季節は桜から別の花へとバトンタッチ

自宅と、勤務先と、最寄りのスーパー

最近は図書館の自習室も加わった私の日常

書くネタなくて更新さぼり気味ですが

唯一の楽しみだったのが、真田広之様主演＆プロデュースの

ドラマシリーズ『SHOGUN 将軍』がこの度完結

SHOGUNロスで自宅学習手につきません

（↑いつもだろ）

ということで本日の『Dream of a Dream』

『SHOGUN』最終話の副題を拝借しております

ご覧になっていない方様にざっくり

解説いれますと

『SHOGUN～将軍」は

ジェームズ・クラベルさんというイギリスの方が書いた

小説を元にしたテレビドラマでございます。

徳川家康に信頼されサムライになった

三浦按針（ウィリアム・アダムス）がモデルに

ジョン・ブラックソーンというイギリス人の航海士を主人公に

彼の目を通してみた、日本の戦国時代の物語なんですね

1975年かかれた小説は大ヒット

1980年代には三船敏郎様を虎長（家康）役にして

ドラマ化もされています。

昭和生まれの私は、後半数話だけですが

リアルタイムで拝見しており、

この話って日本の歴史のパクりじゃないのと

驚いて図書館で、原作を借りて

外国の人って

こんな風に日本をとらえているんだ～

と苦笑しながら、興味をもって

調べてくれてありがとう

などと思った思い出深い作品です。

2024年のリメイク版は、真田広之さんが

徳川家康をモデルとした吉井虎永役で出演

加えてプロデューサーも務め

日本語のセリフも、衣装も、美術も、俳優たちの所作も

日本チームで制作ということで

配信を楽しみしていました。

予告編貼っておきますね

ドラマは先日完結。

地上波放送ではないのでネタバレは控えますが

最終話は賛否両論ありました。

これは何故かといいますと

関ケ原の戦い前までの物語になっていたからなんですね

え～　いちばん盛り上がる場面なのにぃ～！

散々盛り上げて

ここで終わっちゃうのぉ～　

この制作陣ならできるでしょ

もっとブラックストーンと虎長様をみせろー！

『SHOGUN』が足りないー！

もっとこの物語をよこせー！

という声が大半　

物語は原作に忠実に

作ってくれているのだけど

完成度高すぎて期待しちゃうんですよね

きっとドラマをご覧になった多くの人が、

日本史の本を広げたり

原作を読み始めたりされるのではないでしようか。

さて、この作品は

原作は日本に関する知識が殆どない外国人向けに

わかりやすく、そして楽しく日本の文化を

感じてみて下さいねという内容になっています。

たくさんいる戦国武将たちを

史実通りに登場させ物語を進行させてしまうと

混乱しますので、創作をいれて、人物の間引きをしたり

人物設定が主人公のブラックソーンにあわせて

大幅に変更されています。

なので名前もかわります。

徳川家康は、虎永に名前がかわりますし

石田三成は石堂、淀君は落葉の方になりますし、

細川ガラシャ夫人にいたっては、

鞠子とい名の通訳となり主人公の

ブラックストーンと恋におちます　笑

関ケ原の戦いっぽい話だけどけど

違うからねー　これはエンターテイメントだよー

のテイをとっています。

私は既に原作を読んで、結末がどうなるか

わかっていたのですが

（ドラマの結末は、原作通りになっています）

2024年版は主人公を虎長とブラッドストーンとしているため

原作既読組の私も虎長様には振り回されました。

８０年版は、ブラックソーンをメインに

ある意味原作に近かったのですが

2024年版は、実際の日本文化に近づけたって感じ

日本には「本音と建前」という言葉がありますが

ここではさらにわかりやすく

礼儀は建て前

人の心は３つの心をもつ

世間にみせる上辺の心

友にみせる本音の心

そして誰にもみせない秘密の心

といった表現で説明されます。

ドラマの中で初めて日本へやってきた

ブラックソーンは、この地を生き抜く掟として

これらのことを教えられますが、

それは視聴者である私たちも同様

登場人物みんな策士なので

口でいうことと、考えることが反対だったりします。

原作に感じたアドベンチャーゲームが

虎長様にかわることでチェスゲームとなり

チェスや将棋の強い人ってずっとの展開を

読んで勝敗をつけてますよね。

何もわからない凡人はオタオタと

夢の中で手探りで動いている

最終話、まんまと虎長様に騙されました。

史実を知っているのに、原作読んでいるのに

結局二度も騙されてしまった私

（くやしー）

家康から虎長に名前がかわっても

タヌキ親父は、やっぱりタヌキ親父でした

てことで、ドラマをご覧になってない方には

何いいっての？な本日のお話ですが

面白かったドラマでしたので

感想をのせておきます。

そうそう８０年代といえば

こんな曲を思い出しました

Peter Ceteraの　『Glory of Love』

映画『ベストキッド２』の主題歌で

とてもヒットした作品なのですが

この映画に登場する日本が

全然日本ではなくて

茶道のシーンとかですね

そうじゃないー！お願いだからやめてくれー！

と当時思ったもんです

クラベルさんの小説を読んだのもこの映画が

流行ってたくらいじゃないかなぁ

本作にも茶の湯が登場しますが

なんかいろいろ思い出して面白かったです。