ヨーロッパ最王手のワイングラスカンパニー「リーデル」。
その創業家一族の10代目当主「ゲオルグ・ヨーゼフ・リーデル氏」による
特別セミナーに参加してきました。
セミナーの詳しい情報は、こちら

日本初のオープンチケット販売による開催ということで、
大変貴重な場に参加できてたことを、非常にうれしく思ってます♪

会場に入ると、3種類のワイングラスと、3種類の赤ワインが
既に用意されていました。
どんなセミナーになるのかと、ワクワクしてきます。
リーデル家10代目当主「ゲオルグ・ヨーゼフ・リーデル氏」による特別セミナー | いよいよスタート


こちらがその「ゲオルグ・ヨーゼフ・リーデル氏」。
通訳の女性もいましたが、
ゆっくりしたスピードで英語ではっきり話してくれたので、
本人の伝えるニュアンスもわかり、すごくよかったです。

リーデル家10代目当主「ゲオルグ・ヨーゼフ・リーデル氏」による特別セミナー |ゲオルグ・ヨーゼフ・リーデル氏

まず始めのテイスティングは、
ボトルの水を直接飲んでください!とのこと。

てっきり、口をゆすぐために水がおいてあるのだと思っていたので、
これにはびっくりしました。

というわけで、
「Cheers!」


舌にしばらくお水を乗せて、その味を感じてほしいとのことで、
こんなにしっかりお水の味を探ったのは、初めての経験です。

次に、ワイングラスに同じ水を移してテイスティング。
グラスの種類は、すべてヴィノムXL シリーズで、
奥から、ピノ・ノワール、シラー、カベルネ・ソーヴィニヨンです。
リーデル家10代目当主「ゲオルグ・ヨーゼフ・リーデル氏」による特別セミナー | まずは水でテイスティング


お水でも味に差が出るのには、おどろきました。
そして、どの水が美味しいと思うかは、人それぞれの好み。
正解はありません。

ただ、リーデルでワイングラスを作る際には、
このようなテイスティングを重ね、大衆の意見を採用していくのだそうです。

お次は、いよいよワインでテイスティング。

適したワインで飲まないと、フレッシュな果実味を感じられなかったり、
フィニッシュのときに、不快な苦味を感じたり、などなど、
本来持っているワインの良さを引き出せないことが、よ~~~くわかりました。
もったいないですね。

しかも、同じワイングラスでも、誤ったグラスを選んでしまうなら、
プラスチックのコップで飲む方がまだおいしかったのには、おどろきました。
こんなにも違うものなのですね・・・。

リーデル家10代目当主「ゲオルグ・ヨーゼフ・リーデル氏」による特別セミナー | 3種のワイングラスで飲み比べ


リーデル家10代目当主「ゲオルグ・ヨーゼフ・リーデル氏」による特別セミナー | カベルネソーヴィニヨンの容量が950ccであるというお話から・・・w

これまで最も売れた=リーデルを築いたという、カベルネ・ソーヴィニヨングラス。
その容量の大きさを証明するために、ボトルのワインをいつまでも注ぎ続けるパフォーマンスは、
ちょっと、はらはらしましたw



お次は、ワインとチョコレートのマリアージュをチェック。

カベルネ・ソーヴィニヨンを、適したグラスとそうでないピノ・ノワールグラスに入れて、
チョコレートを食べた後に、それぞれのグラスからワインを頂きます。

この差は歴然!
ピノ・ノワールグラスでは、ワインもチョコレートも美味しく感じません...。
正直、自分の味覚にそこまで自信はありませんが、
これははっきり、美味しくないと断定できます!
せっかくのチョコレートが台無しです。

ワイングラスは、ワインだけでなく、
食事にも影響するしてしまうということがよくわかります。

リーデル家10代目当主「ゲオルグ・ヨーゼフ・リーデル氏」による特別セミナー | ワインとチョコレートのマリアージュ



最後に、ゲオルグ・ヨーゼフ・リーデル氏は、
ワインに与える4つの重要な要素を説明して、会を締めくくりました。

その要素とは、

1.ワインを一緒に飲む「仲間」
2.ワインの温度
3.デキャンタージュ
4.グラス


4点目は、確かにそうですよねw

デキャンタージュに関しては、
デキャンタがなくても、飲む24時間前にコルクを抜いておけば、それでよいそうです。
それなら自宅てもできそうですね。

リーデルでは、ブドウや地名の名前をつけてワイングラスを販売しているものが多いですが、
「どのグラスが一番合うかを決めるのは、私たちではなく飲み手である皆さんです」
というゲオルグ・ヨーゼフ・リーデル氏の言葉は、非常に印象的でした。


この大変貴重なセミナーに参加できて、
得るものも多く、今後はよりいっそうワインを楽しめそうです。

本当に有意義なセミナーでした。
ありがとうございました。