お金の話をするとき、

いきなり「いくら必要?」の話になりがちです。

 

毎月いくら貯めるか。

老後に必要な金額はいくらか。

 

でも、その数字は、暮らし方や家族の形で大きく変わります。

 

だからその前に、自分がどんな時間軸の中にいるか確認しておくと、ずいぶん見通しがよくなります。

 

やってみてほしいのは、とてもシンプルなことです。

 

 

今の自分の年齢を書く。

家族がいれば、それぞれの年齢も書く。

 

そこに、これからの出来事をざっと並べてみる。

 

たとえばこんな感じです。

 

 

子どもが小学3年生なら…。

中学入学は4年後、大学入学は10年後。

もしかしたら、その1年前からは受験勉強で忙しいかもしれない。

 

退職まであと△年なら…。

旅行や趣味を楽しみたい。でも、年金が始まるまでの数年間、収入はどうなるだろう。り旅行をしようか。

 

親が80歳目前なら…。

まだまだ健康でいてくれるだろうか、介護のことを考えたほうがいいのだろうか。

 

今ひとりで暮らしているなら…。

気に合う仲間とゆるくつながっていたい。自分のペースで働けるのは、何歳ごろまでだろう。

 

自分に当てはまるものだけで十分です。

 

 

この年表、実はとても大事な地図になります。

 

お金が動くタイミングは、たいていライフイベントと重なっています。

 

自分の年表がぼんやりしていると、「いつに向けて、何を準備すればいいか」が見えにくくなってしまいます。

 

完璧な計画である必要はありません。

 

「そのころ、うちはこういう状況か」とおおまかにイメージできるだけで、お金の話はぐっと現実的になります。

 

次回は、この年表をもとに

「いつ、どんなお金が動くのか」を見ていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 
長井美奈枝(ながいみなえ)
ファイナンシャルプランナー
1970年生まれ。神奈川県川崎市在住。
 
銀行勤務14年を経て、2007年よりファイナンシャルプランナーとして独立。
金融知識だけでなく、暮らしに寄り添ったアドバイスを大切にしながら、
50代以上の女性を中心に、個別相談やライフプラン講座を行っています。

「お金に向きあうことで、これからの人生に安心を」
そんな思いを込めて、日々ブログを更新中。
 

 

 

「相談」と聞くと、専門家に答えを教えてもらうもの。

 

そんなイメージを持つ方も多いかもしれません。

 

でも、FPとして日々お話を聞いていると、

だんだん、そうでもないな…と思うようになりました。

 

 

もちろん、知らないことを答えるというタイプの相談もあります。

 

制度のこと。

税金のこと。

手続きのこと。

 

そういう時は「知識」を受け取りに来ている感じ。

 

一方で

 

「保険、どうしたらいいですか」

「老後のお金、足りますか」

「運用、したほうがいいですか」

 

こういうご相談は、少し様子が違います。

 

話を聞いていくと、多くの方が、すでに”答えのようなもの”を持っている。

でも、まだ言葉になっていないだけ。霧の中にあるような感じです。

「何となくそう思っていたんですけど、そういうことなんですね」

この言葉、相談の中でよく聞きます。

その人の中にあったものが、形になった瞬間です。

 

 

私自身も、自分のお金のことで迷うことがあります。

そんなときは、頭の中に「もう一人の私(仮想FP)を呼び出して、お客様に質問しているときと同じように、自分にも問いかけてみる。

 

「それ、本当にやりたいこと?」

「今の自分にとって必要なのは、どっち?」

 

問いかけを重ねていくうちに

「あ、答えはもうあったんだ」と気づくことがあります。

 

外から答えを持ってくるより、

自分の中から見つけた答えの方が、腑に落ちる。

 

そして、腑に落ちたことは、

ちゃんと行動につながる。

 

 

 

お金の相談は、

人生の相談でもあります。

 

答えをもらう場というより

自分の中にあるものを、言葉にしていく時間。

 

もし今、何かぐるぐる考えていることがあれば、

その霧を、少し一緒にほどいてみませんか。

 

 

 

 

 

 

 

 
長井美奈枝(ながいみなえ)
ファイナンシャルプランナー
1970年生まれ。神奈川県川崎市在住。
 
銀行勤務14年を経て、2007年よりファイナンシャルプランナーとして独立。
金融知識だけでなく、暮らしに寄り添ったアドバイスを大切にしながら、
50代以上の女性を中心に、個別相談やライフプラン講座を行っています。

「お金に向きあうことで、これからの人生に安心を」
そんな思いを込めて、日々ブログを更新中。
 

 

 

仕事に就いて考える時、収入のことだけでなく、「社会とのつながりが変わってしまうのではないか」と感じることもあります。

 

毎日職場に行くこと。

誰かと会話をすること。

自分の居場所があること。

 

こうした積み重ねは、思っている以上に安心につながっているのかもしれません。

 

仕事は生活の一部であると同時に、人とかかわるきっかけでもあります。

 

働き方が変わることを考えると「これまでのような関わりが減ってしまうのではないかと」と感じることもあります。

 

けれど、社会との接点は、必ずしも今と同じ形である必要はありません。

関わり方は、一つではないからです。

 

働く時間が変わることもあれば、

働く場所が変わることもあります。

関わる相手や関係性が、時間の経過とともに変化することもあります。

 

それでも、人との接点や、社会とのつながりがすべてなくなってしまうわけではありません。

 

 

どんな形が自分にとって心地よいのかを考えてみることも、これからの仕事を考える一つの視点になります。

 

 

仕事は「同じ形で続くかどうか」ではなく、

「どんな関わり方ができるか」という見方のほうが大切なのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
長井美奈枝(ながいみなえ)
ファイナンシャルプランナー
1970年生まれ。神奈川県川崎市在住。
 
銀行勤務14年を経て、2007年よりファイナンシャルプランナーとして独立。
金融知識だけでなく、暮らしに寄り添ったアドバイスを大切にしながら、
50代以上の女性を中心に、個別相談やライフプラン講座を行っています。

「お金に向きあうことで、これからの人生に安心を」
そんな思いを込めて、日々ブログを更新中。