隙間が生じるため、外側からネットを差し込んで切り目を入れクロスしました。

直角部はこのようになります

隙間の狭い部分は丸めたネットを差し込みました

 

処置したのは東面・南面とベランダの合計約30mです。

これで多分、大丈夫と思っています。

新築してからの悩みが解決した感じです。

去年の今頃、知り合いで建材を扱っている人に相談しましたが、解決に至らなかったのです。

ホームセンターコメリで材料探しをしていた時、偶然、目にしたのです。

価格が失敗して無駄になっても納得の90㎝×5m一巻き1980円だったので、これだと思い決めました。

施行は、寸法に合わせ(4.5㎝×4=18㎝)を切り取り、指で四角に折りたたみ、脚立に跨って差し込みました。

また、挿しこんだシートがトンネル状になっているので、往来を防ぐために、継ぎ目に遮断を目的としたシートを差込みました。

余ったシートは1.2mで無駄なく出来ました。

経費は、材料だけで、施工費はゼロ円です。

現時点では満足しています。

結果は、コウモリの行動が盛んになる夏場を越えるまで、お預けです・・・・・

 

閲覧注意

施行中に出て来たコウモリです。

4匹いましたが2匹はすぐに飛び去りました。

下に落ちて震えている状態です。

突いたら飛び立ち壁に止まりました

 

追記

コウモリはどのくらいの隙間があれば侵入するか。

私の観察から0.8㎝の隙間があれば侵入すると思います。

冬、風雪が吹き付ける西・北面には、塒は無いようです。

しかし、24時間換気の空気取り入れ口や換気扇出口は要注意です。

 

コウモリは嫌われものですが、暗くなると行動を始め飛びながら虫捕食しているので、どちらかと言えば『易虫』?の部類と思います。

迷惑と感じるのは糞で、衛生面から問題です。

それと、建物中で死んだ場合、乾燥してミイラ化となので、他の虫やダニなどが繁殖すことです。

今回も、塞いでいたテープの粘着面には大量の糞が付着していました。

 

外壁と断熱材の隙間には、コウモリなどの侵入を防ぐパンチペタルが施してあるので、侵入はしていないようです。

 

一週間くらい、この作業に没頭しました。