何年生きるかは自分では決められない。
いかに生きるかは自分次第。
この先何年一緒に過ごせるかではなく、いかに過ごすかを大事にしたい。
誰からも愛され、惜しまれる人。
優しく、強く、美しく、という生き様を見習いたい。
愚痴や不満を言わず、笑顔でいたい。
誰かの支えになリたい。
毎朝、新しい朝に感謝したい。
最期の瞬間、鼓動止む時に、愛する人に「愛してる」と言って旅立ちたい。
好きと、大好きと、愛してるの違いについて考える。
一緒にいる時間の長さではなく、思いの深さ、気持ちの強さ。
思いを寄せるだけでなく、想い合うこと。
一方的に尽くすのではなく、望む事をしてあげて、相手の喜びが自分の幸せになること。
今までに「愛してる」って言ったことはないと思う。
どんな時も、どんなところも、愛せるだろうか。
自然に愛してると言えるようになりたい。
こんなことを漠然とではなく、誰かを想いながら具体的に考えられる幸せ。
今は自分のこととして、考えることができる。
素敵な旦那様がいて、かわいい二人のお子さんに恵まれて、ご両親が健在で、愛に溢れた家族に囲まれての闘病生活。
あの頃はただ羨ましかった。
乳がんにかかり、34歳という若さでこの世を去ることはとても不運だけれど、不幸ではない。
お気の毒だけれど、可哀想ではない。
がんとの戦いだけが彼女の人生ではない。
人生という旅路は、ゴールだけが大事なのではなく、その道のり全てが思い出。
人生というパズルを完成させた時、最期のピースが「愛してる」だったなら、とても素敵だと思う。
短すぎるけれど、こんなにも多くの人に感銘を与え、多くの人の心に刻まれた輝かしい人生。
これからの私の人生は、どんなことで彩られていくのだろう?
色鮮やかで、愛と幸せに満ちた人生でありますように☆