◌ ͙❁˚こぎん刺し◌ ͙❁˚
こぎん刺しとは
津軽地方に伝わる刺し子技法の一種
その歴史は古く
江戸時代にまで遡るそうです
当時、津軽地方の農家の方々は
麻で作られた着物を着て
農作業をしていたそうです
麻布で作られた野良着の
補強と保温性を高めるため
女性たちが
木綿糸で刺し子をしたのが
はじまりだと言われています
農家の女性たちの
知恵と工夫から生まれた
こぎん刺し
津軽地方では野良着のことを
こぎん
と呼んでいたため
こぎん刺しという名前がついたそうです
伝統的なこぎん刺しは
藍染の麻布に白い木綿糸が特徴
現在では
様々な布や糸が使われるようになり
現代風にアレンジされた図柄も
増えてきています
刺繍や刺し子が好きで
よく自分でも縫っていたんですが
津軽こぎん刺しは
どうしても独学することができず
習えるところを
ずっと探していました
たまたま
素敵な先生に出逢うことができ
ようやく
こぎん刺しを習えることになり
まりもさんと一緒に
昨日
二人でワクワクしながら
行ってきましたよ
まずは
好きな図案を選びます
まりもさんは左
わたしは右
ひゃー
難しい
どこを縫っていけばいいのか
迷子になる…
あれ?
お針は
今どこにいるだっけ?
これから
どこ縫うんだっけ?
間違って
何度もやり直し
行ったり来たり…
少し糸の色を変えて
ちくちく
ちくちく
半分折り返したところから
また
何度も何度も
迷子…
ヘアゴムとして使います
青森出身の女性
青森県の文化と
こぎん刺しの文化を
広めたいと
都内で活動されています
先生の作品紹介
先生は
教えるのも親切で丁寧で
とても優しくて
話しやすい方でした
ふんわりした雰囲気
にっこり笑顔が
りんごみたいに可愛くって
とても癒されました
これは先生が考えた
青森県の宇宙人の図案だそうです
素晴らしいアイデア!
こぎん刺しするのに
2時間半もかかったんです…
それ考えると
昔の日本人たちって
凄い技ですよね
昔は
電気もなかったので
暗い中で
ちくちくちくちく
一針一針
麻の着物じゃ寒い冬を凌げない
そこから
わずかに手に入る木綿糸を
麻の着物に
一針一針
ちくちくちくちく
そこに
少しでも華やかに見えるように
模様を入れようと考えて
そこから
いろんな模様が生まれたのですね
足りない物から生まれる知恵
ボロになった着物を
限られた材料を使い
どう生まれ変わらせるのか
どう活かすのか
日本人の
もったいないの精神
物を大切に使う心
こぎん刺しを
実際
やってみて
凄いなぁって
感動しまくりでした
昔の人たちの話を
先生から聞きながら
その気持ちを
一針一針縫うたびに
いろんなことを感じました
あー
やっぱり
わたしは
ボロ布や伝統的なモノが
大好きなんだなぁ
こぎん刺しを
この手に身に付けることが出来て
本当に良かった!
わたしの脳ミソは悪いけど
手は賢いぞ‼︎
まだまだ
いろんな事を
この手に覚えさせていこう